電験三種(第三種電気主任技術者)「理論」のうち、測定法と誤差の問題です(大分類:電気計測・単位・重要度B)。一問一答5問 → 五肢択一3問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★☆☆
問1:測定の補正は、測定値から真値を引いた値である。
解答を見る
正解:×
補正=真値−測定値です。測定値−真値は誤差で、補正と誤差は大きさが等しく符号が逆です。
重要度:B 難易度:★☆☆
問2:零位法は、測定量と既知の量を比べ、その差が0になるように既知の量を調整して測定する方法である。
解答を見る
正解:○
零位法です。指示計器の振れで直接測る方法は偏位法です。
重要度:B 難易度:★☆☆
問3:ホイートストンブリッジによる抵抗の測定は、偏位法である。
解答を見る
正解:×
ホイートストンブリッジは、検流計の振れが0になるように既知抵抗を調整する零位法です。
重要度:B 難易度:★★☆
問4:四端子法は、電流を流す端子と電圧を測る端子を分けるので、リード線や接触抵抗の影響を受けにくく、低抵抗の測定に適している。
解答を見る
正解:○
電圧端子には電流がほとんど流れないので、リード線や接触部の電圧降下が測定値に入りません。低抵抗の測定に適します。
重要度:B 難易度:★★☆
問5:零位法では、検流計などで平衡点(振れ0)を検出するので、検出用の指示計器の目盛の誤差は測定値に入らない。
解答を見る
正解:○
零位法では指示計器は振れ0を検出するだけで、目盛の値を読みません。測定の精度は既知量の精度と検出器の感度で決まります。
五肢択一
重要度:B 難易度:★☆☆
問6:真値が50.0Ωの抵抗を測定したところ、測定値は50.4Ωであった。誤差率〔%〕の値として、最も近いものはどれか。
- −0.80
- −0.40
- 0.01
- 0.40
- 0.80
【第6問:正解と解説】
正解:5
正解は5です。
誤差=測定値−真値=50.4−50.0=0.4Ω
誤差率=誤差÷真値×100=0.4/50.0×100=+0.80%
1:誤り。補正率(補正÷真値)です。
2:誤り。補正(真値−測定値)〔Ω〕の値です。
3:誤り。百分率に直していない値です。
4:誤り。誤差〔Ω〕の値です。
5:正しい。
重要度:B 難易度:★☆☆
問7:最大目盛100Vの0.5級の電圧計の許容誤差の限度〔V〕(±の値)として、正しいものはどれか。
- 5.00
- 1.00
- 0.50
- 0.25
- 0.05
【第7問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
階級は、最大目盛値に対する許容誤差の限度を百分率で表したものです。
100×0.5/100=±0.50V(どの目盛で読んでも±0.5V)
1:誤り。階級の値を%ではなく小数(0.05倍)とした値です。
2:誤り。階級の2倍とした値です。
3:正しい。
4:誤り。階級の1/2とした値です。
5:誤り。桁を1つ誤った値です。
重要度:B 難易度:★★☆
問8:すべり抵抗線形の電位差計で、起電力1.0186Vの標準電池を接続したとき、検流計の振れが0になる位置は基準点から50.93cmであった。次に、未知の起電力Exを接続したところ、振れが0になる位置は75.00cmであった。Ex〔V〕の値として、最も近いものはどれか。ただし、すべり抵抗線は一様で、その電流は一定とする。
- 0.69
- 1.02
- 1.47
- 1.50
- 3.00
【第8問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。
振れが0のとき、測る起電力は抵抗線の長さに比例します(線の電流が一定)。
Ex=1.0186×75.00/50.93≒1.50V
1:誤り。長さの比を逆にした値です。
2:誤り。標準電池の起電力です。
3:誤り。標準電池の起電力を掛け忘れた値です。
4:正しい。
5:誤り。2倍した値です。
「電気計測・単位」の他の論点