電験三種(第三種電気主任技術者) 電力 一問一答・五肢択一(全8問)|コロナ・誘導障害・塩害

1問ずつ解いて記録できます演習モードで解く ›

電験三種(第三種電気主任技術者)「電力」のうち、コロナ・誘導障害・塩害の問題です(大分類:送電・重要度B)。一問一答6問 → 五肢択一2問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:B 難易度:★☆☆

問1:コロナ放電は、電線表面の電位の傾き(電界の強さ)が空気の絶縁耐力を超えたときに発生する。

解答を見る

正解:○

電線表面の電界が空気の絶縁耐力を超えると、電線の周りの空気が部分的に電離して放電が起こります。


重要度:B 難易度:★☆☆

問2:コロナ臨界電圧は、気圧が低いほど高くなる。

解答を見る

正解:×

気圧が低いと空気の密度が小さくなり、空気の絶縁耐力が下がるため、コロナ臨界電圧は低くなります。高地ではコロナが発生しやすくなります。


重要度:B 難易度:★☆☆

問3:電磁誘導障害は、電力線と通信線の間の静電容量を通じて、通信線に電圧が誘導されるものである。

解答を見る

正解:×

静電容量を通じて誘導されるのは静電誘導障害です。電磁誘導障害は、地絡時などの零相電流が電力線と通信線の間の相互インダクタンスを通じて誘導電圧を生じるものです。


重要度:B 難易度:★☆☆

問4:静電誘導障害は、電力線と通信線などとの間の静電容量を通じて、通信線などに電圧が誘導されるものである。

解答を見る

正解:○

電力線・通信線・大地の間の静電容量の分圧により、通信線などに電圧が誘導されます。


重要度:B 難易度:★☆☆

問5:塩害は、がいしの表面に塩分が付着して漏れ電流が増え、フラッシオーバを起こすものである。

解答を見る

正解:○

海からの塩分ががいし表面に付着し、湿ると表面の絶縁が低下して漏れ電流が流れ、フラッシオーバに至ることがあります。


重要度:B 難易度:★☆☆

問6:塩害対策として、懸垂がいしの連結個数を減らし、がいし装置の表面漏れ距離を短くする。

解答を見る

正解:×

塩害対策では、がいしを増結(過絶縁)して表面漏れ距離を長くします。そのほか、耐塩用がいしの使用、活線洗浄、はっ水性物質の塗布があります。

五肢択一

重要度:B 難易度:★★☆

問7:架空送電線のコロナ・誘導障害・塩害に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. コロナ放電は、電力損失(コロナ損)のほか、電波障害や騒音の原因となる。
  2. 雨天時はコロナ臨界電圧が高くなるため、晴天時よりコロナ放電が発生しにくい。
  3. 電線を太くしたり多導体方式にしたりすると、コロナ放電が発生しにくくなる。
  4. ねん架や遮へい線の設置は、通信線への誘導障害を軽減するのに役立つ。
  5. がいしの活線洗浄やはっ水性物質の塗布は、塩害対策として行われる。
【第7問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。

1:正しい。コロナ放電はコロナ損、電波障害、騒音の原因となります。

2:誤り。雨天時は電線表面の水滴で電界が局部的に強くなるため、コロナ臨界電圧が低くなり、コロナ放電が発生しやすくなります。

3:正しい。電線表面の電位の傾きが小さくなるため、コロナ放電が発生しにくくなります。

4:正しい。ねん架で各相の誘導を打ち消し合わせ、遮へい線で誘導を小さくします。

5:正しい。がいし表面の塩分を洗い流したり、水膜ができにくくしたりする塩害対策です。


重要度:B 難易度:★★☆

問8:次の文章の空欄(ア)〜(ウ)に当てはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
コロナ放電は電力損失や電波障害の原因となるため、その対策として(ア)が採用される。また、地絡事故のときの零相電流により、電力線と通信線の間の相互インダクタンスを通じて通信線に電圧が誘導される障害を(イ)といい、その対策の一つとして(ウ)がある。

  1. (ア)細い単導体 (イ)電磁誘導障害 (ウ)遮へい線の設置
  2. (ア)多導体方式 (イ)静電誘導障害 (ウ)遮へい線の設置
  3. (ア)多導体方式 (イ)電磁誘導障害 (ウ)がいしの増結
  4. (ア)細い単導体 (イ)静電誘導障害 (ウ)がいしの増結
  5. (ア)多導体方式 (イ)電磁誘導障害 (ウ)遮へい線の設置
【第8問:正解と解説】

正解:5

正解は5です。

1:誤り。細い電線は表面の電位の傾きが大きく、コロナが発生しやすくなります。対策は多導体方式です。

2:誤り。相互インダクタンスを通じて誘導されるのは電磁誘導障害です。

3:誤り。がいしの増結は塩害対策で、誘導障害の対策ではありません。

4:誤り。(ア)は多導体方式、(イ)は電磁誘導障害、(ウ)は遮へい線の設置です。

5:正しい。

「送電」の他の論点

この論点を演習モードで解く1問ずつ解いて、結果がブラウザに残ります
タイトルとURLをコピーしました