「水準観測の制限・較差・再測判定」の問題集です。一問一答16問、五肢択一4問。各問題の「正解・解説を見る」を開いて答えを確認してください。
このページの略称:準則=作業規程の準則(国土交通省告示)
一問一答(○×)
問1 ○×
往A→B、復B→Aの高低差をh往、h復とすると、往復較差の絶対値は|h往+h復|です。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。復路の方向を反転して比較するため、元の表記では和の絶対値です。
根拠:計算で検証:反対方向の符号と絶対値
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問2 ○×
往復較差の許容式のSには、往復を合わせた距離をkmで代入します。
正解・解説を見る
正解:×
誤りです。Sは片道距離をkmで表した数値です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号の表・備考(PDF p.35) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問3 ○×
1級往復較差の許容値は片道距離S kmに対して2.5 mm√Sです。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。1級環閉合差の2 mm√Sと区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問4 ○×
2級往復較差の許容値は片道距離S kmに対して10 mm√Sです。
正解・解説を見る
正解:×
誤りです。2級は5 mm√S、10 mm√Sは3級です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問5 ○×
第65条の往復較差が許容値と等しい場合は、「許容範囲を超えた場合」の再測条件に該当します。
正解・解説を見る
正解:×
誤りです。等しい値は超過ではありません。他の不良原因は別途点検します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条本文・第1項第二号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問6 ○×
1級直接水準測量の最大視準距離は50 mです。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。レベルから各標尺までの視準距離です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ(PDF p.33) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問7 ○×
2級直接水準測量の最大視準距離は70 mです。
正解・解説を見る
正解:×
誤りです。2級は60 m、3・4級は70 mです。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問8 ○×
後視と前視が等距離でも、それぞれの最大視準距離の制限は適用されます。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。等距離と最大距離は別々に満たします。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ・第五号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問9 ○×
1級直接水準測量では、標尺の下方20 cmちょうども読定禁止の範囲です。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。「20 cm以下」は20 cmちょうどを含みます。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第七号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問10 ○×
1級の環閉合差の許容係数は、往復較差と同じ2.5です。
正解・解説を見る
正解:×
誤りです。環閉合差は2 mm√S、往復較差は2.5 mm√Sです。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条・第69条第1項第二号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問11 ○×
3級往復較差の許容値は片道距離S kmに対して10 mm√Sです。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。距離の単位と片道の指定も確認します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問12 ○×
4級往復較差の許容値は片道距離S kmに対して40 mm√Sです。
正解・解説を見る
正解:×
誤りです。4級往復は20 mm√Sです。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問13 ○×
3級直接水準測量の最大視準距離は70 mです。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。第64条の表による上限です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問14 ○×
4級直接水準測量では、前後視をともに75 mとしても最大視準距離以内です。
正解・解説を見る
正解:×
誤りです。4級の上限は70 mです。等距離でも超過します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ(PDF p.33原本表確認) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問15 ○×
簡易水準測量の最大視準距離は80 mです。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。4級の70 mと区別します。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
問16 ○×
第69条の点検計算で許容範囲を超えた場合は、再測など適切な措置を講じます。
正解・解説を見る
正解:○
正しいです。点検結果は精度管理表にまとめます。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第69条第1項第二号・第2項(PDF p.36) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
五肢択一
問17 正しいもの
一直線で障害のない片道640 mを、1級で観測します。各設置の後視と前視を等距離、各50 m以内、片道の設置数は偶数にします。進行長は後視と前視の距離の和です。この理想的配置の最小設置数を整数で答えてください。
- 4
- 7
- 13
- 8
- 14
正解・解説を見る
正解:4
正解は4です。最大進行長100 m、640/100=6.4より切上げ7。7は奇数なので次の偶数8設置です。実地で配置できることまで保証する計算ではありません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ・第五号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:2視準長の和と切上げ
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第三号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
計算で検証:必要数以上の最小偶数
選択肢1:誤りです。進行長を誤って200 mとし640/200を切り上げています。
選択肢2:誤りです。100 mの進行長で切り上げましたが偶数条件を適用していません。
選択肢3:誤りです。進行長を50 mとし640/50を切り上げています。
選択肢4:正しいです。100 mの進行長から切上げ、次の偶数へ上げます。
選択肢5:誤りです。進行長50 mで計算した13を偶数にしています。
問18 正しいもの
第69条の級別閉合差係数について正しい組を選んでください。各欄は「環/既知点間」、単位mmです。許容式は係数×√S、Sは対象路線の一方向の観測距離kmで、環なら一巡の長さです。
- 1級2.5/15、2級5/15、3級10/15、4級20/25、簡易40/50
- 1級2/15、2級5/15、3級10/25、4級20/25、簡易40/50
- 1級2/15、2級5/15、3級10/15、4級20/25、簡易40/50
- 1級2/15、2級5/15、3級10/15、4級20/25、簡易50/40
- 1級15/2、2級15/5、3級15/10、4級25/20、簡易50/40
正解・解説を見る
正解:3
正解は3です。環は2・5・10・20・40、既知点間は15・15・15・25・50です。往復合計距離は使いません。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第69条第1項第二号・第2項(PDF p.36) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤りです。1級環は2で、2.5は往復較差です。
選択肢2:誤りです。3級既知点間は15です。
選択肢3:正しいです。10係数が全て表に一致します。
選択肢4:誤りです。簡易の環と既知点間を逆にしています。
選択肢5:誤りです。全級で環と既知点間の列を逆にしています。
問19 誤っているもの
直接水準測量と再測について、誤っている説明を選んでください。
- 1・2級で往復較差が許容値を超えたとき、往路方向の値を2つ組にして往復の採用値とします。
- 水準点と固定点で区切った区間の往復較差が許容を超えたら、その区間を再測します。
- 4級で前後視を同じ長さにしても、各75 mは上限を超えます。
- 簡易で前後視を各80 mとする配置は、最大視準距離以内です。
- 1級で前後視が等距離であることと、各50 m以内であることは別に確認します。
正解・解説を見る
正解:1
正解は1です。1・2級再測では同方向の観測値を採用しない規定です。
根拠:作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条本文・第1項第二号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ(PDF p.33原本表確認) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ・第五号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第64条第2項第一号イ https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤った説明です。同方向の2値を組として採用しません。
選択肢2:正しい説明です。第65条の区間と超過条件です。
選択肢3:正しい説明です。4級は70 mです。
選択肢4:正しい説明です。上限80 mで等距離条件も満たします。
選択肢5:正しい説明です。距離差と各距離の上限を区別します。
問20 正しいもの
3級、片道4 km、往A→B +2.316 m、復B→A −2.291 mです。第65条の往復較差と許容値の比較として正しいものを選んでください。√4=2を使います。
- 較差25 mm、許容40 mmで超過していません。
- 較差25 mm、許容約28 mmで超過していません。
- 較差4607 mm、許容20 mmで超過しています。
- 較差0.025 mm、許容20 mmで超過していません。
- 較差25 mm、許容20 mmで超過しています。
正解・解説を見る
正解:5
正解は5です。較差=|2.316−2.291|=0.025 m=25 mm、許容=10√4=20 mm。25>20で再測対象です。
根拠:計算で検証:反対方向の符号と絶対値
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号の表・備考(PDF p.35) https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条本文・第1項第二号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
作業規程の準則(令和7年3月31日改正・4月1日施行) 第65条第1項第一号 https://www.gsi.go.jp/common/000258734.pdf
選択肢1:誤りです。平方根を取らず10×4としています。
選択肢2:誤りです。往復合計8 kmを使い10√8≈28 mmとしています。
選択肢3:誤りです。方向をそろえず|2.316−(−2.291)|を使っています。
選択肢4:誤りです。0.025 mをmmへ換算していません。
選択肢5:正しいです。方向・単位・片道・平方根が一致します。
「水準測量」の他の論点