危険物取扱者 乙4「物理・化学」のうち、燃焼の定義と燃焼の3要素の問題です(大分類:燃焼・重要度A)。一問一答8問 → 五肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:A 難易度:★☆☆
問1:燃焼とは、熱と光の発生を伴う酸化反応のことである。
解答を見る
正解:○
燃焼とは、熱と光の発生を伴う酸化反応のことです。
重要度:A 難易度:★☆☆
問2:燃焼とは、熱と光の発生を伴う分解反応のことである。
解答を見る
正解:×
燃焼は分解反応ではなく、熱と光の発生を伴う「酸化反応」です。
重要度:A 難易度:★★☆
問3:酸化反応であれば、熱と光の発生を伴わないものも燃焼という。
解答を見る
正解:×
酸化反応であっても、熱と光の発生を伴わないものは燃焼とはいいません。
重要度:A 難易度:★☆☆
問4:燃焼が始まるためには、原則として、可燃物・酸素供給源・点火源の3つが同時に存在することが必要である。
解答を見る
正解:○
可燃物・酸素供給源・点火源を燃焼の3要素といい、原則としてこの3つが同時にそろうと燃焼が始まります。
重要度:A 難易度:★★☆
問5:ヘリウムと酸素の混合気に静電気火花を与えると、燃焼が起こる。
解答を見る
正解:×
ヘリウムは燃えない気体なので可燃物になりません。酸素(酸素供給源)と静電気火花(点火源)があっても燃焼は起こりません。
重要度:A 難易度:★★☆
問6:酸素供給源は空気中の酸素に限られ、物質に含まれる酸素が酸素供給源になることはない。
解答を見る
正解:×
酸素供給源は空気だけではありません。第1類・第6類の酸化性物質(酸化剤)や、分子内に酸素を含む第5類の自己反応性物質も酸素供給源になります。
重要度:A 難易度:★★☆
問7:天ぷらの揚げかすのように酸化熱が蓄積すると、その熱自体が点火源となって燃焼が起こることがある。
解答を見る
正解:○
点火源には炎や火花のほか酸化熱などの熱もあり、酸化熱が蓄積するとそれ自体が点火源になり得ます。
重要度:A 難易度:★★☆
問8:可燃性蒸気と空気の混合気は、燃焼の3要素がそろっていても、蒸気の濃度が燃焼範囲外であれば燃焼しない。
解答を見る
正解:○
可燃性蒸気と空気の混合気は、蒸気の濃度が燃焼範囲内にあるときだけ燃焼します。濃度が燃焼範囲外なら、3要素がそろっていても燃焼しません。
五肢択一
重要度:A 難易度:★★☆
問9:燃焼の3要素(可燃物・酸素供給源・点火源)の組合せについて、次のうち燃焼が起こるものはどれか。
- ヘリウム ― 空気 ― ライターの炎
- 二酸化炭素 ― 空気 ― 電気火花
- 窒素 ― 酸素 ― ライターの炎
- 一酸化炭素 ― 空気 ― 電気火花
- 二酸化炭素 ― 酸素 ― 衝撃火花
【第9問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。一酸化炭素は可燃性の気体で、空気(酸素供給源)と電気火花(点火源)があれば燃焼します。
1:誤り。ヘリウムは燃えない気体なので可燃物になりません。
2:誤り。二酸化炭素は燃えない気体なので可燃物になりません。
3:誤り。窒素は燃えない気体なので可燃物になりません。
4:正しい。一酸化炭素(可燃物)・空気(酸素供給源)・電気火花(点火源)がそろっています。
5:誤り。二酸化炭素は燃えない気体なので、酸素と衝撃火花があっても燃焼しません。
重要度:A 難易度:★★☆
問10:酸素供給源について、次のうち誤っているものはどれか。
- 可燃物と結び付いて燃焼を助ける酸素供給源は、支燃物ともいう。
- 花火では、塩素酸カリウムなどの酸化剤から発生する酸素が支燃物となる。
- 第1類や第6類の酸化性物質は、酸素供給源になる。
- 塩素やフッ素のように、酸素以外にも可燃物の燃焼を助ける気体がある。
- 第5類のように物質自体が酸素を含むものは、外部からの空気を断てば燃焼がすぐに止まる。
【第10問:正解と解説】
正解:5
正解は5です。第5類のように物質自体が酸素を含み内部で反応が進むものは、外部からの酸素(空気)を断っても燃焼が続きます。そのため窒息消火の効果が薄くなります。
1:正しい。酸素供給源は支燃物ともいいます。
2:正しい。通常の燃焼では空気中の酸素、花火では酸化剤から発生する酸素が支燃物です。
3:正しい。酸化剤(第1類・第6類の酸化性物質)も酸素供給源になります。
4:正しい。塩素やフッ素は、燃焼を助ける(火災を助長する)気体です。
5:誤り。外部からの空気を断っても、物質中の酸素で燃焼が続きます。
重要度:A 難易度:★★☆
問11:燃焼の3要素と点火源について、次のA〜Eのうち、正しいものはいくつあるか。
A 静電気火花は、点火源になる。
B 衝撃火花は、点火源になる。
C 酸化熱は、点火源になることはない。
D 燃焼の3要素のうち1つが欠けても、残りの2つがそろっていれば燃焼は継続する。
E 燃焼の3要素に「燃焼の連鎖反応」を加えたものを、燃焼の4要素という。
- 1つ
- 2つ
- 3つ
- 4つ
- 5つ
【第11問:正解と解説】
正解:3
正解は3(A・B・Eの3つが正しい)です。
A:正しい。点火源には、炎のほか静電気火花・電気火花・衝撃火花などの火花があります。
B:正しい。衝撃火花も点火源になります。
C:誤り。酸化熱が蓄積すると、それ自体が点火源になることがあります。
D:誤り。3要素のうち1つでも欠けると、燃焼は起こらず、継続もしません。
E:正しい。燃焼の3要素に燃焼の連鎖反応を加えたものが燃焼の4要素です。
重要度:A 難易度:★☆☆
問12:次の文の(A)(B)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「燃焼とは、熱と光の発生を伴う(A)反応のことであり、燃焼の3要素は、可燃物・(B)・点火源である。」
- A:分解 B:酸素供給源
- A:酸化 B:酸素供給源
- A:酸化 B:不燃性ガス
- A:還元 B:酸素供給源
- A:分解 B:不燃性ガス
【第12問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。燃焼は熱と光の発生を伴う酸化反応であり、燃焼の3要素は可燃物・酸素供給源・点火源です。
1:誤り。Aは分解ではなく酸化です。
2:正しい。Aは酸化、Bは酸素供給源です。
3:誤り。Bは不燃性ガスではなく酸素供給源です。二酸化炭素・窒素などの不燃性ガスは、酸素濃度を下げて消火するのに使われます。
4:誤り。Aは還元ではなく酸化です。
5:誤り。Aは酸化、Bは酸素供給源です。
「燃焼」の他の論点