基本情報技術者 技術要素 択一式(応用) 第26問〜第30問|セキュリティ

重要度:B 論点:セキュリティ

問26:シングルサインオンの説明として、適切なものはどれか。

  • A:1つのシステムに対して、パスワードと生体情報を組み合わせて認証する
  • B:利用者ごとに1回しか使えない使い捨てのパスワードを発行して認証する
  • C:1台の端末からは同時に1人の利用者だけがログインできるように制限する
  • D:一度の認証に成功すれば、連携する複数のシステムを追加の認証なしで利用できる
【第26問:正解と解説】

正解:D

・A
複数の種類の認証要素を組み合わせるのは多要素認証の説明である。

・B
使い捨てのパスワードを用いるのはワンタイムパスワード認証の説明である。

・C
端末ごとの同時利用の制限であり、シングルサインオンとは関係がない。

・D
正解。シングルサインオンは一度の認証で連携する複数のシステムやサービスを利用できるようにする仕組みであり、利便性の向上とパスワード管理の負担軽減が図れる。


重要度:B 論点:セキュリティ

問27:バイオメトリクス認証において、本人拒否率が低くなる方向へ判定のしきい値を調整した。このとき一般に起こることとして、適切なものはどれか。

  • A:他人受入率が高くなり、他人を本人と誤って受け入れるおそれが増す
  • B:他人受入率も同時に低くなり、安全性と利便性が共に向上する
  • C:本人拒否率と他人受入率は独立しているため、他人受入率は変化しない
  • D:登録済みの生体情報が無効になり、全利用者の再登録が必要になる
【第27問:正解と解説】

正解:A

・A
正解。本人拒否率と他人受入率はトレードオフの関係にあり、本人を拒否しにくくなるように緩めると、他人を誤って受け入れる確率が高くなる。

・B
同じ照合方式と同じセンサを用い、判定のしきい値だけを調整する場合、本人拒否率を下げると一般に他人受入率は上がる。センサや照合アルゴリズム自体を改善すれば両方が低下する場合もあるため、どのような改善を行っても両者を同時に低くできないという説明は適切でない。

・C
両者は同じ判定のしきい値に連動して変化するため、独立ではない。

・D
しきい値の調整は判定基準の変更であり、登録済みの生体情報が失われることはない。


重要度:C 論点:セキュリティ

問28:普段と異なる国のIPアドレスや、通常利用しない時間帯からのログインを検知したときに限って、追加の本人確認を要求する認証方式はどれか。

  • A:CAPTCHA
  • B:チャレンジレスポンス認証
  • C:リスクベース認証
  • D:ワンタイムパスワード認証
【第28問:正解と解説】

正解:C

・A
CAPTCHAは、操作しているのがプログラムではなく人間であることを確認するための仕組みである。

・B
チャレンジレスポンス認証は、パスワードそのものを通信経路に流さずに認証する方式であり、状況に応じて追加確認を行うものではない。

・C
正解。リスクベース認証は、アクセス元や時間帯などから普段と異なる不審な状況を検知した場合に限って、追加の認証を要求する方式である。

・D
ワンタイムパスワード認証は毎回使い捨てのパスワードを用いる方式であり、状況によって認証の要否が変わるものではない。


重要度:B 論点:セキュリティ

問29:S/MIMEを利用して電子メールを送受信することによって実現できることはどれか。

  • A:メールサーバの負荷を分散して、大量のメールを高速に配送する
  • B:添付ファイルを自動的に圧縮して、送信できる容量の上限を緩和する
  • C:迷惑メールを内容から判定して、受信トレイから自動的に隔離する
  • D:メールの暗号化と、送信者を確認できるディジタル署名の付与
【第29問:正解と解説】

正解:D

・A
配送の負荷分散はメールシステムの構成によって実現するものであり、S/MIMEの機能ではない。

・B
S/MIMEは暗号化と署名のための規格であり、添付ファイルの圧縮を行うものではない。

・C
迷惑メールの判定や隔離はスパムフィルタの機能である。

・D
正解。S/MIMEはディジタル証明書を利用して、メール本文や添付ファイルの暗号化による盗聴防止と、ディジタル署名による送信者の確認・改ざん検知を実現する。


重要度:B 論点:セキュリティ

問30:外出先の従業員が公衆無線LANなどの信頼できないネットワークを経由して社内システムを利用するとき、通信の安全を確保するために用いる技術として、最も適切なものはどれか。

  • A:MACアドレスフィルタリング
  • B:VPN
  • C:リモートワイプ
  • D:パケットフィルタリング
【第30問:正解と解説】

正解:B

・A
MACアドレスフィルタリングは自組織のアクセスポイントで接続できる端末を制限する機能であり、外部のネットワークを経由する通信の保護はできない。

・B
正解。VPNは暗号化された仮想的な専用線を構築する技術であり、信頼できないネットワーク上でも通信の盗聴や改ざんを防いで社内システムへ安全に接続できる。

・C
リモートワイプは端末の紛失・盗難時に遠隔からデータを消去する対策であり、通信の保護を行うものではない。

・D
パケットフィルタリングは通信の許可・遮断を制御する機能であり、通信内容の暗号化は行わない。


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