問1
本店と支店がそれぞれ帳簿をつけている会社において、本支店間の取引を記録するために用いる勘定の組合せとして正しいものを選びなさい。なお、未達事項はないものとする。
A. 本店の帳簿で「本店」、支店の帳簿で「支店」を用いる
B. 本店・支店とも「本店」を用いる
C. 本店の帳簿で「支店」、支店の帳簿で「本店」を用いる
D. 本店・支店とも「支店」を用いる
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解答・解説
正答: C
正答理由:本店は相手である支店を表す「支店」勘定を、支店は相手である本店を表す「本店」勘定を用います。2つは同じ内部取引を貸借逆向きに記録する照合勘定で、未達事項がなければ残高は同額・逆方向になります。
誤答理由
- A:本店と支店で用いる勘定が入れ替わっています。各帳簿では相手を表す勘定を用います。
- B:本店の帳簿で「本店」を用いることはありません。自分自身を相手勘定にすることはできません。
- D:支店の帳簿で「支店」を用いることはありません。支店から見た相手は本店です。
問2
本店が支店へ現金を送付した。このときの本店の帳簿における「支店」勘定と、支店の帳簿における「本店」勘定の増減の組合せとして正しいものを選びなさい。なお、未達事項はないものとする。
A. 本店の「支店」は借方に記入して増加、支店の「本店」は貸方に記入して増加
B. 本店の「支店」は貸方に記入して減少、支店の「本店」は借方に記入して減少
C. 本店の「支店」は借方に記入して増加、支店の「本店」も借方に記入して増加
D. 本店の「支店」は貸方に記入して減少、支店の「本店」は貸方に記入して増加
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解答・解説
正答: A
正答理由:本店から支店へ価値が移るので、本店の「支店」は借方で増加します。支店側では本店から受け取ったことになるので、「本店」は貸方で増加します。両者は貸借が逆になります。
誤答理由
- B:向きが逆です。本店から支店へ価値が移る場合であり、支店が本店へ送った場合の記入です。
- C:両方を借方に記入しています。照合勘定は必ず貸借が逆になります。
- D:本店側の向きが誤りです。本店から支店へ送るので、本店の「支店」は借方です。
問3
本店が、支店の買掛金80,000円を現金で支払った。両帳簿の仕訳の組合せとして正しいものを選びなさい。なお、未達事項はないものとする。
A. 本店:借 買掛金80,000 / 貸 現金80,000 支店:仕訳なし
B. 本店:借 現金80,000 / 貸 支店80,000 支店:借 本店80,000 / 貸 買掛金80,000
C. 本店:借 支店80,000 / 貸 現金80,000 支店:借 買掛金80,000 / 貸 本店80,000
D. 本店:借 支店80,000 / 貸 現金80,000 支店:借 本店80,000 / 貸 買掛金80,000
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解答・解説
正答: C
正答理由:買掛金は支店のものなので、本店の帳簿で買掛金を減らすことはできません。本店は現金を支払い、その分だけ、本店側の内部照合勘定「支店」を借方に記入します。支店は自分の買掛金が消えたので買掛金を借方に、本店に負担してもらった分を「本店」の貸方に記入します。
誤答理由
- A:本店の帳簿で支店の買掛金を減らしています。買掛金は支店の帳簿にあるため、本店では減らせません。また支店側で仕訳なしとすると買掛金が残ってしまいます。
- B:本店側の貸借が逆です。現金を支払っているので現金は貸方であり、借方は「支店」です。
- D:支店側の貸借が逆です。支店の買掛金は消えるので買掛金が借方、本店との内部取引を表す「本店」勘定は貸方に増えます。
問4
甲支店が乙支店へ現金150,000円を送付した。支店分散計算制度による記帳として正しいものを選びなさい。なお、未達事項はないものとする。
A. 甲支店:借 本店150,000 / 貸 現金150,000 乙支店:借 現金150,000 / 貸 本店150,000 本店:借 乙支店150,000 / 貸 甲支店150,000
B. 甲支店:借 乙支店150,000 / 貸 現金150,000 乙支店:借 現金150,000 / 貸 甲支店150,000 本店:仕訳なし
C. 甲支店:借 現金150,000 / 貸 乙支店150,000 乙支店:借 甲支店150,000 / 貸 現金150,000 本店:仕訳なし
D. 甲支店:借 乙支店150,000 / 貸 現金150,000 乙支店:借 現金150,000 / 貸 甲支店150,000 本店:借 乙支店150,000 / 貸 甲支店150,000
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解答・解説
正答: B
正答理由:支店分散計算制度では、各支店が相手支店の名前を冠した勘定を直接用います。甲支店は現金が減る一方、相手支店との内部照合勘定「乙支店」を借方に記入します。乙支店は現金を受け取り、対応する内部照合勘定「甲支店」を貸方に記入します。本店は記帳しません。
誤答理由
- A:各支店が「本店」を用い、本店も記帳しています。これは本店集中計算制度の記帳です。
- C:甲支店と乙支店の貸借が逆です。現金を送ったのは甲支店なので、甲支店で現金が貸方になります。
- D:支店側の記帳は正しいものの、本店が記帳しています。支店分散計算制度では本店は仕訳なしです。
問5
甲支店が乙支店へ現金150,000円を送付した。本店集中計算制度による記帳として正しいものを選びなさい。なお、未達事項はないものとする。
A. 甲支店:借 乙支店150,000 / 貸 現金150,000 乙支店:借 現金150,000 / 貸 甲支店150,000 本店:仕訳なし
B. 甲支店:借 本店150,000 / 貸 現金150,000 乙支店:借 現金150,000 / 貸 本店150,000 本店:仕訳なし
C. 甲支店:借 本店150,000 / 貸 現金150,000 乙支店:借 現金150,000 / 貸 本店150,000 本店:借 乙支店150,000 / 貸 甲支店150,000
D. 甲支店:借 本店150,000 / 貸 現金150,000 乙支店:借 現金150,000 / 貸 本店150,000 本店:借 甲支店150,000 / 貸 乙支店150,000
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解答・解説
正答: C
正答理由:本店集中計算制度では、支店間の取引をいったん本店を経由したものとして扱います。各支店は相手支店の名前を使わず「本店」を用い、本店が甲支店と乙支店をつなぐ仕訳を行います。本店では、甲支店から乙支店への内部移転を、借方「乙支店」・貸方「甲支店」として記録します。
誤答理由
- A:各支店が相手支店名の勘定を用い、本店が仕訳なしとなっています。これは支店分散計算制度の記帳です。
- B:支店側の記帳は正しいものの、本店が仕訳なしとなっています。本店集中計算制度では本店が両支店をつなぐ仕訳を行います。
- D:本店の貸借が逆です。現金を受け取ったのは乙支店なので、本店では乙支店勘定の借方が増えるため、借方が「乙支店」です。