衛生管理者試験「労働衛生(有害業務)」のうち、金属による健康障害の問題です(大分類:化学物質・重要度A・第一種のみ)。一問一答15問 → 五肢択一6問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:A 難易度:★☆☆
問1:鉛の慢性中毒では、貧血や末梢神経の障害がみられることがある。
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正解:1(○)
正しい。鉛は血液、骨髄、神経系及び腎臓に影響を与えることがあり、貧血、末梢神経疾患などを生じることがある。
重要度:A 難易度:★★☆
問2:鉛中毒の代表的な症状として、腹部の疝痛や、手首が下がる伸筋麻痺がある。
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正解:1(○)
正しい。鉛中毒の代表的な症状として、貧血、末梢神経障害、腹部の疝痛、伸筋麻痺(手首が下がる)が挙げられる。
重要度:A 難易度:★☆☆
問3:金属水銀の慢性中毒では、手指の振戦、情緒不安定、記憶障害などの症状がみられることがある。
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正解:1(○)
正しい。水銀は中枢神経系及び腎臓に影響を与えることがあり、被刺激性、情緒不安定、振戦、精神及び記憶障害、言語障害を生じることがある。
重要度:A 難易度:★★☆
問4:金属水銀の蒸気は特有の強い臭いがあるため、中毒を起こす濃度に達すると臭いで気づくことができる。
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正解:2(×)
誤り。水銀は中毒を起こす濃度に達していても臭気として感じない。
重要度:A 難易度:★☆☆
問5:マンガンの慢性中毒では、仮面様顔貌、振戦、歩行障害などのパーキンソン症候群に似た症状がみられることがある。
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正解:1(○)
正しい。マンガンの慢性中毒では、錐体外路症候(寡動、筋緊張亢進、仮面様顔貌、振戦、歩行障害など)を中核とした神経症状が進行性に出現する。
重要度:A 難易度:★☆☆
問6:マンガンの慢性中毒の代表的な症状は、鼻中隔穿孔である。
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正解:2(×)
誤り。マンガンの慢性中毒の代表的な症状は、仮面様顔貌、振戦、歩行障害などのパーキンソン症候群様症状である。鼻中隔穿孔はクロム(六価クロム)や砒素による障害である。
重要度:A 難易度:★☆☆
問7:カドミウムに長期間ばく露すると、腎臓の障害を生じることがある。
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正解:1(○)
正しい。カドミウムは、反復又は長期の粉じん粒子の吸入により肺に影響を与えることがあるほか、腎臓障害を生じることがある。
重要度:A 難易度:★★☆
問8:カドミウムのヒュームを吸入した場合、肺水腫などの影響はすぐに現れ、遅れて現れることはない。
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正解:2(×)
誤り。カドミウムのヒュームは気道を刺激し、吸入すると肺水腫や金属ヒューム熱を起こすことがあり、これらの影響は遅れて現れることがある。
重要度:A 難易度:★☆☆
問9:酸化クロム(Ⅵ)などの六価クロムの化合物を繰り返し又は長期間吸入すると、鼻中隔の穿孔を生じることがある。
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正解:1(○)
正しい。酸化クロム(Ⅵ)は、反復又は長期の吸入により鼻の潰瘍を起こし、鼻中隔の穿孔を生じることがある。
重要度:A 難易度:★★☆
問10:クロム酸塩又は重クロム酸塩を製造する工程における業務による肺がんは、業務上の疾病として労働基準法施行規則に掲げられている。
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正解:1(○)
正しい。労働基準法施行規則別表第1の2(職業病リスト)に、クロム酸塩又は重クロム酸塩を製造する工程における業務による肺がん又は上気道のがんが掲げられている。
重要度:A 難易度:★★☆
問11:砒素の長期ばく露により、皮膚の色素異常症や過角化症を生じることがある。
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正解:1(○)
正しい。砒素は皮膚、粘膜、末梢神経系、肝臓、骨髄に影響を与えることがあり、色素異常症、過角化症、鼻中隔の穿孔、神経障害などを生じることがある。
重要度:A 難易度:★☆☆
問12:ベリリウムによる慢性の健康障害として代表的なものは、パーキンソン症候群様症状である。
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正解:2(×)
誤り。ベリリウムの反復・長期の吸入等では、重度の肉芽腫性肺疾患(慢性ベリリウム疾患)を生じることがある。パーキンソン症候群様症状はマンガンによる症状である。
重要度:A 難易度:★★☆
問13:金属熱の症状は、亜鉛等の金属のヒュームを吸入した直後に現れる。
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正解:2(×)
誤り。金属熱(金属ヒューム熱)の症状は吸入後すぐではなく、2〜3時間経過するまで現れない。症状には、金属味、頭痛、発熱、胸部圧迫感、息切れ、脱力感、筋肉痛などがある。
重要度:A 難易度:★★☆
問14:溶接ヒュームは、特定化学物質に指定されていない。
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正解:2(×)
誤り。溶接ヒュームは、塩基性酸化マンガンとともに、神経障害等の健康障害を及ぼすおそれがあるとして、2021年(令和3年)4月1日から特定化学物質(第2類物質)に追加されている。
重要度:A 難易度:★☆☆
問15:鉛中毒の代表的な症状は、皮膚の色素異常症と過角化症である。
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正解:2(×)
誤り。鉛中毒の代表的な症状は、貧血、末梢神経障害、腹部の疝痛、伸筋麻痺である。皮膚の色素異常症や過角化症は砒素による障害である。
五肢択一
重要度:A 難易度:★☆☆
問16:金属と、その長期ばく露等による主な健康障害との組合せとして、誤っているものはどれか。
- 鉛 ― 貧血、末梢神経障害
- 水銀 ― 手指の振戦、精神障害
- カドミウム ― パーキンソン症候群様症状
- 六価クロム ― 鼻中隔穿孔
- ベリリウム ― 慢性ベリリウム疾患(肉芽腫性肺疾患)
【第16問:正解と解説】
正解:3
正解は3。カドミウムの長期ばく露による代表的な健康障害は腎臓障害である。パーキンソン症候群様症状はマンガンによるものである。1、2、4、5はいずれも正しい組合せである。
重要度:A 難易度:★☆☆
問17:金属と、その長期ばく露等による主な健康障害との組合せとして、正しいものはどれか。
- 鉛 ― 鼻中隔穿孔
- 水銀 ― 肝血管肉腫
- マンガン ― 白血病
- 砒素 ― 色素異常症、過角化症
- ベリリウム ― 歩行障害、仮面様顔貌
【第17問:正解と解説】
正解:4
正解は4。砒素は色素異常症、過角化症、鼻中隔の穿孔などを生じることがある。1の鉛は貧血・末梢神経障害など。2の水銀は振戦・精神障害など(肝血管肉腫は塩化ビニル)。3のマンガンはパーキンソン症候群様症状(白血病はベンゼン)。5のベリリウムは慢性ベリリウム疾患(歩行障害・仮面様顔貌はマンガン)である。
重要度:A 難易度:★★☆
問18:金属熱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 亜鉛等の金属のヒュームを吸入することにより起こる。
- 症状は、ヒュームを吸入した直後に現れる。
- 主な症状は、手指の振戦である。
- 石綿の粉じんを吸入することにより起こる。
- 粉じんの吸入により肺が線維化する疾病である。
【第18問:正解と解説】
正解:1
正解は1。金属熱は、亜鉛等の金属のヒュームの吸入で起こる。2の症状は2〜3時間経過するまで現れない。3の主な症状は金属味、頭痛、発熱、胸部圧迫感、筋肉痛などである(手指の振戦は水銀)。4の金属熱は亜鉛等の金属のヒュームの吸入で起こるものであり、石綿の粉じんによるものではない。5の肺の線維化はじん肺である。
重要度:A 難易度:★★☆
問19:マンガンの慢性中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 錐体外路症候を中核とした神経症状が、進行性に出現する。
- 代表的な症状は、鼻中隔の穿孔である。
- 仮面様顔貌、振戦、歩行障害などがみられる。
- 強迫笑・強迫泣、無気力、意欲減退などの精神症状がみられることがある。
- 言語障害、書字拙劣などがみられることがある。
【第19問:正解と解説】
正解:2
正解は2。鼻中隔の穿孔は、六価クロムや砒素による障害である。マンガンの慢性中毒の代表的な症状は、パーキンソン症候群様症状である。1、3、4、5はいずれも正しい。
重要度:A 難易度:★★☆
問20:水銀に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 金属水銀の慢性中毒では、振戦がみられることがある。
- 金属水銀の慢性中毒では、情緒不安定や記憶障害がみられることがある。
- 金属水銀の高濃度の蒸気を吸入すると、肺炎を起こすことがある。
- メチル水銀化合物による水俣病では、感覚障害、運動失調、求心性視野狭窄などがみられる。
- 金属水銀の蒸気は特有の強い臭いがあるため、中毒を起こす濃度に達すると臭いで気づくことができる。
【第20問:正解と解説】
正解:5
正解は5。水銀は中毒を起こす濃度に達していても臭気として感じない。1、2、3、4はいずれも正しい。
重要度:A 難易度:★☆☆
問21:金属とその健康障害に関する次のAからDの組合せ(A 鉛 ― 貧血、B 水銀 ― 鼻中隔穿孔、C カドミウム ― 腎臓障害、D 砒素 ― パーキンソン症候群様症状)のうち、正しいものの組合せはどれか。
- A,B
- A,C
- B,C
- B,D
- C,D
【第21問:正解と解説】
正解:2
正解は2(A,C)。Aの鉛は貧血などを、Cのカドミウムは腎臓障害を生じることがある。Bの鼻中隔穿孔は六価クロムや砒素による障害であり、水銀では振戦や精神障害が代表的である。Dのパーキンソン症候群様症状はマンガンによるもので、砒素では色素異常症や過角化症が代表的である。
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【本問題についてのご注意】 オリジナル演習問題です(実際の試験問題ではありません)。 生成AIで作成し、複数のAIで相互検証していますが、誤りが含まれる可能性があります。 最新の法令・指針は、厚生労働省や試験実施機関(安全衛生技術試験協会)の公表情報でご確認ください。 公式テキスト等と併用してください。
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