問1
建物(取得原価1,000,000円、建物減価償却累計額600,000円)が火災で全焼した。保険契約はあるが、火災発生時点では保険金額は未確定である。当期の追加減価償却は行わない条件である。滅失時の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
普通預金/未収入金/建物/備品/建物減価償却累計額/備品減価償却累計額/減価償却費/火災未決算/火災損失/保険差益
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解答・解説
正答
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 建物減価償却累計額 | 600,000 | 建物 | 1,000,000 |
| 火災未決算 | 400,000 |
解説
滅失時帳簿価額400,000円を火災未決算へ振り替えます。
問2
保険契約のある建物について火災未決算400,000円を計上している。その後、保険会社から支払われる保険金450,000円が確定した。保険金は後日受け取る。確定時の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
普通預金/未収入金/建物/備品/建物減価償却累計額/備品減価償却累計額/減価償却費/火災未決算/火災損失/保険差益
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解答・解説
正答
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 未収入金 | 450,000 | 火災未決算 | 400,000 |
| 保険差益 | 50,000 |
解説
確定保険金450,000円が火災未決算400,000円を50,000円上回るため保険差益です。火災未決算の残高は0円になります。
問3
保険契約のある建物について火災未決算400,000円を計上している。その後、保険会社から支払われる保険金350,000円が確定した。保険金は後日受け取る。確定時の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
普通預金/未収入金/建物/備品/建物減価償却累計額/備品減価償却累計額/減価償却費/火災未決算/火災損失/保険差益
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解答・解説
正答
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 未収入金 | 350,000 | 火災未決算 | 400,000 |
| 火災損失 | 50,000 |
解説
確定保険金350,000円が火災未決算400,000円を50,000円下回るため火災損失です。火災未決算の残高は0円になります。
問4
会計期間は4月1日から翌年3月31日まで。備品は取得原価900,000円、期首の備品減価償却累計額450,000円、残存価額0円、耐用年数10年、定額法・間接法である。4月1日から7月31日まで4か月使用し、8月1日に火災で全焼した。保険契約はない。必要な仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
普通預金/未収入金/建物/備品/建物減価償却累計額/備品減価償却累計額/減価償却費/火災未決算/火災損失/保険差益
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解答・解説
正答
当期減価償却
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 減価償却費 | 30,000 | 備品減価償却累計額 | 30,000 |
滅失
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 備品減価償却累計額 | 480,000 | 備品 | 900,000 |
| 火災損失 | 420,000 |
解説
年額90,000円、4か月分30,000円。更新後累計額480,000円、滅失時帳簿価額420,000円です。保険契約がないため火災未決算を使いません。
問5
会計期間は4月1日から翌年3月31日まで。建物は取得原価1,200,000円、期首の建物減価償却累計額480,000円、残存価額0円、耐用年数10年、定額法・間接法である。4月1日から9月30日まで6か月使用し、10月1日に火災で全焼した。保険契約はあるが火災時点では保険金額は未確定。その後、保険金700,000円が確定し、さらに後日その全額が普通預金へ入金された。必要な仕訳を順に示しなさい。
使用可能勘定科目
普通預金/未収入金/建物/備品/建物減価償却累計額/備品減価償却累計額/減価償却費/火災未決算/火災損失/保険差益
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解答・解説
正答
① 火災日までの減価償却
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 減価償却費 | 60,000 | 建物減価償却累計額 | 60,000 |
② 滅失時
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 建物減価償却累計額 | 540,000 | 建物 | 1,200,000 |
| 火災未決算 | 660,000 |
③ 保険金確定時
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 未収入金 | 700,000 | 火災未決算 | 660,000 |
| 保険差益 | 40,000 |
④ 保険金受取時
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 700,000 | 未収入金 | 700,000 |
解説
判断根拠
当期償却60,000円後の滅失時帳簿価額は660,000円です。保険金700,000円が確定したため40,000円の保険差益です。
検証
- 取得原価1,200,000=更新後累計額540,000+火災未決算660,000
- 未収入金700,000=火災未決算660,000+保険差益40,000
- 保険金確定後、火災未決算残高0
- 入金後、未収入金残高0
- 4仕訳すべて貸借一致
想定される誤り
火災日までの減価償却を省略すると火災未決算を720,000円とし、保険差益を正しく計算できません。