問1
当社は材料の払出しを予定価格で記帳している。予定価格は120円/個、当期の実際価格は115円/個、実際消費量は2,000個であった。予定価格による払出しはすでに記帳されている。
期末に材料消費価格差異を計上する仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
材料/材料消費価格差異/棚卸減耗費
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解答・解説
計算過程
| 順 | 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 1 | 材料消費価格差異 | (120-115)×2,000個 | +10,000 |
| 2 | 有利・不利の判定 | 正なので有利差異 | 有利差異10,000円 |
正答仕訳
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 材料 | 10,000 | 材料消費価格差異 | 10,000 |
解説
予定価格120円が実際価格115円より高いので、予定で記帳した消費額のほうが多かったことになります。材料勘定を減らしすぎているので、その分を借方に戻します。
計算値が正なので有利差異であり、材料消費価格差異勘定には貸方に記入します。
貸借の確認:借方10,000円=貸方10,000円。
符号と記入側の一致:正(+10,000)→ 有利差異 → 材料消費価格差異は貸方。一致しています。
問2
当社は材料の払出しを予定価格で記帳している。予定価格は95円/kg、当期の実際価格は100円/kg、実際消費量は1,500kgであった。予定価格による払出しはすでに記帳されている。
期末に材料消費価格差異を計上する仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
材料/材料消費価格差異/棚卸減耗費
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解答・解説
計算過程
| 順 | 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 1 | 材料消費価格差異 | (95-100)×1,500kg | -7,500 |
| 2 | 有利・不利の判定 | 負なので不利差異 | 不利差異7,500円 |
正答仕訳
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 材料消費価格差異 | 7,500 | 材料 | 7,500 |
解説
予定価格95円が実際価格100円より低いので、予定で記帳した消費額のほうが少なかったことになります。材料勘定の減らし方が足りないので、その分を貸方で減らします。
計算値が負なので不利差異であり、材料消費価格差異勘定には借方に記入します。JOURNAL-001 と貸借が逆になる点に注意してください。
貸借の確認:借方7,500円=貸方7,500円。
符号と記入側の一致:負(-7,500)→ 不利差異 → 材料消費価格差異は借方。一致しています。
問3
当社は材料について継続記録法を採用している。期末の帳簿数量は500kg、実地棚卸による実地数量は480kgであった。適用単価は200円/kgであり、この減耗は正常な範囲のものである。
棚卸減耗を認識する仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
材料/材料消費価格差異/棚卸減耗費
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解答・解説
計算過程
| 順 | 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 1 | 棚卸減耗数量 | 500kg-480kg | 20kg |
| 2 | 棚卸減耗費 | 200円×20kg | 4,000 |
正答仕訳
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 棚卸減耗費 | 4,000 | 材料 | 4,000 |
解説
帳簿数量より実地数量が20kg少ないので、その分を適用単価で評価して棚卸減耗費とします。材料は実際に減っているので貸方で減らします。
正常な範囲の減耗なので、間接費として製造原価に算入されます。
この20kgは払出数量とは別のものです。払出数量に加えて消費量としないよう注意してください。
貸借の確認:借方4,000円=貸方4,000円。
数量の確認:帳簿500kg=実地480kg+減耗20kg。
問4
当社は材料の払出しを予定価格で記帳している。予定価格は250円/個、当期の実際価格は242円/個、実際消費量は3,000個であった。予定価格による払出しはすでに記帳されている。
期末に材料消費価格差異を計上する仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
材料/材料消費価格差異/棚卸減耗費
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解答・解説
計算過程
| 順 | 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 1 | 単価の差 | 250-242 | +8 |
| 2 | 材料消費価格差異 | 8円×3,000個 | +24,000 |
| 3 | 有利・不利の判定 | 正なので有利差異 | 有利差異24,000円 |
正答仕訳
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 材料 | 24,000 | 材料消費価格差異 | 24,000 |
解説
単価の差を先に求めてから消費量を掛けると計算しやすくなります。予定価格のほうが8円高く、それが3,000個分なので24,000円の有利差異です。
掛けるのは実際消費量です。 受入数量ではありません。差異が生じるのは消費した分についてだからです。
貸借の確認:借方24,000円=貸方24,000円。
符号と記入側の一致:正(+24,000)→ 有利差異 → 材料消費価格差異は貸方。
問5
当社は材料の払出しを予定価格で記帳している。予定価格は180円/kg、当期の実際価格は186円/kg、実際消費量は2,500kgであった。予定価格による払出しはすでに記帳されている。
期末に材料消費価格差異を計上する仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
材料/材料消費価格差異/棚卸減耗費
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解答・解説
計算過程
| 順 | 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 1 | 単価の差 | 180-186 | -6 |
| 2 | 材料消費価格差異 | -6円×2,500kg | -15,000 |
| 3 | 有利・不利の判定 | 負なので不利差異 | 不利差異15,000円 |
正答仕訳
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 材料消費価格差異 | 15,000 | 材料 | 15,000 |
解説
予定価格が実際価格より6円低いので、単価の差は負になります。これに実際消費量2,500kgを掛けて15,000円の不利差異です。
単価の差の符号がそのまま差異の符号になります。 金額の絶対値だけを求めて符号を確かめないと、貸借を取り違えます。
貸借の確認:借方15,000円=貸方15,000円。
符号と記入側の一致:負(-15,000)→ 不利差異 → 材料消費価格差異は借方。