当サイトの一問一答・択一式(応用)・計算特化問題を使って、基本情報技術者試験の科目Aの土台を作り、最後にIPAの公開問題や旧制度の午前問題で総仕上げをするための学習ロードマップです。
当サイトは、基本情報技術者試験のうち、科目A対策に特化しています。
科目Bの問題は提供していないため、市販の科目B対策教材やIPAのサンプル問題・公開問題を併用してください。
このサイトが扱う範囲
| 試験科目 | 当サイトの対応 |
|---|---|
| 科目A | 一問一答・択一式(応用)・計算特化問題を提供 |
| 科目B | 提供していません。IPA公開問題や市販教材で対策してください |
当サイトは、科目Aの知識を分野別に整理し、問題演習によって定着させるためのサイトです。
科目Bでは、アルゴリズムやプログラムの動きを追跡する力が求められます。短い知識問題を数多く解く科目Aとは学習方法が異なるため、科目Bについては専用教材を使用してください。
また、当サイトの問題だけで試験対策を完結させるのではなく、最後は必ずIPAの公開問題や旧制度の午前問題に取り組んでください。
合格までの3段階
| 段階 | 使用する教材 | 目的 |
|---|---|---|
| 第1段階 | 当サイトの一問一答・択一式・計算特化問題 | 科目Aの知識と計算力を固める |
| 第2段階 | 市販教材・IPAサンプル問題 | 科目Bのアルゴリズムと情報セキュリティを学ぶ |
| 第3段階 | IPA公開問題・旧制度午前問題 | 本試験に近い問題で総仕上げをする |
当サイトの役割は、第1段階の科目A対策を効率的に進めることです。
科目Aで必要な知識と計算手順を整理し、確保できた学習時間を科目Bと公開問題の演習に回してください。
2026年中に受験する方へ
IPAは、試験システムのリプレースに伴い、2026年12月28日以降、基本情報技術者試験を休止する予定としています。
試験会場によっては、2026年12月27日より前に試験を終了する場合があります。また、休止後の再開時期は、今後IPAから案内される予定です。
2026年中の受験を予定している方は、次の点を早めに確認してください。
- 受験を希望する地域の試験開催日
- 試験会場の空席状況
- 学習に確保できる期間
- 受験申込みに関する最新の案内
会場によって開催日や空席状況が異なるため、「学習が完成してから申し込む」のではなく、受験可能な日程を早めに確認しておくことを推奨します。
2027年度の新制度について
IPAは、2027年度から情報処理技術者試験を新制度へ移行する予定です。
基本情報技術者試験は新制度でも継続され、試験時間と問題数は次の構成が維持される予定です。
| 科目 | 試験時間 | 問題数 |
|---|---|---|
| 科目A | 90分 | 60問 |
| 科目B | 100分 | 20問 |
基本情報技術者試験では、科目Aの出題範囲の体系構成と、科目Bの一部表記などが変更されます。ただし、IPAは、試験で問う知識・技能の範囲そのものに変更はないと説明しています。
また、2027年度向けの新制度のシラバス案は、2026年6月30日に公表されています。
したがって、2027年度に受験する場合でも、現在の科目A学習が無駄になるわけではありません。
当サイトの問題を利用して基礎を固めながら、IPAが公表する新制度のシラバスやサンプル問題も確認してください。
試験情報
基本情報技術者試験は、科目Aと科目Bで構成されています。
| 科目 | 試験時間 | 出題数 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| 科目A | 90分 | 60問 | ITに関する幅広い知識・計算 |
| 科目B | 100分 | 20問 | アルゴリズム・プログラミング、情報セキュリティ |
科目A・科目Bは、それぞれ1,000点満点で評価され、両方で600点以上を取る必要があります。評価点は、単純な正答数ではなく、IRTに基づいて算出されます。
そのため、練習問題の正答率と本試験の評価点は完全には一致しません。
本ロードマップで示す正答率は、学習の進み具合を確認するための目安として使用してください。
まず何をするか
学習を始める前に、次の4つを行ってください。
- 受験予定時期を決める
- 1週間に確保できる学習時間を決める
- IPAの科目B問題を1問だけ見てみる
- 科目Bで使用する教材を決める
科目Bの問題は、最初は解けなくても問題ありません。
この段階の目的は、科目Bではどのようなプログラムを読み、どの程度の文章量を処理する必要があるのかを確認することです。
科目Aの学習をすべて終えてから科目B教材を探し始めると、科目Bに使える期間が不足する可能性があります。
学習時間の配分
当サイトでは、次の配分を目安として推奨します。
| 学習対象 | 配分の目安 |
|---|---|
| 科目A | 45~50% |
| 科目B | 35~40% |
| 公開問題・旧制度午前問題による総仕上げ | 10~20% |
これはIPAが定めた公式配分ではなく、当サイトが推奨する学習上の目安です。
プログラミング未経験者は、科目Bにより多くの時間を配分してください。
科目Aを完璧にしてから科目Bへ進むのではなく、学習開始から1~2週間以内に、短時間でも科目Bへ触れることを推奨します。
学習期間モデル
必要な学習時間は、IT知識やプログラミング経験によって大きく異なります。
以下は、当サイト独自の学習モデルです。
| モデル | 対象者 | 期間 | 週間学習時間 | 総学習時間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 短期 | IT実務・プログラミング経験者 | 約8週間 | 20~25時間 | 約160~200時間 |
| 標準 | ITパスポート合格者・学習経験者 | 約14週間 | 12~15時間 | 約170~210時間 |
| じっくり | IT・プログラミング初学者 | 約20~28週間 | 8~12時間 | 約200~300時間 |
必要時間には個人差があります。
特に、配列、繰返し、再帰などを初めて学ぶ場合は、科目Bに多くの時間が必要になることがあります。
全体フェーズ
| フェーズ | 使用する教材 | 目的 |
|---|---|---|
| Phase 0 | IPA公式情報・基本テキスト | 試験の全体像を把握する |
| Phase 1 | 当サイトの一問一答 | 科目Aの知識の骨格を作る |
| Phase 2 | 当サイトの択一式・計算特化問題 | 選択肢を判断する力と計算力を固める |
| Phase 3 | 市販教材・IPAサンプル問題 | 科目Bの擬似言語とトレースを学ぶ |
| Phase 4 | 科目B演習教材 | 科目Bを時間内に解く力を養う |
| Phase 5 | IPA公開問題・旧制度午前問題 | 本試験に近い問題で総仕上げをする |
Phase 1・2とPhase 3は、完全に分離するものではありません。
科目Aを当サイトで学びながら、週に2~3回は科目Bの学習を並行してください。
推奨学習ルート
科目Aは、次の順番で学習することを推奨します。
- 基礎理論
- コンピュータシステム
- 情報セキュリティ
- ネットワーク
- データベース
- 開発技術
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム戦略
- 経営戦略
- 企業活動・法務
- 計算特化問題
- IPA公開問題・旧制度午前問題
基礎理論、コンピュータシステム、情報セキュリティは、他分野や科目Bにも関連するため、早めに学習してください。
ただし、一つの分野を100%理解するまで次へ進まない方法はおすすめしません。
正答率が80%前後になり、誤答理由を説明できるようになったら次の分野へ進み、後から繰り返し復習してください。
Phase 0 学習準備
目的
受験時期と学習の到達点を明確にする。
行うこと
- IPAの最新試験情報を確認する
- 受験予定時期を決める
- 1週間の学習時間を決める
- 科目Aと科目Bの問題形式を見る
- 科目A用の基本テキストを用意する
- 科目B用の教材を用意する
- 当サイトの分野別ページを確認する
当サイトは問題演習を中心とした教材です。
初学者は、市販の基本テキストや講義教材で全体像を確認しながら、当サイトの問題を利用してください。
次へ進む基準
- 受験時期が決まっている
- 週間学習時間が決まっている
- 科目A・科目Bの教材が決まっている
Phase 1 科目Aの基礎固め
目的
一問一答を使い、科目Aの用語と仕組みを理解する。
進め方
- 基本テキストで対象分野を確認する
- 当サイトの一問一答を解く
- 解説を読み、正誤の理由を確認する
- 誤答した問題を当日又は翌日に解き直す
- 正答率が80%前後になったら次の分野へ進む
一問一答では、○又は×の記号だけを覚えないでください。
誤っている文章について、どの部分を直せば正しい文章になるのかを説明できる状態を目指します。
誤答の分類
間違えた問題は、次のように分類してください。
- 用語を知らなかった
- 似た用語と混同した
- 条件を読み落とした
- 数値や単位を間違えた
- 例外を知らなかった
- 問題文を読み違えた
原因を分類することで、必要な復習方法が分かります。
Phase 2 択一式と計算問題
目的
四つの選択肢から、正解を一意に選ぶ力を身につける。
進め方
- 一問一答を終えた分野から択一式へ進む
- 正解の理由を確認する
- 誤答選択肢の間違いも確認する
- 条件が変わった場合に正解となる可能性を考える
- 誤答した論点は一問一答へ戻る
- 計算問題は選択肢を見る前に自分で計算する
正解できた問題でも、他の選択肢を説明できなければ復習対象です。
計算特化問題の使い方
当サイトでは、科目Aの計算問題を主なパターンごとに学習できます。
| 分野 | 主な内容 |
|---|---|
| 稼働率 | 直列・並列システム、MTBF・MTTR |
| サブネット | サブネットマスク、ネットワークアドレス、ホスト数 |
| 転送時間 | 回線速度、伝送効率、転送時間 |
| 基数変換 | 2進数・8進数・16進数、補数 |
| CPU性能 | クロック周波数、CPI、MIPS |
| 待ち行列 | 利用率、平均待ち時間、平均応答時間 |
| 確率・期待値 | 確率、順列、組合せ、期待値 |
| データ量 | 画像・音声・動画のデータ量 |
| 計算量 | オーダー記法、探索・整列 |
| 財務計算 | 損益分岐点、限界利益、財務指標 |
| 工数・日程 | 要員、PERT、クリティカルパス、EVM |
| セキュリティ | 鍵数、リスク評価、年間予想損失額 |
公式を暗記するだけでなく、次の手順を固定してください。
- 求める値を確認する
- 単位をそろえる
- 使用する数値を抜き出す
- 式を立てる
- 計算結果が現実的か確認する
ビットとバイト、秒と分、K・M・Gなどの単位換算は、計算前に行ってください。
Phase 3・4 科目B対策
当サイトでは、科目Bの問題を提供していません。
市販の科目B教材、IPAのサンプル問題、公開問題を使用してください。
学習する順番
- 変数と代入
- 条件分岐
- 繰返し
- 配列
- 関数
- 文字列処理
- スタック・キュー
- リスト・木構造
- 探索
- 整列
- 再帰
- オブジェクト指向
- 情報セキュリティ
プログラムは紙に書いて追う
科目Bでは、プログラムを頭の中だけで追わないでください。
変数や配列の値を表に書き、1行ずつ実行します。
| 処理回数 | 変数i | 変数j | 配列 | 条件判定 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||
| 2 | ||||
| 3 |
最初は時間がかかっても問題ありません。
正確に追跡できるようになった後、少しずつ書き出す量を減らしてください。
科目Aの復習を止めない
科目Bの学習期間中も、週に1回は当サイトへ戻ってください。
特に、次の分野は忘れやすいため、定期的に復習します。
Phase 5 IPA公開問題で総仕上げ
当サイトの問題は、科目Aの学習用に作成したオリジナル問題です。
本試験で実際に使用された問題と同じものではありません。
そのため、当サイトの問題で安定して正解できるようになった後は、必ずIPAの公開問題へ進んでください。
IPAは、CBT方式で実際に出題した基本情報技術者試験の問題のうち、一部を年度ごとに公開しています。実際の科目Aは60問、科目Bは20問ですが、公開されるのはその一部です。
「公開問題」と「過去問題」の違い
本ページでは、分かりやすさのため「過去問題」と表現する場合がありますが、CBT移行後にIPAが公表しているのは、実際に出題された問題の一部です。
総仕上げには、次の教材を使います。
- 2023年度以降の科目A公開問題
- 2023年度以降の科目B公開問題
- 2022年度以前の午前問題
- 科目A免除制度の修了試験問題
- 市販の本試験形式問題集
2022年度以前の午前問題は、現在の科目Aと重なる論点が多く、科目A演習に利用できます。
一方、旧制度の午後問題は現行の科目Bと形式が大きく異なるため、科目Bの総仕上げ教材として優先する必要はありません。
公開問題の解き方
1回目:現在の実力で解く
最初は解説やテキストを見ずに解きます。
正答率だけでなく、間違えた分野を記録してください。
2回目:全選択肢を確認する
正解した問題も含めて、すべての選択肢を確認します。
次の問題は、正解していても復習対象です。
- 勘で答えた
- 消去法だけで選んだ
- 他の選択肢を説明できない
- 計算過程が曖昧だった
- 問題文の条件を読み落とした
3回目:当サイトへ戻る
間違えた分野について、当サイトの一問一答・択一式・計算特化問題へ戻ります。
公開問題で間違える↓当サイトの同じ分野へ戻る↓一問一答で知識を確認する↓択一式・計算問題を解き直す↓公開問題へ戻る
4回目:時間を測る
科目Aは90分、科目Bは100分を意識して演習します。
科目Aでは1問に時間をかけすぎず、分からない問題は一度飛ばします。
科目Bでは、長い問題に固執せず、解ける問題を確実に処理してください。
週次学習モデル
週12~15時間を確保する場合の一例です。
| 曜日 | 学習内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 月 | 科目Aの新規分野 | 60~90分 |
| 火 | 一問一答・復習 | 60~90分 |
| 水 | 科目Bのトレース | 60~90分 |
| 木 | 科目Aの択一式 | 60~90分 |
| 金 | 科目B又は情報セキュリティ | 60分 |
| 土 | 計算特化問題・科目B | 2~3時間 |
| 日 | 週間復習・公開問題 | 2~3時間 |
科目Bは、週末にまとめて長時間行うよりも、週に複数回触れる方が習慣化しやすくなります。
復習のタイミング
同じ範囲を、次のタイミングで復習してください。
- 翌日
- 1週間後
- 1か月後
- 公開問題へ進む前
- 試験直前
正解した問題でも、正解の理由を説明できなければ復習します。
分野別の学習方針
基礎理論
2進数、論理演算、確率、待ち行列、データ構造、アルゴリズムなどを学びます。
計算問題は必ず途中式を書いてください。
→ 基礎理論のページ
コンピュータシステム
CPU、メモリ、記憶装置、OS、システム構成などを学びます。
クロック周波数、CPI、MIPS、キャッシュ、稼働率を重点的に練習します。
技術要素
情報セキュリティ、ネットワーク、データベース、ヒューマンインタフェース、マルチメディアなどを含みます。
情報セキュリティは科目Bにも関係するため、早めに学習してください。
ネットワークでは通信時間とサブネット、データベースではSQLを実際に解く必要があります。
→ 技術要素のページ
開発技術
開発工程、テスト、レビュー、開発モデル、アジャイル、バージョン管理などを学びます。
似た用語を比較して整理してください。
→ 開発技術のページ
プロジェクトマネジメント
WBS、PERT、クリティカルパス、EVM、リスク管理などを学びます。
計算結果が何を表すのかまで理解してください。
サービスマネジメント
インシデント管理、問題管理、変更管理、SLA、サービスデスク、システム監査などを学びます。
それぞれの管理活動の目的を区別します。
システム戦略・経営戦略・企業活動
範囲が広いため、一つの用語を深追いしすぎないようにしてください。
ただし、損益分岐点、財務比率、ROI、減価償却などの計算問題は、実際に手を動かして練習します。
→ システム戦略のページ / → 経営戦略のページ / → 企業と法務のページ
つまずいたときの対処
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| 用語が覚えられない | 「何をする仕組みか」を一言で説明する |
| 計算ミスが多い | 計算前に単位を統一する |
| 当サイトでは解けるが公開問題で間違える | 初見の表現に慣れるため公開問題を増やす |
| 科目Bのプログラムが読めない | 変数と配列の値を紙に書く |
| 再帰が理解できない | 呼出しと戻り値を図にする |
| 学習範囲が終わらない | 一分野を完璧にせず、80%前後で次へ進む |
| 科目Bに時間を使えない | 科目Aの細かな論点を深追いしすぎない |
| 学習期間が不足する | 受験時期や科目A免除制度を再検討する |
IPA認定講座を修了し、所定の修了試験に合格した場合は、基本情報技術者試験の科目Aが一定期間免除される制度があります。2027年度の新制度でも、この制度は変更されない予定です。
試験前の最終チェック
科目A
- 一問一答で80%程度正解できる
- 択一式で正解理由を説明できる
- 誤答選択肢の間違いを説明できる
- 主要な計算問題を手計算できる
- IPA公開問題を解いた
- 旧制度午前問題を利用した
- 間違えた分野を当サイトで復習した
- 時間を測った演習を行った
科目B
- 擬似言語の基本を理解している
- 変数と配列の値を追跡できる
- 条件分岐と繰返しを読める
- 探索・整列・データ構造を理解している
- 情報セキュリティ問題を演習した
- IPAの科目B公開問題を解いた
- 時間を測った演習を行った
まとめ
当サイトは、基本情報技術者試験の科目A対策に特化した問題演習サイトです。
一問一答、択一式、計算特化問題を順番に利用することで、科目Aの知識と問題対応力を段階的に身につけられます。
ただし、当サイトで高い正答率を取ることが最終目的ではありません。
当サイトで科目Aの土台を作った後は、必ずIPAの公開問題や旧制度の午前問題へ進み、初めて見る問題でも知識を使って判断できるか確認してください。
基本テキストで全体像を確認する↓当サイトの一問一答で知識を定着させる↓択一式で選択肢を判断する力を身につける↓計算特化問題で計算手順を固める↓外部教材で科目Bを学習する↓IPA公開問題・旧制度午前問題で総仕上げをする
科目Aは幅広い知識を繰り返し学び、科目Bは早い段階から継続して手を動かすことが重要です。
当サイトと外部教材、IPA公開問題を適切に使い分け、科目A・科目Bの両方で安定して得点できる状態を目指しましょう。