電験三種(第三種電気主任技術者)「法規」のうち、低圧幹線・分岐回路と過電流遮断器の問題です(大分類:電技(電気使用場所)・風力・重要度B)。一問一答4問 → 五肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★★☆
問1:低圧幹線に接続する電動機等の定格電流の合計が他の電気使用機械器具の定格電流の合計より大きく、電動機等の定格電流の合計が50A以下の場合、幹線の許容電流は、他の電気使用機械器具の定格電流の合計に電動機等の定格電流の合計の1.25倍を加えた値以上とする。
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正解:○
電技解釈第148条第1項第二号イのとおりです。
重要度:B 難易度:★☆☆
問2:低圧分岐回路の過電流遮断器は、原則として、低圧幹線との分岐点から電線の長さが8m以下の箇所に施設する。
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正解:×
原則は分岐点から3m以下の箇所です。電線の許容電流が幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の35%以上であれば8m以下、55%以上であれば長さの制限はありません(電技解釈第149条第1項第一号)。
重要度:B 難易度:★☆☆
問3:定格電流20Aの配線用遮断器で保護される低圧分岐回路の電線には、直径1.6mmの軟銅線を使用することができる。
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正解:○
電技解釈149-1表のとおりです(定格電流15Aを超え20A以下の配線用遮断器は直径1.6mm)。
重要度:B 難易度:★☆☆
問4:電技省令では、交通信号灯その他その損傷により公共の安全の確保に支障を及ぼすおそれがあるものに電気を供給する電路には、過電流遮断器を施設しなければならないとされている。
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正解:○
電技省令第63条第2項のとおりです。
五肢択一
重要度:B 難易度:★★☆
問5:低圧幹線に、定格電流の合計が40Aの電動機と、定格電流の合計が20Aの電灯・電熱器が接続されている。需要率等は考慮しないものとして、電気設備の技術基準の解釈に基づくこの幹線の許容電流の最小値[A]として、正しいものはどれか。
- 50
- 60
- 64
- 70
- 75
【第5問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。
電動機の合計40A>他の機器20A、かつ40A≦50Aなので係数1.25
許容電流=40×1.25+20=70A
1:誤り。電灯・電熱器の定格電流を加えていません。
2:誤り。電動機の定格電流に係数を掛けていません。
3:誤り。係数を1.1としています。電動機等の合計が50A以下なので1.25です。
4:正しい。
5:誤り。電灯・電熱器の定格電流にも1.25を掛けています。
重要度:B 難易度:★★☆
問6:低圧幹線に、定格電流の合計が80Aの電動機と、定格電流の合計が30Aの電灯・電熱器が接続されている。需要率等は考慮しないものとして、電気設備の技術基準の解釈に基づくこの幹線の許容電流の最小値[A]として、正しいものはどれか。
- 138
- 130
- 118
- 110
- 88
【第6問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
電動機の合計80A>他の機器30A、かつ80A>50Aなので係数1.1
許容電流=80×1.1+30=118A
1:誤り。電灯・電熱器にも係数を掛け、係数も1.25としています。
2:誤り。係数を1.25としています。電動機等の合計が50Aを超えるので1.1です。
3:正しい。
4:誤り。電動機の定格電流に係数を掛けていません。
5:誤り。電灯・電熱器の定格電流を加えていません。
重要度:B 難易度:★★★
問7:定格電流の合計が60Aの電動機と、定格電流の合計が20Aの電灯・電熱器に電気を供給する低圧幹線がある。この幹線の電線の許容電流は90Aである。需要率等は考慮しないものとする。
(a) 電気設備の技術基準の解釈に基づき、この幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の最大値[A]として、正しいものはどれか(標準定格の直近上位の規定は考慮しない。)。
- 90
- 180
- 200
- 225
- 240
【第7問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
電動機等の定格電流の合計の3倍+他の機器=3×60+20=200A
幹線の許容電流の2.5倍=2.5×90=225A
200A≦225Aなので、上限は200A
1:誤り。幹線の許容電流の値です。電動機等が接続される場合は緩和規定が使えます。
2:誤り。電灯・電熱器の定格電流を加えていません。
3:正しい。
4:誤り。幹線の許容電流の2.5倍の値です。3倍+他の機器の値の方が小さいので、そちらが上限です。
5:誤り。電灯・電熱器の定格電流にも3を掛けています。
重要度:B 難易度:★★★
問8:定格電流の合計が60Aの電動機と、定格電流の合計が20Aの電灯・電熱器に電気を供給する低圧幹線がある。この幹線の電線の許容電流は90Aである。需要率等は考慮しないものとする。
(b) この幹線を保護する過電流遮断器の定格電流を200Aとする。この幹線から分岐し、分岐点から過電流遮断器までの電線の長さが6mの低圧分岐回路について、分岐点から3mを超える箇所に過電流遮断器を施設するために必要な、分岐点から過電流遮断器までの電線の許容電流の最小値[A]として、正しいものはどれか。
- 200.0
- 110.0
- 70.0
- 49.5
- 31.5
【第8問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
電線の長さが8m以下で、許容電流が幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の35%以上であれば、分岐点から3mを超える箇所に施設できます。
200×0.35=70A
1:誤り。過電流遮断器の定格電流そのものです。
2:誤り。55%で計算しています。電線の長さが8m以下なので35%以上で足ります。
3:正しい。
4:誤り。幹線の許容電流の55%で計算しています。
5:誤り。幹線の許容電流(90A)の35%で計算しています。幹線を保護する過電流遮断器の定格電流が基準です。
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