重要度:B
問6:文書の機密区分を定める方法として、最も適切なものはどれか。
- A:機密性の影響だけで区分を決め、完全性や可用性の影響は評価しない
- B:文書を作成した部門ごとの独自判断で区分を決め、組織共通の基準は適用しない
- C:文書ごとの区分は定めるが、区分に応じた取扱いのルールまでは定めない
- D:開示や改ざんの影響を基準で評価し、区分に応じた取扱いを定める
【第6問:正解と解説】
正解:D
・A
機密性だけでは、改ざんや利用不能による業務影響を反映できない。区分の基準には完全性・可用性の観点も含める。
・B
部門ごとの独自判断では分類に一貫性がなくなり、過大又は過小な管理につながる。
・C
区分は取扱いルールと対応させて初めて機能する。表示、保管、共有、廃棄などのルールを定める。
・D
正しい。組織の分類基準を用いて影響を評価し、区分と取扱方法を対応させる。
重要度:B
問7:機密データを保存していた旧サーバを廃棄する。最も適切な対応はどれか。
- A:保存義務を確認し、安全な消去又は媒体の破壊を実施して記録を残す
- B:電源を切れば読み出せなくなるので、そのまま一般廃棄物として処分する
- C:ファイルを通常の削除操作で消去すれば、復元できない状態になる
- D:廃棄業者へ引き渡した時点で、組織側での確認と記録は不要になる
【第7問:正解と解説】
正解:A
・A
正しい。廃棄では、保存期間、承認、適切な消去・破壊、委託先管理、完了記録などを確認する。
・B
電源を切っても記憶媒体のデータは残り、第三者に読み出される可能性がある。
・C
通常の削除では管理情報だけが消え、データを復元できる場合がある。
・D
委託しても、適切な処理を確認する責任が全て消えるわけではない。
重要度:C
問8:情報資産の棚卸し方法として、最も適切なものはどれか。
- A:台帳を一度作成した後は、システムの変更があっても内容を見直さない
- B:台帳の行数が前年と同じであれば、個々の内容までは確認しない
- C:機器の台数だけを数え、データや利用中のサービスは確認の対象にしない
- D:定期の確認に加え、導入・廃棄などの変更時にも実物と台帳を照合する
【第8問:正解と解説】
正解:D
・A
変更を反映しない台帳は実態とずれ、管理漏れにつながる。
・B
行数が同じでも、資産内容、所在、管理責任者が変わっている可能性がある。
・C
情報資産は物理機器だけではなく、データやサービスも含めて確認する。
・D
正しい。定期確認と変更時の更新を組み合わせ、所在、責任者、状態、利用状況などを確認する。
重要度:C
問9:顧客データの原本から、分析用の複製データを作成した。複製データの管理として、最も適切なものはどれか。
- A:原本を管理していれば、複製の保存場所や利用者は確認しなくてよい
- B:分析の用途で作成した複製なので、利用が済んだ後も無期限に保存する
- C:複製の保存場所、利用者、保管期間を定めて原本に応じた保護を行う
- D:複製のデータ名を別の名称に変更すれば、機密性への配慮は不要になる
【第9問:正解と解説】
正解:C
・A
複製にも機密情報が含まれるため、原本とは別に所在や利用状況を把握する必要がある。
・B
目的を終えたデータを不要に保有すると、漏えい時の影響や管理負担が増える。
・C
正しい。利用目的に必要な範囲で複製し、アクセス、保存期間、廃棄などを管理する。
・D
名称を変えても、情報の内容や価値は変わらない。
重要度:C
問10:特定の熟練者しか復旧手順を理解しておらず、その者が不在だと重要システムを復旧できない。情報資産管理上の対応として、最も適切なものはどれか。
- A:重要な知識を資産として認識し、文書化と代替要員の確保を行う
- B:人がもつ知識は情報資産に当たらないので、対策の対象にはしない
- C:復旧手順は熟練者の個人所有の端末にだけ保存して属人管理を続ける
- D:復旧できない事態が起きるたびに、新しいシステムを購入して対処する
【第10問:正解と解説】
正解:A
・A
正しい。業務に不可欠な知識や技能も特定し、属人化による可用性リスクを低減する。
・B
SGシラバスでは人材も情報資産の例として示されており、重要な知識への依存を把握する必要がある。
・C
個人端末だけへの保存は、紛失、故障、不在時の利用不能という新たなリスクを生む。
・D
緊急時の対応として現実的ではなく、業務継続の計画にもならない。

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