問1
【2027年度専用】 青森商事株式会社は、機械について通常の借手リース(短期リース・少額リースの賃貸借処理には該当しない)を開始した。利子込み法による。年額 ¥300,000 を4回支払う契約であり、リース料総額は ¥1,200,000 である。開始時の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
使用権資産/使用権資産減価償却累計額/リース負債/支払リース料/支払利息/前払費用/未払費用/普通預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 使用権資産 | 1,200,000 | リース負債 | 1,200,000 |
計算過程
利子込み法:使用権資産 = リース負債 = リース料総額 = ¥1,200,000
検算
- 借方 1,200,000 = 貸方 1,200,000 ✓
- ¥300,000 × 4回 = ¥1,200,000 = リース料総額 ✓
解説
通常の借手リースでは、借りて使う権利を使用権資産として計上し、支払う義務をリース負債として計上します。
利子込み法では、利息相当額もまとめてリース料総額で計上します。 そのため、以後の支払時に支払利息は生じません。
使用権資産は貸借対照表では有形固定資産に表示します。
問2
【2027年度専用】 青森商事株式会社は、複合機について少額リースに該当し、賃貸借処理する契約を結んでいる。年額 ¥120,000 のリース料を普通預金口座から支払った。この取引の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
使用権資産/使用権資産減価償却累計額/リース負債/支払リース料/支払利息/前払費用/未払費用/普通預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支払リース料 | 120,000 | 普通預金 | 120,000 |
検算:借方 120,000 = 貸方 120,000 ✓
解説
少額リースに該当し賃貸借処理する旨が問題文に示されているため、支払リース料として費用処理します。
使用権資産もリース負債も計上しません。
支払リース料は損益計算書では販売費及び一般管理費に表示します。
該当するかどうかは問題文に示されます。 自分で判定する必要はありません。
問3
【2027年度専用】 青森商事株式会社は、機械について通常の借手リース(短期リース・少額リースの賃貸借処理には該当しない)を開始した。利子抜き法による。年額 ¥360,000 を5回支払う契約、リース料総額 ¥1,800,000、利息相当額 ¥150,000 である。開始時の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
使用権資産/使用権資産減価償却累計額/リース負債/支払リース料/支払利息/前払費用/未払費用/普通預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 使用権資産 | 1,650,000 | リース負債 | 1,650,000 |
計算過程
使用権資産 = リース料総額 - 利息相当額
= ¥1,800,000 - ¥150,000 = ¥1,650,000
リース負債 = 同額 = ¥1,650,000
検算
- 借方 1,650,000 = 貸方 1,650,000 ✓
- 計上額 ¥1,650,000 + 利息相当額 ¥150,000 = ¥1,800,000 = リース料総額 ✓
解説
利子抜き法では、リース料総額から利息相当額を差し引いた金額で計上します。
リース料総額 ¥1,800,000 で計上すると、利息相当額 ¥150,000 まで資産に含めてしまいます。
利息相当額 ¥150,000 は開始時には計上せず、各回の支払時に配分していきます。
問4
【2027年度専用】 青森商事株式会社は、通常の借手リース(利子抜き法、短期リース・少額リースの賃貸借処理には該当しない)について、第1回のリース料 ¥360,000 を普通預金口座から支払った。
- 年額 ¥360,000 を5回支払う契約、リース料総額 ¥1,800,000
- 利息相当額 ¥150,000(使用権資産・リース負債は ¥1,650,000 で計上済み)
- 利息の配分は定額法
この取引の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
使用権資産/使用権資産減価償却累計額/リース負債/支払リース料/支払利息/前払費用/未払費用/普通預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| リース負債 | 330,000 | 普通預金 | 360,000 |
| 支払利息 | 30,000 |
計算過程
①各期の利息 = ¥150,000 ÷ 5年 = ¥30,000 ②各期の元本 = ¥360,000 - ¥30,000 = ¥330,000
検算
- 借方 330,000 + 30,000 = 360,000 = 貸方 360,000 ✓
- 元本 ¥330,000 × 5回 = ¥1,650,000 = 当初のリース負債 ✓
- 利息 ¥30,000 × 5回 = ¥150,000 = 利息相当額 ✓
- 支払後のリース負債残高 = ¥1,650,000 - ¥330,000 = ¥1,320,000
解説
利子抜き法では、支払額を元本部分と利息部分に区分します。
支払額 ¥360,000 の全額でリース負債を減らすと、5回で ¥1,800,000 減ることになり、当初の負債 ¥1,650,000 を超えてしまいます。
支払利息は損益計算書では営業外費用に表示します。
問5
【2027年度専用】 青森商事株式会社は決算にあたり、通常の借手リースにより計上した使用権資産 ¥1,650,000 について減価償却を行う。償却期間5年、残存価額 ¥0、間接法による。当期は12か月使用している。この決算整理仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
使用権資産/使用権資産減価償却累計額/リース負債/支払リース料/支払利息/前払費用/未払費用/普通預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 減価償却費 | 330,000 | 使用権資産減価償却累計額 | 330,000 |
計算過程
年減価償却費 = ¥1,650,000 ÷ 5年 = ¥330,000 当期は12か月使用しているため、月割の調整は不要
検算
- 借方 330,000 = 貸方 330,000 ✓
- ¥330,000 × 5年 = ¥1,650,000 = 使用権資産計上額 ✓
解説
間接法であるため、貸方は使用権資産減価償却累計額です。使用権資産の勘定はそのままにします。
償却の基礎は使用権資産の計上額 ¥1,650,000 です。残存価額は0であり、償却期間で均等に償却します。
償却期間5年は問題文に示されています。