重要度:B 論点:プロジェクトマネジメント
問1:次の活動のうち、プロジェクトに該当するものはどれか。
- A:毎月決められた手順に従って給与を計算し、給与明細と振込データを継続的に作成していく業務
- B:6か月後の稼働開始を期限として新しい在庫管理システムを導入し、完了後に臨時チームを解散する活動
- C:稼働中の情報システムを24時間体制で監視し、障害の受付と復旧対応を継続的に行っていく業務
- D:毎営業日に受注データを登録し、在庫の引当てと出荷指示を同じ手順で繰り返し実施する業務
【第1問:正解と解説】
正解:B
・A
給与計算を毎月同じ手順で継続する活動は、終了時期を定めない定常業務であり、プロジェクトではない。
・B
正解。新しい在庫管理システムの導入は独自の成果物を生み出す活動であり、6か月後という終了時期が定められ、完了後に臨時チームを解散するため、プロジェクトに該当する。
・C
システムの監視と障害対応を継続的に行う活動は、反復して実施する定常的な運用業務である。
・D
受注登録、在庫引当て、出荷指示を毎営業日に同じ手順で繰り返す活動は、定常業務である。
重要度:A 論点:プロジェクトマネジメント
問2:設計作業は、先行する要件定義作業が完了した後に2日間の待ち時間を設けて開始する。この2日間を何というか。
- A:リード
- B:トータルフロート
- C:ラグ
- D:マイルストーン
【第2問:正解と解説】
正解:C
・A
リードは、後続作業を先行作業の完了前に前倒しして開始できる時間であり、本問の待ち時間ではない。
・B
トータルフロートは、プロジェクト全体の完了を遅らせずに作業を遅延できる余裕時間である。
・C
正解。ラグは、先行作業と後続作業との間に設ける待ち時間である。本問では、要件定義完了後から設計開始までの2日間がラグに当たる。
・D
マイルストーンは、プロジェクトの重要な節目を示す時点であり、作業間の待ち時間ではない。
重要度:B 論点:プロジェクトマネジメント
問3:プロジェクトの成果物と作業を階層的に細分化して、管理の単位を明確にしたものはどれか。
- A:WBS
- B:SLA
- C:KPI
- D:RFP
【第3問:正解と解説】
正解:A
・A
正解。WBS(作業分解構成図)は、成果物や作業をトップダウンで階層的に分解した図であり、作業の抜け漏れの防止や、見積り・進捗管理の単位の明確化に役立つ。
・B
SLAは、サービス及び合意されたパフォーマンスについて、サービス提供者である組織と顧客が合意する文書である。
・C
KPIは、目標の達成度を測るための重要業績評価指標である。
・D
RFPは、調達先の候補へシステムの提案を依頼する提案依頼書である。
重要度:B 論点:プロジェクトマネジメント
問4:スケジュールを短縮する技法のうち、本来は順番に行う予定であった作業を並行して実施することによって期間を短縮するものはどれか。
- A:クラッシング
- B:モンテカルロ法
- C:資源平準化
- D:ファストトラッキング
【第4問:正解と解説】
正解:D
・A
クラッシングは、要員の追加などの資源の投入によって作業期間を短縮する技法である。
・B
モンテカルロ法は、乱数を用いた試行を繰り返して結果を見積もる手法であり、期間短縮の技法ではない。
・C
資源平準化は、要員などの資源の過剰割当てを解消するために、作業の開始時期や終了時期を調整する技法である。調整の結果、クリティカルパスが変化したり、プロジェクト期間が延びたりする場合がある。
・D
正解。ファストトラッキングは、順に行う予定の作業を重ねて並行実施することで期間を短縮する技法である。手戻りが発生するリスクが増える点に注意が必要である。
重要度:C 論点:プロジェクトマネジメント
問5:洗い出したリスクの優先順位を定性的に評価するときに用いる観点の組合せとして、適切なものはどれか。
- A:費用と品質
- B:発生確率と影響度
- C:難易度と工数
- D:要員数と期間
【第5問:正解と解説】
正解:B
・A
費用と品質はプロジェクトの管理対象ではあるが、リスクの優先順位付けの観点の組合せではない。
・B
正解。リスクの定性的分析では、リスクが起こる可能性(発生確率)と、起きた場合の影響の大きさ(影響度)の2軸で評価し、優先的に対応するリスクを絞り込む。
・C
難易度と工数は作業の見積りの観点であり、リスク評価の組合せではない。
・D
要員数と期間は体制とスケジュールの計画要素であり、リスク評価の組合せではない。

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