問1
固定予算による差異分析の特徴として正しいものを1つ選びなさい。
A. 製造間接費を変動費と固定費に分け、実際操業度に応じて予算額を組み替える
B. 操業度にかかわらずあらかじめ定めた予算額をそのまま基準とし、予算差異は「固定予算額-実際発生額」で求める
C. 予算差異を求めず、操業度差異だけを把握する
D. 実際発生額をそのまま予算額として扱う
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解答・解説
正答: B
正答理由:固定予算では、操業度がどうであってもあらかじめ定めた予算額をそのまま基準とします。予算差異は固定予算額と実際発生額を比べて求めます。
予算差異 = 固定予算額 - 実際発生額
誤答理由
- A:変動費と固定費に分けて実際操業度に応じた予算額を求めるのは公式法変動予算です。固定予算では予算額を組み替えません。
- C:固定予算でも予算差異と操業度差異の両方を把握します。操業度差異だけを求めるものではありません。
- D:実際発生額を予算額として扱うと差異が生じません。予算はあらかじめ定めた金額です。
問2
公式法変動予算(2分法)における予算許容額の求め方として正しいものを1つ選びなさい。
A. 予定配賦率 × 実際操業度
B. 変動費率 × 基準操業度 + 固定費予算
C. 変動費率 × 実際操業度 + 固定費率 × 実際操業度
D. 変動費率 × 実際操業度 + 固定費予算
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解答・解説
正答: D
正答理由:予算許容額は、実際の操業度のもとで許される予算額です。変動費の部分は実際操業度に応じて動きますが、固定費の部分は操業度が変わっても予算額のまま据え置かれます。
予算許容額 = 変動費率 × 実際操業度 + 固定費予算
誤答理由
- A:予定配賦率に実際操業度を掛けたものは予定配賦額です。固定費の部分を固定費率で按分している点が予算許容額と異なります。
- B:変動費の部分に基準操業度を掛けています。予算許容額は実際の操業度のもとで許される金額なので、実際操業度を用います。
- C:固定費の部分に固定費率×実際操業度を用いています。この形は予定配賦額と同じであり、固定費予算そのものを足す予算許容額とは異なります。
問3
公式法変動予算(2分法)における予算差異の式と意味として正しいものを1つ選びなさい。
A. 予算許容額 - 実際発生額 で求め、許される予算に対して実際にいくら使ったかを表す
B. 予定配賦額 - 実際発生額 で求め、許される予算に対して実際にいくら使ったかを表す
C. 実際発生額 - 予算許容額 で求め、操業度が基準に達したかどうかを表す
D. 固定費率 × (実際操業度 - 基準操業度) で求め、予算の使い方を表す
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解答・解説
正答: A
正答理由:予算差異は、実際の操業度のもとで許される予算額と実際に発生した金額を比べる差異です。
予算差異 = 予算許容額 - 実際発生額
正なら許される予算より少なく済んだことを意味し、有利差異です。
誤答理由
- B:予定配賦額と実際発生額の差は製造間接費配賦差異(総差異)です。予算差異は予算許容額との比較で求めます。
- C:引く順序が逆で符号が反転します。また操業度が基準に達したかどうかを表すのは操業度差異です。
- D:この式は操業度差異のものです。予算の使い方を表すのは予算差異です。
問4
公式法変動予算(2分法)における操業度差異の式と意味として正しいものを1つ選びなさい。
A. 予定配賦率 × (実際操業度 - 基準操業度) で求め、実際操業度が基準操業度に達したかどうかを表す
B. 変動費率 × (実際操業度 - 基準操業度) で求め、変動費の使い方を表す
C. 固定費率 × (実際操業度 - 基準操業度) で求め、実際操業度が基準操業度に達したかどうかを表す
D. 予算許容額 - 実際発生額 で求め、実際操業度が基準操業度に達したかどうかを表す
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解答・解説
正答: C
正答理由:公式法変動予算の操業度差異は、固定費率に操業度の差を掛けて求めます。
操業度差異 = 固定費率 × (実際操業度 - 基準操業度)
操業度が基準に届かなかったときに配賦しきれずに残るのは固定費の部分です。変動費は操業度に応じて予算許容額の側も動くため、操業度差異には現れません。
誤答理由
- A:予定配賦率を掛けるのは固定予算の場合です。公式法変動予算では変動費と固定費を分けているため、固定費率を用います。
- B:変動費率を掛ける形は用いません。操業度差異に現れるのは固定費の部分です。
- D:この式は予算差異のものです。操業度差異は操業度の差に率を掛けて求めます。
問5
差異の符号と有利・不利および記入側の対応として正しいものを1つ選びなさい。
A. 正なら不利差異で借方、負なら有利差異で貸方
B. 正なら有利差異で貸方、負なら不利差異で借方
C. 正なら有利差異で借方、負なら不利差異で貸方
D. 符号にかかわらず、予算差異は貸方、操業度差異は借方
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解答・解説
正答: B
正答理由:差異が正であることは、許される予算や予定配賦額のほうが多かったことを意味し、有利差異として貸方に記入します。負なら不利差異で借方です。予算差異と操業度差異のどちらにも同じ対応があてはまります。
誤答理由
- A:正負と有利不利の対応が逆です。正が有利差異です。
- C:有利・不利の判定は正しいものの、記入側が逆です。有利差異は貸方、不利差異は借方です。
- D:記入側は差異の種類ではなく符号によって決まります。予算差異が借方になることも、操業度差異が貸方になることもあります。