1級土木施工管理技士 共通工学 一問一答・四肢択一(全22問)|建設機械の用途・性能・ICT

1問ずつ解いて記録できます演習モードで解く ›

1級土木施工管理技士 第一次検定のうち、建設機械の用途・性能・ICTの問題です(分野:共通工学・重要度A)。一問一答11問 → 四肢択一11問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

本問題集は2026年10月10日時点の内容で作成しています。技術基準・仕様書等は各問題に示した版・対象によります。試験実施機関が示す法令等の基準日とは異なる場合があります。

一問一答(○×)

難易度:★☆☆

問1:令和8年の国交省安全施工技術指針による場合、機械の選定では、使用空間と搬入・搬出時の安全性を考慮する。

解答を見る

正解:○

正解は○です。作業場所の空間、搬入・搬出、転倒等への安全性を選定条件にします。

根拠:土木工事安全施工技術指針 第4章第2節1(1)(冊子23・PDF31頁)。


難易度:★☆☆

問2:令和8年の国交省安全施工技術指針による場合、機械の選定に、騒音・振動・排出ガスの状況は含めない。

解答を見る

正解:×

正解は×です。指針は操作性のほか振動・騒音・排出ガスを考慮するよう定めています。

根拠:土木工事安全施工技術指針 第4章第2節1(1)(冊子23・PDF31頁)。


難易度:★☆☆

問3:R8安全施工技術指針の山岳トンネルの切羽作業では、機械による作業を進め、遠隔化・自動化等にも取り組む。

解答を見る

正解:○

正解は○です。危険な切羽への立入を抑える方向の基本方針です。全ての立入を法令で一律禁止する意味ではありません。

根拠:土木工事安全施工技術指針:第15章第1節8(2)(冊子99・PDF107頁)(令和8年3月。工法・対象と規定の範囲に限定。)

https://www.mlit.go.jp/tec/content/001990889.pdf


難易度:★☆☆

問4:令和8年の国交省安全施工技術指針による場合、建設機械は、指定された登坂能力及び安定度を超えて走行しない。

解答を見る

正解:○

正解は○です。機種の指定された能力・安定度が走行の制約です。

根拠:土木工事安全施工技術指針 第4章第1節4(1)(冊子22・PDF30頁)。


難易度:★☆☆

問5:令和8年の国交省安全施工技術指針による場合、ショベル系建設機械を自走移送し、架空線や橋桁の下を通過する際は垂直方向の離隔を確認する。

解答を見る

正解:○

正解は○です。上方の構造物等との接触を避けるため、垂直方向の離隔に注意します。

根拠:土木工事安全施工技術指針 第4章第3節3(3)(冊子26・PDF34頁)。


難易度:★★☆

問6:令和8年の国交省共通仕様書を採用する工事で、排出ガス対策型等の使用対象機械について、指定型等の調達が難しければ受注者の判断だけで対策を省略できる。

解答を見る

正解:×

正解は×です。使用できないことを監督職員が認める場合も、所定の排出ガス浄化装置等の条件があります。調達難だけで省略できません。

根拠:土木工事共通仕様書(案) 1-1-1-35第6項(PDF104〜105頁)。


難易度:★★☆

問7:令和8年の国交省共通仕様書を採用する一般工事(トンネル坑内作業を除く)で、指定型等を使えないと認められ、所定の評価済み浄化装置を装着する方法にもより難い場合、受注者は監督職員と協議せず使用方法を決めてよい。

解答を見る

正解:×

正解は×です。第6項は、評価済みの浄化装置を装着する方法にもより難い場合、監督職員と協議する扱いです。

根拠:土木工事共通仕様書(案) 1-1-1-35第6項第1・2段落(冊子1-26・PDF104頁)。


難易度:★☆☆

問8:土の締固め機械は、土質や施工条件との適合を考えて選び、試験施工等によって敷均し厚さや締固め回数などの施工仕様を確認する。

解答を見る

正解:○

正解は○です。同じ機械・同じ施工仕様を異なる土質へそのまま使えるとは限りません。対象土と施工条件を踏まえて選定・確認します。

根拠:国土交通省 公園緑地の整備における盛土へのコンクリートくずの活用手順(案) (6)締固め作業及び締固め機械、PDF37/33;国土交通省 公園緑地の整備における盛土への津波堆積物の活用手順(案) (5)締固め作業及び締固め機械、PDF39/35。


難易度:★☆☆

問9:タイヤローラについて、載荷重を同じに保つ場合は、タイヤ空気圧を調整しても接地圧は変化しない。

解答を見る

正解:×

正解は×です。接地圧は載荷重に加えてタイヤ空気圧によっても変化させられます。空気圧そのものと接地圧が同一の数値であるという意味ではありません。

根拠:国土交通省 公園緑地の整備における盛土への津波堆積物の活用手順(案) (5)締固め作業及び締固め機械、PDF39/35;国土交通省 土木工事共通仕様書(案) 3-2-6-7 締固めの規定。


難易度:★☆☆

問10:振動ローラは、振動を与えて粒子を密な配列へ移行させる機械であり、一般に粘性に乏しい砂や砂利の締固めに効果がある。

解答を見る

正解:○

正解は○です。機重や振動数等も対象材料に適合させます。どの土にも同一条件で最適となるという意味ではありません。

根拠:国土交通省 公園緑地の整備における盛土へのコンクリートくずの活用手順(案) (6)締固め作業及び締固め機械、PDF37/33。


難易度:★☆☆

問11:九州地方整備局が示すICT土工の工程では、起工測量や設計で得た3次元データを、ICT建設機械による施工、出来形管理、納品・検査へ連携させる。

解答を見る

正解:○

正解は○です。3次元測量だけで完結する取組ではなく、施工・管理・検査までデータを活用します。

根拠:九州地方整備局 公共事業におけるi-Constructionの概要 ICT土工 ICTの全面的な活用 ①〜⑥。

四肢択一

難易度:★★☆

問12:令和8年の国交省安全施工技術指針による場合、移動式クレーンの機種を選ぶために必要な能力確認はどれか。

  1. 希望する作業半径における吊り荷とフック重量を設定して性能曲線図で確認する。
  2. 機体の最大能力だけを読み、実際の作業半径を確認対象から外す。
  3. 吊り荷重量を性能曲線図に当てはめ、フック重量は考慮しない。
  4. 作業半径を設定し、機種名だけで吊上げ可能と決める。
【第12問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。正しい。半径・荷重条件に対応する機種能力を確認します。

根拠:土木工事安全施工技術指針 第4章第5節1(2)(冊子27・PDF35頁)。

1:正しい。半径・荷重条件に対応する機種能力を確認します。

2:誤り。半径による能力を確認する必要があります。

3:誤り。フック重量を設定対象に含めます。

4:誤り。性能曲線図による能力確認を省略しています。


難易度:★★☆

問13:九州地方整備局が説明するMG・MCについて、適当な記述はいくつあるか。
ア:MGは設計値との差などをモニタに示し、運転者の操作を支援する。
イ:MCはMGに油圧制御を組み合わせ、設計値に従って機械を制御する。
ウ:MGの技術概要は、情報提供をせず機械を油圧で自動制御することを定義としている。

  1. 1個
  2. 2個
  3. 3個
  4. 0個
【第13問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。アは正しい。MGでは機械操作は運転者が行います。 イは正しい。情報提供だけに限るMGとの違いです。 ウは誤り。その説明はMGの操作支援と合いません。

根拠:九州地方整備局 マシンガイダンス/マシンコントロール技術 マシンガイダンスシステム・技術概要;九州地方整備局 マシンガイダンス/マシンコントロール技術 マシンコントロールシステム・技術概要。

1:誤り。適当な記述は2個です。

2:正しい。適当な記述は2個です。

3:誤り。適当な記述は2個です。

4:誤り。適当な記述は2個です。


難易度:★★☆

問14:令和8年の国交省共通仕様書を採用する工事で、設計図書で低騒音型・低振動型機械の使用を義務付けたが、現場条件等で一部機種の調達が不可能となった。規定に沿う対応はどれか。

  1. 調達可能な一般機種を先に使用し、同程度の対策であったかは施工後の騒音・振動測定で協議する。
  2. 同じ施工能力を持つ機種であれば、騒音・振動の性能の同等性に代えて協議できる。
  3. 低騒音型又は低振動型のどちらかの指定があれば、両方の指定を満たす代替機種として扱う。
  4. 同程度と認められる機種又は対策を提示し、その代替について協議する。
【第14問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。現場条件等による調達不能の場合に設けられた、同程度の機種又は対策による協議です。

根拠:土木工事共通仕様書(案) 1-1-1-35第8項(PDF106頁)。

1:誤り。調達不能の場合の代替は協議する規定であり、先に一般機種を使用して事後の測定だけで済ませる対応ではありません。

2:誤り。同程度かの対象は指定された騒音・振動への対応で、施工能力が等しいことだけでは代替の条件になりません。

3:誤り。低騒音と低振動の指定は区別して確認し、一方の指定だけで双方を満たすとは扱えません。

4:正しい。現場条件等による調達不能の場合に設けられた、同程度の機種又は対策による協議です。


難易度:★★☆

問15:1サイクル0.6m³を処理する機械の周期は45秒、1時間の稼働割合は0.75とする。土の状態は同じで土量変化はない。1時間の作業量は何m³か。端数処理は不要とする。

  1. 36m³
  2. 48m³
  3. 27m³
  4. 60m³
【第15問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。1時間は3600秒。0.6×(3600/45)×0.75=36m³です。現場の実際の効率係数をこの仮定値で一般化しません。

根拠:A独自の図面・算術モデル モデルM08-1〜3(サイクル・定常収支・待ち時間)。

1:正しい。0.6×(3600/45)×0.75=36です。

2:誤り。稼働割合0.75を適用していません。

3:誤り。周期を60秒とした場合の計算です。

4:誤り。問題のサイクル量・周期・稼働割合に一致しません。


難易度:★★☆

問16:同じ状態の土を前工程80m³/h、後工程50m³/hで直列処理する。貯留・迂回がなく、定常状態で滞留を増やさない。この系が継続して処理できる最大流量はどれか。

  1. 80m³/h
  2. 50m³/h
  3. 30m³/h
  4. 130m³/h
【第16問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。同じ土の流量を継続処理するには後工程も受け入れられる必要があり、上限はmin(80,50)=50m³/hです。

根拠:A独自の図面・算術モデル モデルM08-1〜3(サイクル・定常収支・待ち時間)。

1:誤り。後工程の50を超え、継続的な定常処理になりません。

2:正しい。最小能力の後工程が上限です。

3:誤り。能力差を系の最大流量とはしません。

4:誤り。直列の能力を加算しません。


難易度:★★☆

問17:1回6m³を運搬し、通常のサイクル12分に待ち時間3分が加わる。1時間60分、土量変化・損失はない。この待ち時間を含む1時間の運搬量は何m³か。端数処理は不要とする。

  1. 18m³
  2. 120m³
  3. 24m³
  4. 30m³
【第17問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。1サイクル12+3=15分、60/15=4回、6×4=24m³です。

根拠:A独自の図面・算術モデル モデルM08-1〜3(サイクル・定常収支・待ち時間)。

1:誤り。指定されたサイクル数4回と一致しません。

2:誤り。待ち時間だけをサイクル時間として計算しています。

3:正しい。6×60/(12+3)=24です。

4:誤り。待ち時間を含めず12分だけで計算しています。


難易度:★★☆

問18:令和8年の国交省共通仕様書を採用する一般工事(トンネル坑内作業を除く)で、対象の排出ガス対策型等を使えないと監督職員が認めた。代わりの浄化装置について、同仕様書の条件に沿うものはどれか。

  1. 監督職員が対象機械を使えないと認めたことを、代替浄化装置の所定評価を受けたことと同じ条件として扱う。
  2. 所定の開発課題又は同等の開発目標による技術審査・証明等で評価された浄化装置を、使用する機械に装着する。
  3. 所定評価済み浄化装置を現場に保管し、対象機械を使えないと認められた機械は装置を装着せず使用する。
  4. 排出ガスの浄化性能ではなく、低騒音性能についての所定評価を受けた装置を代替装置として装着する。
【第18問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。平成7年度の指定開発課題又は同等目標の所定の評価を受けた排出ガス浄化装置を、機械に装着する条件です。

根拠:土木工事共通仕様書(案) 1-1-1-35第6項第1・2段落(冊子1-26・PDF104頁)。

1:誤り。対象機械を使えないとの認定と、代替装置について所定の評価を受ける条件は別です。

2:正しい。平成7年度の指定開発課題又は同等目標の所定の評価を受けた排出ガス浄化装置を、機械に装着する条件です。

3:誤り。評価済み装置を保管するだけでは足りず、使用する機械に装着する必要があります。

4:誤り。対象は排出ガス浄化装置の評価であり、低騒音性能の評価で代替しません。


難易度:★★☆

問19:土木研究所資料4438号(令和5年7月)表4.6-1が示す、走行に必要なコーン指数の下限の参考値を比べる。D=ダンプトラック、S=小型自走式スクレーパ、T=小型被けん引式スクレーパ、B=普通ブルドーザ15t級、W=湿地ブルドーザとする。下限値が大きい順の並びはどれか。

  1. D→T→S→B→W。
  2. W→B→T→S→D。
  3. D→S→T→B→W。
  4. D→S→B→T→W。
【第19問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。指定表の下限の例はD1200、S1000、T700、B500、W300kN/m²です。Bを21t級に変えると700となるため、機種・規模を指定した比較として扱います。

根拠:土木研究所資料4438号 無人化施工新技術カタログ(令和5年7月)(§4.6.2、表4.6-1、PDF27(冊子21))。

1:誤り。小型自走式1000は小型被けん引式700より大きい値です。

2:誤り。必要指数の大小順を逆にしています。

3:正しい。指定した5機種・規模の表の大小順です。

4:誤り。普通15t級500は小型被けん引式700より小さい値です。


難易度:★★☆

問20:移動式クレーンによる送電鉄塔の組立てで、搬入路の幅員・回転半径・舗装状況を調査した結果、使用可能な機種が制限された。環境省公開資料が示す工法の考え方に合う計画はどれか。

  1. 保有機のうち最大の機種を基準に組立高さを決め、その後に搬入可能性を判断する。
  2. 搬入可能な機種で施工できる範囲を確認し、塔頂まで届かない場合は他工法との併用を検討する。
  3. 塔の全高に対応できる機種が搬入できない場合、搬入可能な機種の施工高さを塔の全高と等しいものとして計画する。
  4. 搬入可能な機種の選定を、道路幅員又は回転半径のどちらか一方の適合で決める。
【第20問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。現場条件で制限された機種の施工範囲を確認し、必要なら他工法を併用します。

根拠:環境省公開資料 第7章「送電線建設工法等の整理」:冊子250/PDF23、③移動式クレーン工法

https://repos.env.go.jp/web/dat/report/h25k/h25k_chpt7.pdf

1:誤り。採用機種は搬入路等の現場条件に制約されます。搬入できるか未確認の機種を前提に施工範囲を確定できません。

2:正しい。現場条件で制限された機種の施工範囲を確認し、必要なら他工法を併用します。

3:誤り。搬入できることと塔頂まで施工できることは別で、施工範囲の不足を無視できません。

4:誤り。幅員・回転半径・舗装状況等を確認する必要があり、一方の適合だけで搬入可能とは判断できません。


難易度:★☆☆

問21:同じ建設機械1台をそれぞれ丸1日使う作業A・Bがある。両作業に先行関係はなく、1日目又は2日目に実施でき、移動・再設置・待ち時間はない。2日以内の完成を保ち、1日目に2台を同時投入する計画を各日の稼働台数が均等になるよう変更する案はどれか。

  1. 1日目にAとBを同時施工し、2日目は0台とする。
  2. AとBを2日目に同時施工し、1日目は0台とする。
  3. 1日目にA、2日目にBを施工し、各日1台とする。
  4. Aを1日目、Bを3日目に施工し、2日間の完成条件を外す。
【第21問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。1日目A、2日目Bなら台数は各日1台、2日間で2台日です。同時施工は1日目2台・2日目0台となります。実際の計画では、機械の手配、移動や施工順序等の制約も照合します。

根拠:

九州地方整備局 土木工事施工管理の手引き 令和6年12月:第2編3.3(1)–(4)、冊子2-7/PDF95

https://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/for_company/kensetu_joho/koujisekou/R6.12sekoukanrinotebiki.pdf

計算・論理で検証(A独自モデル):機械使用計画の独自2日モデル。各日の台数と工期をPython検証。

選択肢ごとの確認:

1:誤り。各日の台数は2台と0台のままです。

2:誤り。各日の台数は0台と2台で、均等ではありません。

3:正しい。工期を守り、各日1台に平準化します。

4:誤り。2日以内という条件に適合しません。


難易度:★☆☆

問22:主機械が毎時72m³の土を連続して後工程へ渡す。後工程の従機械まで貯留を設けず、同じ土の状態、損失なし、定常運転とする。主機械の出力を制限せず継続するために必要な、後工程の処理能力の最小値はどれか。能力に余裕率は加えず、値は正確値とする。

  1. 36m³/h
  2. 72m³/h
  3. 60m³/h
  4. 144m³/h
【第22問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。貯留がないので、後工程が受け取れる流量は主機械の72m³/h以上を要します。c≥72より最小値は72m³/hです。実際の施工で必要な余裕率をこの独自モデルから決めてはいません。

根拠:

計算・論理で検証(A独自条件・c02):無貯留の流量収支、c≥72

選択肢ごとの確認:

1:主機械の流量を処理できません。

2:主機械の流量と同じで、条件上の最小能力です。

3:毎時12m³分の流量差が生じます。

4:処理できますが、余裕率を加えない最小値ではありません。

「共通工学」の他の論点(4)
この論点を演習モードで解く1問ずつ解いて、結果がブラウザに残ります
タイトルとURLをコピーしました