衛生管理者試験「労働衛生(有害業務)」のうち、その他の有害要因による健康障害の問題です(大分類:物理的因子・重要度A・第一種のみ)。一問一答15問 → 五肢択一6問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:A 難易度:★☆☆
問1:WBGT(暑さ指数)は、暑熱環境による熱ストレスを評価する指数であり、自然湿球温度、黒球温度及び乾球温度から求める。
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正解:1(○)
正しい。WBGT(湿球黒球温度)は熱ストレスの評価を行う指数で、自然湿球温度・黒球温度・乾球温度から求める(日射がない場合は自然湿球温度と黒球温度から求める)。
重要度:A 難易度:★★☆
問2:WBGT基準値は、身体作業強度が高い作業ほど高い値となっている。
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正解:2(×)
誤り。WBGT基準値は、身体作業強度が高いほど低い値となっている(職場における熱中症防止のためのガイドライン)。
重要度:A 難易度:★★☆
問3:WBGT基準値は、暑熱順化していない者のほうが、暑熱順化している者より低い値となっている。
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正解:1(○)
正しい。WBGT基準値は暑熱順化者・非順化者ごとに定められており、非順化者のほうが低い。
重要度:A 難易度:★☆☆
問4:熱けいれんは、大量に汗をかいた後に真水などを補給し、血液中の塩分濃度が低下したときに起こる、痛みを伴う筋肉のけいれんである。
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正解:1(○)
正しい。熱けいれんは、大量の発汗で水分とともに塩分を失ったときに、真水や塩分濃度の低い飲料を補給すると、血液中の塩分濃度が低下して起こる。
重要度:A 難易度:★☆☆
問5:熱けいれんは、体温が40℃以上に上昇し、体温調節ができなくなることにより起こる。
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正解:2(×)
誤り。熱けいれんは、血液中の塩分濃度の低下によって起こる筋肉のけいれんである。体温が過度に上昇し、体温調節不全・意識障害に至るのは熱射病である。
重要度:A 難易度:★☆☆
問6:熱失神は、立ったままの姿勢を続けることで血液が下肢にたまり、脳への血流が減少して起こる一過性の意識消失である。
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正解:1(○)
正しい。熱失神は、立ったままの姿勢を続けると血液が下肢にたまり、脳への血流が減少して起こる一過性の意識消失である。
重要度:A 難易度:★☆☆
問7:熱射病は、熱中症の病型のうち最も軽いものである。
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正解:2(×)
誤り。熱射病は、体温が過度に上昇し、脳を含む重要臓器の機能に障害が起き、体温調節不全・意識障害に至るもので、最も重い病型である。
重要度:A 難易度:★★☆
問8:職場における熱中症防止のためのガイドラインでは、暑熱順化は、7日以上かけて暑熱環境での身体的負荷を増やしていくこととされている。
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正解:1(○)
正しい。暑熱順化は熱に慣れ当該環境に適応することで、7日以上かけて暑熱環境での身体的負荷を増やす。
重要度:A 難易度:★☆☆
問9:振動工具の使用による局所振動障害では、末梢循環障害として手指の蒼白現象(レイノー現象)がみられる。
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正解:1(○)
正しい。局所振動障害では、末梢循環障害、末梢神経障害、運動機能障害が生じ、末梢循環障害の典型は手指の蒼白現象(レイノー現象、白指)である。
重要度:A 難易度:★★☆
問10:チェーンソー以外の振動工具の取扱い業務に係る振動障害予防対策指針では、日振動ばく露限界値は2.5m/s²とされている。
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正解:2(×)
誤り。日振動ばく露限界値は5.0m/s²であり、2.5m/s²は日振動ばく露対策値である。
重要度:A 難易度:★★☆
問11:チェーンソー以外の振動工具の取扱い業務に係る振動障害予防対策指針では、金属・岩石のはつり等の業務を除き、一連続の振動ばく露時間の最大はおおむね30分以内とし、一連続作業の後に5分以上の休止時間を設けることとされている。
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正解:1(○)
正しい。一連続の振動ばく露時間の最大はおおむね30分以内(金属・岩石のはつり等はおおむね10分以内)とし、一連続作業の後5分以上の休止時間を設ける。
重要度:A 難易度:★☆☆
問12:減圧症は、高気圧下で体内に溶け込んでいた酸素が、急激な減圧によって気泡となることにより起こる。
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正解:2(×)
誤り。減圧症は、高気圧下で体内に溶存していた窒素(又はヘリウム)が、急激な環境気圧の減少により気泡化して発症するとされる。
重要度:A 難易度:★☆☆
問13:減圧症は、高気圧の環境に入る際の加圧時に起こる。
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正解:2(×)
誤り。減圧症は、高気圧下で体内に溶け込んだ窒素等が、環境気圧の急激な減少(減圧)により気泡化して起こる。加圧時ではなく、減圧時に起こる。
重要度:A 難易度:★★☆
問14:一定以上の分圧の酸素を長時間吸入すると、肺活量の減少がみられる慢性酸素中毒を発症するおそれがある。
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正解:1(○)
正しい。一定以上の分圧の酸素を吸入すると痙攣などの急性酸素中毒を、一定以上の分圧の酸素を長時間吸入すると肺活量の減少がみられる慢性酸素中毒を発症するおそれがある。
重要度:A 難易度:★★☆
問15:マイクロ波は、電離放射線に分類される。
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正解:2(×)
誤り。マイクロ波は非電離放射線(電波)であり、電離放射線ではない。非常に強いマイクロ波にばく露されると、組織の温度が上昇する熱作用が生じる。
五肢択一
重要度:A 難易度:★★☆
問16:熱中症の病型に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- 熱けいれん ― 大量の発汗後に真水などを補給したことによる血液中の塩分濃度の低下
- 熱失神 ― 血液が下肢にたまることによる脳への血流の減少
- 熱疲労 ― 真水を補給したことによる血液中の塩分濃度の低下
- 熱射病 ― 発汗と皮膚血管拡張ができなくなることによる体温の過度の上昇
- 熱射病 ― 熱中症の分類ではⅢ度・Ⅳ度に対応する
【第16問:正解と解説】
正解:3
正解は3。熱疲労は、脱水や皮膚・筋肉への血液の配分により循環血液量が減少して起こる。血液中の塩分濃度の低下によるのは熱けいれんである。1、2、4は正しい。5の熱射病は、職場における熱中症防止のためのガイドラインの分類でⅢ度・Ⅳ度に対応する。
重要度:A 難易度:★★☆
問17:チェーンソー以外の振動工具の取扱い業務に係る振動障害予防対策指針に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 日振動ばく露限界値は、2.5m/s²である。
- 日振動ばく露対策値は、5.0m/s²である。
- 一連続作業の後には、1分以上の休止時間を設ける。
- 防振手袋は、薄く硬いものを使用させる。
- 金属・岩石のはつり等の業務を除き、一連続の振動ばく露時間の最大は、おおむね30分以内とする。
【第17問:正解と解説】
正解:5
正解は5。一連続の振動ばく露時間の最大は、金属・岩石のはつり等の業務を除き、おおむね30分以内とする(はつり等の業務はおおむね10分以内)。1の日振動ばく露限界値は5.0m/s²、2の日振動ばく露対策値は2.5m/s²である。3の休止時間は5分以上。4の防振手袋は軟質の厚いものを使用させる。
重要度:A 難易度:★★☆
問18:高気圧環境における健康障害に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 一定以上の分圧の窒素を吸入すると、判断力の低下などがみられる窒素中毒を発症するおそれがある。
- 減圧症は、体内に溶け込んだ酸素が気泡化して起こる。
- 急性酸素中毒の代表的な症状は、肺活量の減少である。
- 減圧症は、高気圧の環境に入る際の加圧時に起こる。
- 高気圧下での作業では、二酸化炭素の分圧に制限はない。
【第18問:正解と解説】
正解:1
正解は1。一定以上の分圧の窒素を吸入すると、判断力の低下などの症状がみられる窒素中毒(窒素酔い)を発症するおそれがある。2の減圧症は窒素(又はヘリウム)の気泡化による。3の肺活量の減少は慢性酸素中毒の症状で、急性酸素中毒では痙攣などがみられる。4の減圧症は減圧時に起こる。5の高気圧作業では二酸化炭素の分圧が制限されている。
重要度:A 難易度:★★☆
問19:職場における熱中症防止のためのガイドラインの熱中症の分類において、Ⅰ度に当たる症状はどれか。
- 意識障害
- 高体温
- 吐き気
- こむら返り(筋肉の硬直)
- 頭痛
【第19問:正解と解説】
正解:4
正解は4。Ⅰ度の症状は、めまい、生あくび、失神(立ちくらみ)、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗である。3の吐き気と5の頭痛はⅡ度、1の意識障害と2の高体温はⅢ度・Ⅳ度の症状である。
重要度:A 難易度:★☆☆
問20:暑熱環境と熱中症に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- WBGTは、気温と湿度だけから求める指数である。
- WBGT基準値は、暑熱順化していない者のほうが低い値となっている。
- WBGT基準値は、身体作業強度が高い作業ほど高い値となっている。
- 暑熱順化は、2日程度で十分に得られるので、初日から通常の作業量とする。
- 熱射病は、熱中症の病型のうち最も軽いものである。
【第20問:正解と解説】
正解:2
正解は2。WBGT基準値は暑熱順化者・非順化者ごとに定められ、非順化者のほうが低い。1のWBGTは自然湿球温度、黒球温度、乾球温度から求める。3の基準値は作業強度が高いほど低い。4の暑熱順化は7日以上かけて身体的負荷を増やす。5の熱射病は最も重い病型である。
重要度:A 難易度:★☆☆
問21:有害要因による健康障害に関する次のAからDの記述(A 局所振動障害では、手指の蒼白現象(レイノー現象)がみられる。B 減圧症は、体内に溶け込んだ窒素等が減圧により気泡化して起こる。C マイクロ波は、電離放射線に分類される。D 熱けいれんは、体温が40℃以上に上昇することにより起こる。)のうち、正しいものの組合せはどれか。
- A,B
- A,C
- B,C
- B,D
- C,D
【第21問:正解と解説】
正解:1
正解は1(A,B)。Aの局所振動障害の末梢循環障害の典型はレイノー現象である。Bの減圧症は窒素(又はヘリウム)の気泡化により起こる。Cのマイクロ波は非電離放射線である。Dの熱けいれんは血液中の塩分濃度の低下によるもので、体温の過度の上昇によるのは熱射病である。
「物理的因子」の他の論点
【本問題についてのご注意】 オリジナル演習問題です(実際の試験問題ではありません)。 生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。 最新の法令・指針は、厚生労働省や試験実施機関(安全衛生技術試験協会)の公表情報でご確認ください。 公式テキスト等と併用してください。
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