電験三種(第三種電気主任技術者) 理論 一問一答・五肢択一(全6問)|スイッチ操作直後と定常状態の回路

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電験三種(第三種電気主任技術者)「理論」のうち、スイッチ操作直後と定常状態の回路の問題です(大分類:過渡現象・重要度B)。一問一答3問 → 五肢択一3問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:B 難易度:★☆☆

問1:スイッチを操作した直前と直後で、コイルに流れる電流は変化しない。

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正解:○

コイルの電流が急に変化すると、v=L di/dtが無限大になってしまうため、電流は連続して変化します。コイルに蓄えられた磁気エネルギー½LI²も急には変わりません。


重要度:B 難易度:★★☆

問2:スイッチを操作した直前と直後で、コンデンサに流れる電流は変化しない。

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正解:×

直前と直後で変化しないのは、コンデンサの「電圧」です。電流は急に変化することがあります(例:未充電のコンデンサは、投入の直前は0Aで、直後は大きな電流が流れます)。


重要度:B 難易度:★☆☆

問3:インダクタンスLのコイルに直流電流Iが流れているとき、コイルに蓄えられているエネルギーはLI²である。

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正解:×

コイルに蓄えられる磁気エネルギーは½LI²です。

五肢択一

重要度:B 難易度:★★☆

問4:図の回路で、スイッチSを閉じる前は、コイルLに電流は流れておらず、コンデンサCは充電されていない。時刻t=0でスイッチSを閉じた。電池の内部抵抗は無視する。
(回路の構成)電池E(24V)の+側→スイッチS→抵抗R1(4Ω)→点aとし、点aと電池の−側の間に、R2(8Ω)とL(0.2H)の直列回路と、R3(12Ω)とC(50μF)の直列回路が並列に接続されている。
(a) スイッチSを閉じた直後に、電池から流れ出る電流〔A〕の値として、最も近いものはどれか。

(回路の構成)電池E(24V)の+側→スイッチS→抵抗R1(4Ω)→点aとし、点aと電池の−側の間に、R2(8Ω)とL(0.2H)の直列回路と、R3(12Ω)とC(50μF)の直列回路が並列に接続されている。
  1. 6.00
  2. 2.73
  3. 2.00
  4. 1.50
  5. 1.00
【第4問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。

スイッチを閉じた直後は、コイルの電流は0のままなのでコイルは開放、未充電のコンデンサは電圧0なので短絡とみなせます。電流はR1→R3→Cの経路だけを流れます。

I=E/(R1+R3)=24/(4+12)=1.50A

1:誤り。R2とR3の枝をどちらも短絡とみなし、R1だけで計算した値(24/4)です。

2:誤り。コイルとコンデンサをどちらも短絡とみなし、R2とR3の並列(4.8Ω)にR1を加えて計算した値です。

3:誤り。コイルを短絡、コンデンサを開放とした十分時間後(定常状態)の電流です。

4:正しい。

5:誤り。R1・R2・R3をすべて直列とみなした値(24/24)です。


重要度:B 難易度:★★☆

問5:図の回路で、スイッチSを閉じる前は、コイルLに電流は流れておらず、コンデンサCは充電されていない。時刻t=0でスイッチSを閉じた。電池の内部抵抗は無視する。
(回路の構成)電池E(24V)の+側→スイッチS→抵抗R1(4Ω)→点aとし、点aと電池の−側の間に、R2(8Ω)とL(0.2H)の直列回路と、R3(12Ω)とC(50μF)の直列回路が並列に接続されている。
(b) スイッチSを閉じて十分に時間が経過した後、コンデンサCに蓄えられている静電エネルギー〔mJ〕の値として、最も近いものはどれか。

(回路の構成)電池E(24V)の+側→スイッチS→抵抗R1(4Ω)→点aとし、点aと電池の−側の間に、R2(8Ω)とL(0.2H)の直列回路と、R3(12Ω)とC(50μF)の直列回路が並列に接続されている。
  1. 1.6
  2. 6.4
  3. 8.1
  4. 12.8
  5. 14.4
【第5問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。

十分に時間が経過すると、コイルは短絡、コンデンサは開放とみなせます。電流はR1→R2→Lの経路を流れます。

I=24/(4+8)=2A

コンデンサの枝には電流が流れないためR3の電圧降下は0で、コンデンサの電圧は点aの電圧(R2の電圧)に等しくなります。

Vc=R2×I=8×2=16V

W=½CVc²=½×50×10⁻⁶×16²=6.4×10⁻³J=6.4mJ

1:誤り。R1の電圧降下(4×2=8V)をコンデンサの電圧とした値です。

2:正しい。

3:誤り。スイッチを閉じた直後の点aの電圧(24−4×1.5=18V)を使った値です。

4:誤り。½を掛け忘れた値(50×10⁻⁶×16²)です。

5:誤り。電池の電圧24Vがそのままコンデンサに加わるとした値です。


重要度:B 難易度:★★☆

問6:起電力10Vの電池に5Ωの抵抗R1が直列に接続され、その先に、20Ωの抵抗R2と未充電のコンデンサCが並列に接続されている。スイッチを閉じた直後に電池から流れる電流をI0、十分に時間が経過した後の電流をI∞とするとき、I0/I∞の値として、正しいものはどれか。電池の内部抵抗は無視する。

  1. 5.00
  2. 2.00
  3. 1.25
  4. 1.00
  5. 0.20
【第6問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。

スイッチを閉じた直後:未充電のコンデンサは短絡とみなせるので、R2も短絡されて I0=10/5=2A

十分時間がたった後:コンデンサは開放とみなせるので、I∞=10/(5+20)=0.4A

I0/I∞=2/0.4=5.00

1:正しい。

2:誤り。I0の値〔A〕そのものです。

3:誤り。定常時の合成抵抗25ΩをR2の20Ωで割った値です。

4:誤り。電流がスイッチ操作の前後で変化しないとした値です。

5:誤り。I∞/I0(比の逆)を答えた値です。

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