電験三種(第三種電気主任技術者) 電力 一問一答・五肢択一(全6問)|蒸気タービンと汽力発電所の保護装置

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電験三種(第三種電気主任技術者)「電力」のうち、蒸気タービンと汽力発電所の保護装置の問題です(大分類:火力発電・重要度B)。一問一答4問 → 五肢択一2問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:B 難易度:★☆☆

問1:衝動タービンは、蒸気を動翼の中で膨張させ、そのときに生じる反動力で動翼を回す。

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正解:×

衝動タービンは、蒸気をノズル(静翼)で膨張させて高速の噴流にし、その速度エネルギーで動翼を回します。動翼の中でも膨張させて反動力を利用するのは反動タービンです。


重要度:B 難易度:★☆☆

問2:反動タービンは、静翼(ノズル)だけでなく動翼の中でも蒸気を膨張させ、その反動力も利用して動翼を回す。

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正解:○

反動タービンでは、動翼の中でも蒸気が膨張して加速し、その反動力も回転力になります。


重要度:B 難易度:★☆☆

問3:背圧タービンは、タービンの排気を復水器に導いて水に戻すタービンである。

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正解:×

排気を復水器に導くのは復水タービンです。背圧タービンは、排気を工場の加熱用などの蒸気として利用します。


重要度:B 難易度:★★☆

問4:発電用火力設備に関する技術基準を定める省令では、蒸気タービンには、過回転その他の異常が発生した場合に、タービンに流入する蒸気を自動的かつ速やかに遮断する非常調速装置その他の非常停止装置を設けなければならないとしている。

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正解:○

発電用火力設備に関する技術基準を定める省令第15条第2項の内容です。過回転などの異常が起きたときは、蒸気を自動的に遮断してタービンを停止させます。

五肢択一

重要度:B 難易度:★☆☆

問5:次の文章の空欄(ア)〜(ウ)に当てはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
蒸気タービンの入口には、非常時にタービンへの蒸気を遮断する(ア)と、負荷に応じてタービンへの蒸気量を調整する(イ)が設けられる。回転速度が異常に上昇したときには(ウ)が働き、蒸気を自動的に遮断してタービンを停止させる。

  1. (ア)蒸気加減弁 (イ)主蒸気止め弁 (ウ)非常調速装置
  2. (ア)主蒸気止め弁 (イ)蒸気加減弁 (ウ)非常調速装置
  3. (ア)主蒸気止め弁 (イ)蒸気加減弁 (ウ)安全弁
  4. (ア)蒸気加減弁 (イ)主蒸気止め弁 (ウ)安全弁
  5. (ア)主蒸気止め弁 (イ)安全弁 (ウ)非常調速装置
【第5問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。

1:誤り。(ア)と(イ)が逆です。

2:正しい。

3:誤り。安全弁は圧力が設定値を超えたときに蒸気を逃がす装置です。過回転で働くのは非常調速装置です。

4:誤り。(ア)(イ)が逆で、(ウ)も誤りです。

5:誤り。負荷に応じて蒸気量を調整するのは蒸気加減弁です。


重要度:B 難易度:★★☆

問6:蒸気タービンに関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 衝動タービンは、ノズルで膨張させた蒸気の速度エネルギーで動翼を回す。
  2. 反動タービンは、動翼の中でも蒸気を膨張させ、その反動力も利用する。
  3. 抽気タービンは、タービンの途中から蒸気を取り出して、工場の熱源などに利用する。
  4. 復水タービンは、タービンの排気を復水器に導いて水に戻す。
  5. 調速装置は、過回転が生じたときにタービンに流入する蒸気を遮断して、タービンを停止させるための装置である。
【第6問:正解と解説】

正解:5

正解は5です。

1:正しい。

2:正しい。

3:正しい。

4:正しい。

5:誤り。調速装置は、負荷が変動しても回転速度・出力が動揺し続けないように、タービンに流入する蒸気量を自動的に調整する装置です(発電用火力設備に関する技術基準を定める省令第14条)。過回転時に蒸気を遮断するのは非常調速装置です(同第15条第2項)。

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