個別原価計算(指図書・原価計算表・仕損) 仕訳問題 第1問〜第5問

問1

製造指図書 No.101 が完成した。完成原価は 480,000円と計算されている。完成の仕訳を示しなさい。

使用可能勘定科目

仕掛品/製品/売上原価

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解答・解説

指図書別内訳:No.101 完成原価 480,000円(計算済み)

正答仕訳

借方 金額 貸方 金額
製品 480,000 仕掛品 480,000

解説

完成によって、原価は仕掛品から製品へ移ります。受け入れる製品が借方、払い出す仕掛品が貸方です。

この時点では引き渡していないので、売上原価は動きません。

貸借の確認:借方480,000円=貸方480,000円。


問2

製造指図書 No.102 の製品を得意先へ引き渡した。この製品の原価は 360,000円と計算されている。引渡の仕訳を示しなさい。なお、売上に関する仕訳は解答しなくてよい。

使用可能勘定科目

仕掛品/製品/売上原価

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解答・解説

指図書別内訳:No.102 製品原価 360,000円(計算済み)

正答仕訳

借方 金額 貸方 金額
売上原価 360,000 製品 360,000

解説

引渡によって、原価は製品から売上原価へ移ります。受け入れる売上原価が借方、払い出す製品が貸方です。

仕掛品は動きません。引き渡すのは完成した製品だからです。

貸借の確認:借方360,000円=貸方360,000円。


問3

製造指図書 No.201 の製造中に仕損が生じたため、補修指図書 No.R-201 を発行して手直しを行った。補修指図書 No.R-201 に集計された原価は 54,000円と計算されている。この仕損費を元の指図書へ賦課する仕訳を示しなさい。

使用可能勘定科目

仕掛品/製品/売上原価

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解答・解説

指図書別内訳

指図書 区分 金額
No.R-201 補修指図書(仕損費) 54,000円
No.201 補修の対象となった元の指図書 54,000円を加算

正答仕訳

借方 金額 貸方 金額
仕掛品(No.201) 54,000 仕掛品(No.R-201) 54,000

解説

補修指図書に集計された原価が仕損費です。その全額を元の指図書 No.201 へ加算します。

借方も貸方も仕掛品勘定なので、指図書番号を付けて区別します。仕掛品の内部で金額が移るだけなので、仕掛品の総額は変わりません。

貸借の確認:借方54,000円=貸方54,000円。
残高の確認:振替後の No.R-201 の残高は0になります。


問4

製造指図書 No.301 と No.302 が同時に完成した。完成原価は No.301 が420,000円、No.302 が510,000円と計算されている。完成の仕訳を1つ示しなさい。

使用可能勘定科目

仕掛品/製品/売上原価

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解答・解説

指図書別内訳

指図書 完成原価
No.301 420,000円
No.302 510,000円
合計 930,000円

正答仕訳

借方 金額 貸方 金額
製品 930,000 仕掛品 930,000

解説

集計先が同じ製品勘定なので、金額を合計して1つの仕訳にできます。

420,000 + 510,000 = 930,000円

ただし指図書別の内訳は原価計算表で管理します。仕訳の金額だけでは、どの指図書がいくらだったかが分かりません。

貸借の確認:借方930,000円=貸方930,000円。


問5

製造指図書 No.401 の製造中に仕損が生じ、補修指図書 No.R-401 を発行して手直しを行った。補修指図書 No.R-401 に集計された原価は 48,000円と計算されている。補修完了後、No.401 は完成し、その完成原価は 648,000円と計算されている。

次の(1)(2)の仕訳をそれぞれ示しなさい。

(1) 仕損費の元の指図書への賦課
(2) No.401 の完成

使用可能勘定科目

仕掛品/製品/売上原価

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解答・解説

指図書別内訳

指図書 区分 金額
No.R-401 補修指図書(仕損費) 48,000円
No.401 元の指図書・完成原価(仕損費を含む) 648,000円

正答仕訳

(1) 仕損費の賦課

借方 金額 貸方 金額
仕掛品(No.401) 48,000 仕掛品(No.R-401) 48,000

(2) 完成

借方 金額 貸方 金額
製品 648,000 仕掛品 648,000

解説

順序が重要です。 先に仕損費を元の指図書へ賦課し、そのうえで完成原価を製品へ振り替えます。完成原価648,000円には仕損費48,000円が含まれています。

(1)は仕掛品内部の振替なので仕掛品総額は変わりません。(2)で仕掛品から製品へ648,000円が移ります。

2つは別の出来事なので、別々の仕訳にします。

貸借の確認:(1) 借方48,000円=貸方48,000円、(2) 借方648,000円=貸方648,000円。
残高の確認:(1)の後、No.R-401 の残高は0になります。


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