株主資本等変動計算書 一問一答 第1問〜第5問

問1

株主資本等変動計算書の各欄を締める基本関係として正しいものを選びなさい。

A. 当期末残高=当期首残高+当期変動額合計
B. 当期末残高=当期首残高-当期変動額合計
C. 当期変動額合計=当期首残高+当期末残高
D. 当期首残高=当期末残高+当期変動額合計

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解答・解説

正答: A

正答理由:各欄は期首残高に当期の増減を加減して期末残高を求めます。
誤答理由

  • B:増加と減少をまとめた当期変動額合計を、常に差し引くわけではありません。
  • C:当期変動額は期首と期末の差であり、両者を足すものではありません。
  • D:期首残高を求める式に変形する場合でも、当期変動額を一律に加える形にはなりません。

問2

会計期間は2027年4月1日から2028年3月31日、表示単位は円とする。期首の各欄は、資本金5,000,000円、資本準備金1,000,000円、その他資本剰余金0円、利益準備金300,000円、別途積立金700,000円、繰越利益剰余金2,000,000円、株主資本合計9,000,000円、その他有価証券評価差額金430,000円、純資産合計9,430,000円である。当期中、株主資本に増減はなく、当期純利益は0円であった。その他有価証券評価差額金の期末残高は250,000円となった。当期変動額の表示として正しいものを選びなさい。

A. その他有価証券評価差額金 △180,000円、純資産合計 △180,000円
B. その他有価証券評価差額金 180,000円、純資産合計 180,000円
C. その他有価証券評価差額金 △250,000円、純資産合計 △250,000円
D. その他有価証券評価差額金 430,000円、純資産合計 430,000円

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解答・解説

正答: A

正答理由:250,000-430,000=△180,000円です。株主資本に変動がないため、純資産合計の当期変動額も△180,000円です。
誤答理由

  • B:180,000円は差額の絶対値ですが、期末が期首より減っているため△表示です。
  • C:250,000円は期末残高であり、当期変動額ではありません。
  • D:430,000円は期首残高であり、当期変動額ではありません。

問3

会計期間は2027年4月1日から2028年3月31日、表示単位は円とする。期首は資本金8,000,000円、資本準備金1,000,000円、その他資本剰余金500,000円、利益準備金600,000円、別途積立金1,000,000円、繰越利益剰余金3,000,000円、株主資本合計14,100,000円、その他有価証券評価差額金200,000円、純資産合計14,300,000円である。当期に配当600,000円を行い、利益準備金60,000円を積み立てた。別途積立金400,000円の積立、当期純利益1,200,000円があり、評価差額金は変動しなかった。配当と利益準備金積立の行について正しい組合せを選びなさい。

A. 配当行:繰越利益剰余金△600,000円・株主資本合計△600,000円/利益準備金積立行:利益準備金+60,000円・繰越利益剰余金△60,000円・株主資本合計0円
B. 配当行:繰越利益剰余金△660,000円・株主資本合計△660,000円/利益準備金積立行:利益準備金+60,000円・株主資本合計+60,000円
C. 配当行:利益準備金△600,000円・株主資本合計△600,000円/利益準備金積立行:繰越利益剰余金+60,000円
D. 配当行:繰越利益剰余金△600,000円・株主資本合計0円/利益準備金積立行:利益準備金+60,000円・繰越利益剰余金△60,000円

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解答・解説

正答: A

正答理由:配当そのものは繰越利益剰余金と株主資本合計を600,000円減らします。利益準備金への振替は内訳間の移動なので、利益準備金+60,000円、繰越利益剰余金△60,000円、株主資本合計0円です。
誤答理由

  • B:660,000円は配当600,000円と積立60,000円の合計ですが、株主資本等変動計算書では増減事由を分けて横に記入します。
  • C:配当で利益準備金を600,000円減らす処理ではありません。
  • D:配当は株主資本を社外へ流出させるため、株主資本合計も600,000円減少します。

問4

会計期間は2027年4月1日から2028年3月31日、表示単位は円とする。期首は資本金10,000,000円、資本準備金2,000,000円、その他資本剰余金500,000円、利益準備金700,000円、別途積立金1,200,000円、繰越利益剰余金2,600,000円、株主資本合計17,000,000円、その他有価証券評価差額金300,000円、純資産合計17,300,000円である。当期に新株を発行し、対価3,000,000円のうち資本金2,000,000円、資本準備金1,000,000円とした。また、資本準備金400,000円をその他資本剰余金へ振り替え、当期純利益800,000円を計上した。その他有価証券評価差額金は変動しなかった。新株発行行の正しい記入を選びなさい。

A. 資本金+2,000,000円、資本準備金+1,000,000円、株主資本合計+3,000,000円、純資産合計+3,000,000円
B. 資本金+3,000,000円、資本準備金0円、株主資本合計+3,000,000円、純資産合計+3,000,000円
C. 資本金+2,000,000円、資本準備金+1,000,000円、株主資本合計+2,000,000円、純資産合計+2,000,000円
D. 資本金+2,000,000円、資本準備金△1,000,000円、株主資本合計+1,000,000円、純資産合計+1,000,000円

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解答・解説

正答: A

正答理由:資本金2,000,000円と資本準備金1,000,000円が増え、株主資本合計と純資産合計は対価3,000,000円だけ増えます。
誤答理由

  • B:資本金組入額は2,000,000円と明示されています。
  • C:株主資本合計は2つの増加額の合計3,000,000円です。
  • D:資本準備金は減少ではなく1,000,000円増加します。

問5

会計期間は2027年4月1日から2028年3月31日、表示単位は円とする。期首は資本金10,000,000円、資本準備金2,000,000円、その他資本剰余金500,000円、利益準備金700,000円、別途積立金1,200,000円、繰越利益剰余金2,600,000円、株主資本合計17,000,000円、その他有価証券評価差額金300,000円、純資産合計17,300,000円である。当期に新株を発行し、対価3,000,000円のうち資本金2,000,000円、資本準備金1,000,000円とした。また、資本準備金400,000円をその他資本剰余金へ振り替え、当期純利益800,000円を計上した。その他有価証券評価差額金は変動しなかった。資本準備金400,000円をその他資本剰余金へ振り替えた行の正しい記入を選びなさい。

A. 資本準備金△400,000円、その他資本剰余金+400,000円、株主資本合計0円
B. 資本準備金+400,000円、その他資本剰余金△400,000円、株主資本合計0円
C. 資本準備金△400,000円、その他資本剰余金+400,000円、株主資本合計+400,000円
D. 資本準備金△400,000円、その他資本剰余金0円、株主資本合計△400,000円

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解答・解説

正答: A

正答理由:資本準備金からその他資本剰余金への内訳振替なので、前者が減り後者が同額増え、株主資本合計は変わりません。
誤答理由

  • B:振替方向が逆です。
  • C:内訳間の同額振替なので株主資本合計は増えません。
  • D:その他資本剰余金への増加記入が欠けています。

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