2級建築施工管理技士 第一次検定「設備・契約等」のうち、屋外工事(舗装・屋外排水・植栽)の問題です(重要度A)。一問一答7問 → 四肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:A 難易度:★★☆
問1:アスファルト舗装の路盤において、上層路盤には修正CBRが30以上のクラッシャランを、下層路盤には修正CBRが80以上の粒度調整砕石を用いるのが標準的である。
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正解:×
上層路盤と下層路盤の材料が逆です。表層・基層の直下にある上層路盤には、より支持力の高い粒度調整砕石(修正CBR80以上)などを用い、その下の下層路盤にクラッシャラン(修正CBR30以上など)などを用います(舗装の構造に関する技術基準 別表1 表1-1、標準仕様書22.3.3 表22.3.1)。
重要度:A 難易度:★★☆
問2:公共建築工事標準仕様書によれば、舗装の路床の締固め度は、測定した現場密度が最大乾燥密度の95%以上となるようにする。
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正解:×
標準仕様書では、路床の締固め度は現場密度が最大乾燥密度の90%以上とされています。なお、路盤は93%以上、アスファルト舗装は基準密度の94%以上です(標準仕様書22.2.2(3)、22.3.2(2)、22.4.2(2))。
重要度:A 難易度:★★☆
問3:アスファルト舗装において、プライムコートは基層と表層の間などアスファルト混合物層の間に散布し、タックコートは仕上げた路盤の表面に散布する。
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正解:×
散布箇所が逆です。プライムコートは、路盤の仕上げに引き続いて直ちに、路盤と加熱アスファルト混合物の間に散布します(標準仕様書22.4.5(2))。タックコートは、基層と表層の間など、アスファルト混合物層の間に、上層の混合物を舗設する前に散布します(東京都建設局の車道舗装構造図、地方公共団体の土木工事仕様書など)。
重要度:A 難易度:★☆☆
問4:アスファルト舗装の転圧完了後の交通開放は、原則として、舗装表面温度が50℃以下になってから行う。
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正解:○
交通開放は、原則として舗装表面温度が50℃以下になってから行います(地方公共団体の土木工事仕様書:青森市 道路復旧工事4.3.2、さいたま市土木工事実務要覧など)。なお、建築工事編の標準仕様書22章には交通開放温度の規定はありません。
重要度:A 難易度:★☆☆
問5:下水道法施行令に定める排水設備の技術上の基準によれば、もっぱら雨水を排除するますの底にはインバートを設け、汚水を排除するますの底には泥だめを設ける。
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正解:×
雨水と汚水が逆です。もっぱら雨水を排除するますの底には深さ15cm以上の泥だめを、汚水を排除するますなどの底には接続する管の内径に応じた幅のインバートを設けます(下水道法施行令第8条第10号、標準仕様書21.2.2(6)(キ))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問6:公共建築工事標準仕様書によれば、遠心力鉄筋コンクリート管のソケット管は、受口を上流に向けて、水下(下流側)から敷設する。
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正解:○
標準仕様書では、ソケット管は受口を上流に向けて水下から敷設し、差込み管との隙間には硬練りモルタルを充填して目塗りを行うとされています(標準仕様書21.2.2(7)(イ))。
重要度:A 難易度:★☆☆
問7:公共建築工事標準仕様書によれば、新植樹木の枯補償の期間は、特記がなければ、引渡しの日から1年とする。
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正解:○
標準仕様書では、新植樹木の枯補償の期間は、特記がなければ引渡しの日から1年とされています。期間内に枯死などが生じた場合は、天災その他やむを得ない場合を除き、同等以上のものを再植樹します(標準仕様書23.3.4)。
四肢択一
重要度:A 難易度:★★☆
問8:屋外排水工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 下水道法施行令に定める排水設備の技術上の基準では、管渠の勾配は、やむを得ない場合を除き、1/100以上とする。
- 下水道法施行令に定める排水設備の技術上の基準では、暗渠である部分のうち、下水の流路の方向又は勾配が著しく変化する箇所には、管渠の清掃に支障がない場合を除き、ます又はマンホールを設ける。
- 公共建築工事標準仕様書によれば、硬質ポリ塩化ビニル管をコンクリート製のマンホール等に接続する場合は、構造物から1m以内にゴム輪接合部を設ける。
- 公共建築工事標準仕様書によれば、排水管の埋戻しは、1層の仕上り厚さを30cm以下とし、十分締め固めながら行う。
【第8問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。標準仕様書では、排水管の埋戻しの1層の仕上り厚さは20cm以下とされています。30cm以下ではありません(標準仕様書21.2.2(3))。
1:適当。管渠の勾配は、やむを得ない場合を除き1/100以上とします(下水道法施行令第8条第5号)。
2:適当。流路の方向や勾配が著しく変化する箇所には、清掃に支障がない場合を除き、ます又はマンホールを設けます(下水道法施行令第8条第8号ロ)。
3:適当。マンホール等のコンクリート構造物に接続する場合は、構造物から1m以内にゴム輪接合部を設けます(標準仕様書21.2.2(8)(エ))。
4:不適当。1層の仕上り厚さは20cm以下です(標準仕様書21.2.2(3))。
重要度:A 難易度:★★☆
問9:公共建築工事標準仕様書による構内のアスファルト舗装工事に関する記述として、最も適当なものはどれか。
- 路盤の締固め度は、測定した現場密度が最大乾燥密度の90%以上とする。
- アスファルト混合物等の敷均し時の温度は、110℃以上とする。
- 施工時の気温が10℃以下の場合は、原則として、施工を行わない。
- 路盤材料は、一層の締固め後の仕上り厚さが300mmを超えないように敷き均す。
【第9問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。標準仕様書では、アスファルト混合物等の敷均し時の温度は110℃以上とされています(標準仕様書22.4.5(3)(ウ))。
1:不適当。路盤の締固め度は最大乾燥密度の93%以上です。90%以上は路床の値です(標準仕様書22.3.2(2)、22.2.2(3))。
2:適当。敷均し時の温度は110℃以上です(標準仕様書22.4.5(3)(ウ))。
3:不適当。原則として施工を行わないのは、気温が5℃以下の場合です(標準仕様書22.4.5(1))。
4:不適当。一層の仕上り厚さは200mmを超えないようにします(標準仕様書22.3.4(1))。
重要度:A 難易度:★★☆
問10:公共建築工事標準仕様書による構内の舗装工事に関する次の記述のうち、適当なものはいくつあるか。ただし、特記はないものとする。
a.透水性アスファルト舗装では、プライムコートを施工しない。
b.インターロッキングブロック舗装の車路の割付けは、ヘリンボンボンドとする。
c.駐車場のコンクリート舗装では、横方向に3m程度ごとに収縮目地を設ける。
d.コンクリート舗装と建築物との取合い部分には、収縮目地を設ける。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
【第10問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。a・b・cの3つが適当で、dが不適当です。建築物・構造物との取合いや舗装内の桝の周囲には、収縮目地ではなく伸縮調整目地を設けます(標準仕様書22.5.4(5) 表22.5.3)。
1:不適当。適当なものはa・b・cの3つです。
2:不適当。適当なものはa・b・cの3つです。
3:適当。a:透水性アスファルト舗装ではプライムコートを施工しません(22.7.5)。b:車路の割付けはヘリンボンボンドです(22.8.4(2)(イ))。c:駐車場の横方向は収縮目地3m程度ごとです(表22.5.3)。d:建築物との取合いは伸縮調整目地のため不適当です(表22.5.3)。
4:不適当。dは不適当なので、4つではありません。
重要度:A 難易度:★★☆
問11:公共建築工事標準仕様書による植栽工事の樹木の寸法に関する次の記述のうち、不適当なものの組合せはどれか。
a.幹周は、原則として、根鉢の上端から1.2mの高さの位置で測定する。
b.株立数が2本立の場合は、1本が所定の樹高に達しており、他は所定の樹高の50%以上に達していればよい。
c.樹高は、樹冠の頂端から根鉢の上端までの垂直高をいう。
d.幹が2本以上の樹木の幹周は、各々の幹の周長の総和とする。
- a と b
- a と c
- b と d
- c と d
【第11問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。bとdが不適当です。株立数が2本立の場合、他の1本は所定の樹高の70%以上に達している必要があります。また、幹が2本以上の樹木の幹周は、各々の周長の総和の70%とします(標準仕様書23.3.2(2)(ウ)(オ))。
1:不適当な組合せではありません。aは適当です(23.3.2(2)(ウ))。
2:不適当な組合せではありません。aもcも適当です(23.3.2(2)(ア)(ウ))。
3:正しい組合せです。bは50%ではなく70%以上、dは総和ではなく総和の70%です(23.3.2(2)(ウ)(オ))。
4:不適当な組合せではありません。cは適当です(23.3.2(2)(ア))。
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