1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、工事用電力・仮設電気設備の問題です(分野:共通工学・重要度A)。一問一答10問 → 四肢択一6問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。
一問一答(○×)
難易度:★☆☆
問1:労働安全衛生規則による場合、労働者が接触するおそれのある移動電線について、絶縁被覆の損傷・老化による感電を防止する措置をとる。
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正解:○
正解は○です。第336条の対象の配線・移動電線の被覆に関する措置です。
根拠:労働安全衛生規則 第336条。
難易度:★★☆
問2:労働安全衛生規則による場合、導電性の高い場所に該当しない乾燥した場所で使う電動機付き可搬式機器は、対地電圧150Vちょうどという条件だけで、第333条第1項の150V超の対象となる。
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正解:×
正解は×です。電圧条件は150Vを超えるものです。場所の別条件に該当しないという問題条件では、150Vちょうどを150V超とはしません。
根拠:労働安全衛生規則 第333条第1・2項。
難易度:★★☆
問3:労働安全衛生規則による場合、電動機付き可搬式機器を鉄板上など導電性の高い場所で使用する場合、対地電圧100Vでも、第333条第1項の所定装置接続の対象に含まれる。
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正解:○
正解は○です。電圧150V超の条件と、湿潤・導電性の高い場所の条件は別です。困難な場合の第2項の措置は別にあります。
根拠:労働安全衛生規則 第333条第1・2項。
難易度:★★☆
問4:労働安全衛生規則による場合、開路した電力コンデンサを有する電路で残留電荷による危険がある場合、安全な方法で確実に放電させる。
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正解:○
正解は○です。開路したことだけでは危険な残留電荷がなくなるとは限りません。339条1項2号の措置です。
根拠:労働安全衛生規則 第339条第1項第2号。
難易度:★★☆
問5:令和8年の国交省安全施工技術指針による場合、架空電線又は電気機器の充電電路に近接する場所で工作物の建設等を行うときは、定期的に絶縁抵抗・接地抵抗を測定して安全を確認する。
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正解:○
正解は○です。第5章第8節1の柱書に示された場所・作業の保守措置です。充電電路に近接する工作物工事という適用条件を明確にし、測定周期の一律の数値は問わない問題です。
根拠:土木工事安全施工技術指針 第5章第8節1柱書・(2)(冊子40・PDF48頁)。
難易度:★★☆
問6:労働安全衛生規則による場合、導電体に囲まれ著しく狭い場所で、交流アーク溶接を手作業で行うときは、交流アーク溶接機用自動電撃防止装置を使用する。
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正解:○
正解は○です。第332条の対象場所・自動溶接を除く作業の措置です。漏電遮断装置の機器・場所の要件と区別します。
根拠:労働安全衛生規則 第332条。
難易度:★★☆
問7:労働安全衛生規則による場合、仮設配線を通路面で使うことは、車両等の通過による絶縁被覆損傷のおそれのない状態でも禁止される。
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正解:×
正解は×です。338条には被覆損傷のおそれのない状態で使用する場合のただし書があります。
根拠:労働安全衛生規則 第338条本文・ただし書。
難易度:★☆☆
問8:独自電力収支モデルで同時最大負荷12kW、供給上限15kW、始動・力率・損失の影響なしとする。この負荷は、与えた供給上限を超えている。
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正解:×
正解は×です。12<15なので与えた上限を超えません。この算術だけで実設備の全安全条件への適合を判定しません。
根拠:A独自の図面・算術モデル モデルE08-1・2(直流・同時負荷の算術)。
難易度:★★☆
問9:労働安全衛生規則による場合、墜落により危険を及ぼすおそれのある高さ2m以上の場所で、接地された鉄骨等の導電体に接触するおそれがあり、交流アーク溶接を手作業で行うときは、交流アーク溶接機用自動電撃防止装置を使用する。
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正解:○
正解は○です。第332条の高さの条件だけでなく、墜落による危険と接地された導電体への接触のおそれを満たす場所です。自動溶接は除かれるため、手作業という条件を示しています。
根拠:労働安全衛生規則 第332条。
難易度:★★☆
問10:労働安全衛生規則による場合、電路を開路して行う所定停電作業で、第339条第1項の措置は電路本体の作業にだけ適用し、その開路電路に近接する工作物の作業は適用対象から除く。
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正解:×
正解は×です。同項の柱書は、近接する電路、電路を支持する物又は近接する工作物の作業にも同様の措置を求めています。電路本体だけに限りません。
根拠:労働安全衛生規則 第339条第1項柱書。
四肢択一
難易度:★★☆
問11:労働安全衛生規則による場合、適当な記述はいくつあるか。
ア:電動機を有する可搬式機器を対地電圧200Vで使う場合、原則として所定の漏電遮断装置を接続する。
イ:その所定装置を接続することが困難な場合、金属外枠等を第333条第2項の方法で接地して使用する。
ウ:同条の接地方法では、接地線と電路線を混用してもよい。
- 3個
- 0個
- 1個
- 2個
【第11問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。アは正しい。150V超という条件を満たします。 イは正しい。原則の措置が困難な場合の代替要件です。 ウは誤り。接地線・端子と電路のものの混用防止措置が必要です。
根拠:労働安全衛生規則 第333条第1・2項;労働安全衛生規則 第333条第2項各号。
1:誤り。適当な記述は2個です。
2:誤り。適当な記述は2個です。
3:誤り。適当な記述は2個です。
4:正しい。適当な記述は2個です。
難易度:★★☆
問12:労働安全衛生規則による場合、開路後の所定停電作業について、適当な記述はいくつあるか。
ア:開路に用いた開閉器には施錠、通電禁止表示又は監視人配置という措置を行う。
イ:高圧だった電路の停電確認は検電器具で行う。
ウ:所定の高圧だった電路は、停電確認が済めば短絡接地を省略できる。
- 2個
- 3個
- 0個
- 1個
【第12問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。アは正しい。339条1項1号の代替措置です。 イは正しい。同項3号の停電確認です。 ウは誤り。同号は停電確認と短絡接地の双方を求めます。
根拠:労働安全衛生規則 第339条第1項第1号;労働安全衛生規則 第339条第1項第3号。
1:正しい。適当な記述は2個です。
2:誤り。適当な記述は2個です。
3:誤り。適当な記述は2個です。
4:誤り。適当な記述は2個です。
難易度:★☆☆
問13:労働安全衛生規則第339条第2項の対象となる停電作業を終了し、開路した電路への再通電を準備している。同項が通電前に確認するよう求める事項を満たす計画はどれか。同項以外の必要な措置は満たしているものとする。
- 従事する労働者に感電の危険が生ずるおそれがないことを確認し、短絡接地器具の取外しは通電後に確認する。
- 短絡接地器具の取外しを確認し、従事する労働者の感電の危険の有無は通電後に確認する。
- 従事する労働者に感電の危険が生ずるおそれがないことと、短絡接地器具を取り外したことの両方を確認した後に通電する。
- 作業終了の報告を受けることをもって、労働者の感電の危険と短絡接地器具の取外しの確認に代えて通電する。
【第13問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。再通電の前には、従事する労働者の感電の危険がないことと、短絡接地器具の取外しの両方を確認します。
根拠:労働安全衛生規則第339条第2項(2026年10月10日施行基準)。
1:誤り。短絡接地器具を取り外したことも、通電する前に確認する必要があります。
2:誤り。従事する労働者に感電の危険が生ずるおそれがないことも、通電する前に確認する必要があります。
3:正しい。同項が求める二つの確認を通電前に行う計画です。
4:誤り。作業終了の報告だけでは、同項の二つの確認を済ませたことになりません。
難易度:★★☆
問14:労働安全衛生規則による場合、架空充電電路の近くのくい打ち作業で感電危険がある。電路移設・囲い・絶縁用防護具の措置が著しく困難であるとき、第349条に示された対応はどれか。
- 原則の措置:監視人を置けば、移設・囲い・絶縁用防護具が著しく困難でなくてもそれらの措置を省略/前三号の措置が著しく困難な場合:監視人を置かず事後の記録確認だけを行う
- 原則の措置:電路移設・囲い・絶縁用防護具のいずれか/前三号の措置が著しく困難な場合:監視人を置かず事後の記録確認だけを行う
- 原則の措置:電路移設・囲い・絶縁用防護具のいずれか/前三号の措置が著しく困難な場合:監視人を置いて作業を監視させる
- 原則の措置:監視人を置けば、移設・囲い・絶縁用防護具が著しく困難でなくてもそれらの措置を省略/前三号の措置が著しく困難な場合:監視人を置いて作業を監視させる
【第14問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。感電危険がある対象作業で、前三号の措置が著しく困難なときに監視人による監視を行います。
根拠:労働安全衛生規則:第349条各号(2026-10-10施行状態、照合2026-10-12。改訂ID 347M50002000032_20261001_508M60000100116。332・333・336・338・339・349条をe-Gov APIの指定日本文で再照合、旧カード本文と不変。)
https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032_20261001_508M60000100116
1:誤り。感電危険がある対象作業で、前三号の措置が著しく困難なときに監視人による監視を行います。
2:誤り。感電危険がある対象作業で、前三号の措置が著しく困難なときに監視人による監視を行います。
3:正しい。感電危険がある対象作業で、前三号の措置が著しく困難なときに監視人による監視を行います。
4:誤り。感電危険がある対象作業で、前三号の措置が著しく困難なときに監視人による監視を行います。
難易度:★☆☆
問15:損失を無視する直流モデルで、電圧200V、電流18A、P=VIとする。電力は何kWか。1kW=1000W、端数処理は不要とする。
- 36kW
- 0.36kW
- 11.1kW
- 3.6kW
【第15問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。200×18=3600W、3600/1000=3.6kWです。直流という条件で、三相交流の実電力には一般化しません。
根拠:A独自の図面・算術モデル モデルE08-1・2(直流・同時負荷の算術)。
1:誤り。WからkWへの換算が10倍です。
2:誤り。WからkWへの換算が10分の1です。
3:誤り。電圧を電流で割った量を電力とはしません。
4:正しい。200×18=3600W=3.6kWです。
難易度:★☆☆
問16:設備容量合計20kW、同時最大負荷12kWとする。需要率を「同時最大負荷/設備容量合計」と定義した独自モデルの需要率は何%か。端数処理は不要とする。
- 60%
- 40%
- 80%
- 167%
【第16問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。12/20=0.6、百分率では60%です。現場の設計需要率をこの仮定値で指定するものではありません。
根拠:A独自の図面・算術モデル モデルE08-1・2(直流・同時負荷の算術)。
1:正しい。12/20×100=60です。
2:誤り。容量との差8kWの割合です。
3:誤り。問題の分母20kWと一致しません。
4:誤り。分子・分母を逆にした値です。