FP技能士3級 タックスプランニング 計算問題 第6問〜第9問

重要度:A 論点:各種所得

問6:2026年中に生命保険の満期保険金310万円(一時金)を受け取り、払込保険料の総額が250万円であった場合、この一時所得のうち総所得金額へ算入される金額はいくらか。なお、同年中に他の一時所得はないものとする。

【与件】
満期保険金(総収入金額):3,100,000円
払込保険料の総額(収入を得るために直接支出した金額):2,500,000円
特別控除額:最高500,000円
総所得金額への算入は一時所得の金額の2分の1

【第6問:正解と解説】

正解:50000円

計算式
総所得金額への算入額=(総収入金額-直接支出した金額-特別控除額)×1/2

計算過程
1.求めるもの:一時所得のうち総所得金額へ算入される金額
2.一時所得の金額:3,100,000円-2,500,000円-500,000円=100,000円
3.算入額:100,000円×1/2=50,000円
4.端数処理:本問では端数は生じない
5.単位確認:円
6.正解:50,000円

一時所得の金額は、総収入金額-収入を得るために直接支出した金額-特別控除額(最高50万円)で計算し、総所得金額へはその2分の1を算入する。(3,100,000円-2,500,000円-500,000円)=100,000円、算入額は100,000円×1/2=50,000円となる。

間違いやすい点
特別控除50万円の控除忘れと、2分の1の掛け忘れが典型的。「50万円を引いてから半分にする」という順序を正確に踏む。


重要度:A 論点:各種所得

問7:勤続年数24年(端数なし)で退職する場合の退職所得控除額はいくらか。

【与件】
勤続年数:24年(1年未満の端数なし)
退職所得控除額:勤続20年以下は40万円×勤続年数(最低80万円)、勤続20年超は800万円+70万円×(勤続年数-20年)

【第7問:正解と解説】

正解:10800000円

計算式
退職所得控除額(勤続20年超)=800万円+70万円×(勤続年数-20年)

計算過程
1.求めるもの:退職所得控除額
2.式の選択:勤続24年は20年超→800万円+70万円×(勤続年数-20年)
3.数値代入:8,000,000円+700,000円×(24-20)
4.計算:8,000,000円+2,800,000円=10,800,000円
5.端数処理:本問では端数は生じない
6.単位確認:円
7.正解:10,800,000円

勤続年数が20年を超える場合の退職所得控除額は、800万円+70万円×(勤続年数-20年)で計算する。8,000,000円+700,000円×(24年-20年)=8,000,000円+2,800,000円=10,800,000円となる。

間違いやすい点
勤続20年超に40万円×勤続年数の式を誤って適用する誤り(40万円×24年=960万円)が典型的。勤続年数が20年以下か20年超かで式を選択してから計算する。


重要度:B 論点:所得控除

問8:次の資料に基づき、Aさんの2026年分の所得税における雑損控除の額を求めなさい。雑損控除の額は、次の2つの式で計算した額のうち大きい方の額とする。計算過程で端数は生じない。答えは円単位で解答すること。
式1:(損害金額+災害等関連支出-保険金等)-総所得金額等×10%
式2:(災害関連支出-保険金等)-5万円

【与件】
総所得金額等:400万円
災害による損害金額:80万円
災害関連支出:25万円
保険金等により補填される金額:10万円(損害金額を補填するもの)

【第8問:正解と解説】

正解:550000円

計算式
式1:(損害金額+災害等関連支出-保険金等)-総所得金額等×10%/式2:(災害関連支出-保険金等)-5万円/いずれか大きい額

計算過程
式1:(80万円+25万円-10万円)-400万円×10%=95万円-40万円=55万円
式2:(25万円-10万円)-5万円=10万円
55万円>10万円のため、雑損控除の額は550,000円

式1と式2をそれぞれ計算し、大きい方の額が雑損控除の額となります。式1は55万円、式2は10万円のため、雑損控除の額は55万円(550,000円)です。

間違いやすい点
式1の総所得金額等×10%の差し引きを忘れる誤り、式1と式2の小さい方を選んでしまう誤りが起こりやすい。


重要度:B 論点:所得控除

問9:特定寄附金の合計額が2,000,000円、総所得金額等が4,000,000円である場合、所得税の寄附金控除額はいくらか。

【与件】
特定寄附金=2,000,000円;総所得金額等=4,000,000円;上限率=40%;足切り=2,000円;端数なし

【第9問:正解と解説】

正解:1598000円

計算式
min(特定寄附金,総所得金額等×40%)-2,000円

計算過程
min(2,000,000,1,600,000)-2,000=1,598,000

総所得金額等40%=1,600,000円。寄附金2,000,000円との低い方1,600,000円から2,000円を差し引き1,598,000円。

間違いやすい点
寄附金2,000,000円全額から2,000円を差し引かない。


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