【2026年度専用】 この設問群は2026年度を受験する方のための内容です。
問1
青森商事株式会社は、備品を売却したことにより生じていた未収入金 ¥1,500,000 について、弘前商店より同額の約束手形を受け取った。この取引の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
受取手形/営業外受取手形/手形貸付金/不渡手形/未収入金/当座預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 営業外受取手形 | 1,500,000 | 未収入金 | 1,500,000 |
判断
- もとの取引:備品の売却 → 商品売買以外の取引
- もとの勘定:未収入金 → 営業外受取手形へ置き換える
- 金額は置き換えても変わらない:¥1,500,000
検算:借方 1,500,000 = 貸方 1,500,000 ✓
解説
備品の売却は商品の販売ではないため、生じた債権は売掛金ではなく未収入金です。これを手形で受け取ると営業外受取手形になります。
商品を販売して受け取った手形であれば受取手形です。もとの取引が商品売買かどうかで勘定が分かれます。
問2
青森商事株式会社は、機械装置を購入したことにより生じていた未払金 ¥2,400,000 について、八戸商会へ同額の約束手形を振り出した。この取引の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
支払手形/営業外支払手形/手形借入金/未払金/当座預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 未払金 | 2,400,000 | 営業外支払手形 | 2,400,000 |
判断
- もとの取引:機械装置の購入 → 商品売買以外の取引
- もとの勘定:未払金 → 営業外支払手形へ置き換える
- 自社は支払う立場 → 負債
検算:借方 2,400,000 = 貸方 2,400,000 ✓
解説
機械装置の購入は商品の仕入ではないため、生じた債務は買掛金ではなく未払金です。これを手形で支払う約束にすると営業外支払手形になります。
商品を仕入れて振り出した手形であれば支払手形です。前問と貸借が反対になる点にも注意してください。受け取る側なら資産、支払う側なら負債です。
問3
青森商事株式会社は、十和田産業へ現金 ¥800,000 を貸し付け、その証として同額の約束手形を受け取った。貸付金は当座預金口座から支払った。この取引の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
受取手形/営業外受取手形/手形貸付金/手形借入金/当座預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 手形貸付金 | 800,000 | 当座預金 | 800,000 |
判断
- 取引の性質:金銭の貸付(商品売買でも固定資産の売買でもない)
- 手形を受け取った側 → 手形貸付金(資産)
- 支払手段:当座預金
検算:借方 800,000 = 貸方 800,000 ✓
解説
金銭の貸し借りに手形を用いる場合は、専用の勘定を使います。貸した側は手形貸付金、借りた側は手形借入金です。
営業外受取手形との違いは、もとの取引が「資金の貸付」か「固定資産などの売却」かという点です。いずれも商品売買ではありませんが、勘定は分かれます。
問4
青森商事株式会社は、五所川原商店に対する買掛金 ¥400,000 を支払うため、保有していた同額の受取手形を裏書譲渡した。保証債務の備忘記録は行わないものとする。 この取引の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
受取手形/不渡手形/買掛金/保証債務見返/保証債務/当座預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 400,000 | 受取手形 | 400,000 |
判断
- 裏書譲渡により手形が手元から出る → 受取手形が額面全額消滅
- 買掛金の支払いにあてた → 買掛金が減少
- 問題文の指示により保証債務の備忘記録は行わない
検算:借方 400,000 = 貸方 400,000 ✓
解説
裏書譲渡は、保有する手形をそのまま支払いにあてる方法です。手形が手元からなくなるため、受取手形を額面全額で消滅させます。
現金の動きはありません。債権(受取手形)が債務(買掛金)の決済にあてられただけです。
保証債務の備忘記録を行うかどうかは問題文の指示によります。 本問では行わない旨が示されています。
問5
青森商事株式会社は、黒石商会に対する買掛金 ¥500,000 を支払うため、保有していた同額の受取手形を裏書譲渡した。あわせて、保証債務の備忘記録として ¥500,000 を計上する。 この取引の仕訳を示しなさい。
使用可能勘定科目
受取手形/不渡手形/買掛金/保証債務見返/保証債務/当座預金
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解答・解説
正答
| 借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 買掛金 | 500,000 | 受取手形 | 500,000 |
| 保証債務見返 | 500,000 | 保証債務 | 500,000 |
判断
- 裏書譲渡 → 受取手形 ¥500,000 が消滅
- 備忘記録額 ¥500,000 は問題文で指定されている → その金額で対照勘定を計上
- 保証債務見返(借方)と保証債務(貸方)を同額・同時に計上
検算
- 裏書譲渡:借方 500,000 = 貸方 500,000 ✓
- 備忘記録:借方 500,000 = 貸方 500,000 ✓
解説
裏書譲渡そのものの仕訳に加えて、保証債務の備忘記録を行う問題です。2組の仕訳が必要になります。
備忘記録は、譲渡した手形が万一支払われなかったときに自社が代わりに支払う可能性を帳簿に残すためのものです。保証債務見返と保証債務は対照勘定であり、同額・同時に両建てで計上します。
記録する金額 ¥500,000 は問題文に示されています。 自分で見積もる必要はありません。