学習のポイント
① 3級から広がる点
3級では、株式発行による払込金額を全額資本金とする処理を学びます。
この単元では、問題文で指定された条件に従って、払込金額を資本金と資本準備金に分ける処理を扱います。
② 払込金額
払込金額合計 = 発行株数 × 1株当たり払込金額
③ 資本金と資本準備金
資本金への組入割合が示されている場合は、
資本金 = 払込金額合計 × 資本金組入割合
資本準備金 = 払込金額合計 - 資本金
とします。
「資本金への組入額は会社法が定める最低額とする」と示された場合、この単元では払込金額の2分の1を資本金とし、残りを資本準備金とします。
④ 株式申込証拠金と別段預金
株式の申込時に払込金を受け取り、別段預金へ預け入れた場合は、
別段預金 / 株式申込証拠金
とします。
払込期日に資本金と資本準備金へ振り替える場合は、
株式申込証拠金 / 資本金 / 資本準備金
とします。
⑤ 創立費・開業費・株式交付費
この単元では次の費用を発生時に費用処理します。
- 創立費
- 開業費
- 株式交付費
たとえば株式交付費90,000円を現金で支払った場合は、
株式交付費90,000 / 現金90,000
とします。
これらを資産として計上する処理や、その後の償却は扱いません。
⑥ 検算
資本金 + 資本準備金 = 払込金額合計
すでに株式申込証拠金を受け取っている場合は、
株式申込証拠金の振替額 = 資本金 + 資本準備金
も確認します。
⑦ 判断順序
- 発行株数と1株当たり払込金額を確認
- 払込金額合計を計算
- 資本金への組入条件を確認
- 資本金と資本準備金を計算
- 申込時か払込期日かを確認
- 創立費等なら発生時費用処理
- 貸借と金額合計を確認