基本情報技術者 技術要素 択一式(応用) 第46問〜第50問|ネットワーク

重要度:C 論点:ネットワーク

問46:無線LANで採用されているCSMA/CA方式に関する記述として、適切なものはどれか。

  • A:送信中にデータの衝突を検出した時点で送信を中止し、時間をおいて再送する
  • B:他の端末の送信終了を待ち、さらにランダムな時間待ってから送信して衝突を避ける
  • C:端末ごとに送信できる時間帯をあらかじめ固定的に割り当てて衝突を防ぐ
  • D:送信権を示すトークンを端末間で巡回させ、トークンを得た端末だけが送信する
【第46問:正解と解説】

正解:B

・A
衝突を検出してから対処するのは、有線LANで用いられてきたCSMA/CD方式の説明である。電波を使う無線では衝突の検出自体が困難である。

・B
正解。CSMA/CAは、搬送波を検知して他の端末の送信が終わるのを待ち、さらにランダムな待ち時間を挿入してから送信することで、衝突をできる限り回避する方式である。

・C
時間帯を固定的に割り当てる方式の説明であり、CSMA/CAは送信が必要になったときに送信を試みる方式である。

・D
トークンパッシング方式の説明である。


重要度:B 論点:ネットワーク

問47:社内LANのPCがパケットを送信するとき、宛先IPアドレスが自分と同じネットワークに属しておらず、宛先への個別経路が経路表に登録されていない一方、デフォルトゲートウェイが設定されている場合の動作として、適切なものはどれか。

  • A:デフォルトゲートウェイとして設定されたルータへパケットを転送する
  • B:宛先のMACアドレスを解決できないため、パケットを破棄してエラーとする
  • C:ネットワーク内の全ての機器に対して、パケットをブロードキャストで送信する
  • D:DNSサーバへパケットを転送して、宛先までの経路の選択を依頼する
【第47問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。宛先が自分と異なるネットワークに属し、宛先への個別経路が経路表に登録されていない場合は、デフォルトルートで指定されたデフォルトゲートウェイへパケットを送る。それより先の経路選択はルータが行う。

・B
本問の条件では、宛先への個別経路がないため、デフォルトゲートウェイのMACアドレスを解決し、そのMACアドレスを宛先とするフレームにパケットを格納して送信する。宛先IPアドレスが別ネットワークであることを理由に、直ちにパケットを破棄するわけではない。

・C
他のネットワーク宛ての通常の通信を、ブロードキャストで送ることはない。

・D
DNSサーバが担うのは名前解決であり、パケットの経路選択は行わない。


重要度:A 論点:ネットワーク

問48:ルータの経路表に、192.168.0.0/16への経路Aと192.168.10.0/24への経路Bが登録されている。宛先IPアドレスが192.168.10.50のパケットを転送するとき、選択される経路はどれか。

  • A:経路表へ先に登録されたプレフィックスの短い経路A
  • B:一致した経路Aと経路Bの両方へ同じパケットを転送する
  • C:より長いプレフィックスが一致する経路B
  • D:利用できる経路が一致しないのでパケットをその場で破棄する
【第48問:正解と解説】

正解:C

・A
経路の登録順だけで選択するのではなく、宛先に一致する経路の中から、より長いプレフィックスをもつ経路を優先する。

・B
異なるプレフィックス長の経路が一致する場合、通常は両方へ同時に転送するのではなく、最長一致する経路を選択する。

・C
正解。192.168.10.50は192.168.0.0/16と192.168.10.0/24の両方に一致するが、より具体的な/24の経路Bが最長一致によって選択される。

・D
192.168.10.50は二つの経路に一致するため、経路がない状態ではない。


重要度:B 論点:ネットワーク

問49:プライベートIPアドレスに関する記述として、適切なものはどれか。

  • A:世界中で一意になるように、インターネットレジストリが申請に基づいて割り当てる
  • B:プライベートIPアドレスを送信元としたまま、インターネット上のサーバと直接通信できる
  • C:アドレスの重複による障害は起きないので、組織内で同じアドレスを複数の機器に割り当ててよい
  • D:組織内で自由に割り当てられるが、インターネットとの通信にはNATなどによる変換が必要である
【第49問:正解と解説】

正解:D

・A
レジストリによって世界で一意に割り当てられるのは、グローバルIPアドレスである。

・B
プライベートIPアドレスはインターネット上では経路制御の対象にならないため、そのままでは直接通信できない。

・C
同一ネットワーク内でIPアドレスが重複すると正常に通信できなくなるため、組織内でも一意に割り当てる必要がある。

・D
正解。プライベートIPアドレスは定められた範囲内で組織が自由に使えるが、インターネットと通信する際にはNATやNAPTによってグローバルIPアドレスへ変換する必要がある。


重要度:C 論点:ネットワーク

問50:TCPにおいて、受信側が受信バッファの空き容量に応じて送信側の送信量を調整するために通知する値はどれか。

  • A:シーケンス番号
  • B:受信ウィンドウサイズ
  • C:TTL
  • D:ポート番号
【第50問:正解と解説】

正解:B

・A
シーケンス番号は、TCPのバイト列の位置を識別して順序制御や再送制御を行うために用いる。

・B
正解。受信側は受信可能なデータ量を受信ウィンドウサイズとして通知し、送信側はその範囲を超えて未確認データを送り過ぎないようにする。これはTCPのフロー制御に用いられる。

・C
TTLは、IPパケットがネットワーク内に残り続けないように中継可能回数を制限するためのIPv4ヘッダの値である。

・D
ポート番号は、端末内のどのアプリケーション又はサービスとの通信かを識別するために用いる。


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