単純総合原価計算(平均法・修正先入先出法) 一問一答 第1問〜第5問

問1

総合原価計算と個別原価計算の違いとして正しいものを1つ選びなさい。

A. 総合原価計算は注文ごとに原価を集計し、個別原価計算は期間ごとに集計する
B. 総合原価計算は同じ種類の製品を連続生産する場合に、一定期間の原価をまとめて集計して完成品と期末仕掛品へ配分する
C. 総合原価計算では材料費と加工費を区別しない
D. 総合原価計算では製造指図書ごとに原価計算表を作成する

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解答・解説

正答: B

正答理由:総合原価計算は、同じ種類の製品を連続して生産する場合に用います。注文ごとの区別がないため、一定期間の原価をまとめて集計し、完成品と期末仕掛品へ配分します。

誤答理由

  • A:2つの説明が入れ替わっています。注文ごとに集計するのは個別原価計算です。
  • C:総合原価計算では材料費と加工費を区別します。期末仕掛品への原価のかかり方が両者で異なるためです。
  • D:製造指図書ごとに原価計算表を作成するのは個別原価計算です。総合原価計算では指図書別の集計を行いません。

問2

加工費の完成品換算量の求め方として正しいものを1つ選びなさい。

A. 数量をそのまま用いる
B. 数量 ÷ 加工進捗度
C. 数量 + 加工進捗度
D. 数量 × 加工進捗度

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解答・解説

正答: D

正答理由:加工費は作業の進み具合に応じて発生します。期末仕掛品が「完成品なら何個分にあたるか」を求めるため、数量に加工進捗度を掛けます。

加工費換算量 = 数量 × 加工進捗度

200個が40%まで進んでいれば、200×40%=80個分です。

誤答理由

  • A:数量をそのまま用いると、作りかけのものに完成品と同じだけ加工費がかかったことになってしまいます。
  • B:割ると進捗度が小さいほど換算量が大きくなり、実態と逆になります。
  • C:数量と進捗度は単位が異なるため、足すことはできません。

問3

材料を始点で投入する場合の、期末仕掛品の材料換算量として正しいものを1つ選びなさい。

A. 期末仕掛品数量をそのまま用いる
B. 期末仕掛品数量 × 加工進捗度
C. 0とする
D. 完成品数量と同じ数量を用いる

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解答・解説

正答: A

正答理由:始点投入では、作業を始めた時点で材料がすべて投入されています。作りかけであっても材料は完成品と同じだけ入っているので、期末仕掛品数量をそのまま換算量とします。

誤答理由

  • B:加工進捗度を掛けるのは加工費の換算量です。始点投入の材料は進捗度にかかわらず全量が投入済みです。
  • C:換算量を0とするのは、材料を終点で投入し、期末仕掛品が終点に達していない場合です。
  • D:期末仕掛品の換算量なので、期末仕掛品自身の数量を用います。完成品数量とは別です。

問4

平均法における平均単価の求め方として正しいものを1つ選びなさい。

A. 当期投入原価 ÷ 当期投入換算量
B. 期首仕掛品原価 ÷ 期首仕掛品換算量
C. (期首仕掛品原価 + 当期投入原価)÷(完成品数量 + 期末仕掛品換算量)
D. 当期投入原価 ÷(完成品数量 + 期末仕掛品換算量)

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解答・解説

正答: C

正答理由:平均法では期首仕掛品原価と当期投入原価を合算し、それを完成品数量と期末仕掛品換算量の合計で割ります。材料費と加工費で別々に求めます。

平均単価 = (期首仕掛品原価 + 当期投入原価)÷(完成品数量 + 期末仕掛品換算量)

誤答理由

  • A:当期投入分だけで単価を求めるのは修正先入先出法です。平均法では期首分も合算します。
  • B:期首分だけの単価であり、当期に投入した分が反映されません。
  • D:分子から期首仕掛品原価が抜けています。分母には期首から引き継いだ分も含まれているため、分子と分母の対象がそろいません。

問5

平均法における完成品原価の求め方として正しいものを1つ選びなさい。

A. 平均単価 × 期末仕掛品換算量
B. 期首仕掛品原価 + 当期投入原価 - 期末仕掛品原価
C. 当期投入原価 - 期末仕掛品原価
D. 期首仕掛品原価 + 当期投入原価 + 期末仕掛品原価

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解答・解説

正答: B

正答理由:完成品原価は、集計された原価の合計から期末仕掛品原価を差し引いて求めます。

完成品原価 = 期首仕掛品原価 + 当期投入原価 - 期末仕掛品原価

差額で求めることで原価の合計が保たれます。 単価×完成品数量でも計算できますが、単価に端数処理を行った場合は差額と一致しないことがあります。

誤答理由

  • A:この式は期末仕掛品原価を求めるものです。完成品原価ではありません。
  • C:期首仕掛品原価が抜けています。期首から引き継いだ原価も完成品に含まれます。
  • D:期末仕掛品原価を足しています。期末に残っている分は完成品原価には含まれないので、差し引きます。

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