情報セキュリティマネジメント 情報セキュリティ管理・ISMS 択一式(応用) 第11問〜第15問

重要度:A

問11:次の組合せのうち、管理策の分類として最も適切なものはどれか。

  • A:組織的管理策―入退室用ICカードの設置、人的管理策―ファイアウォール設定、物理的管理策―教育計画、技術的管理策―職務分離
  • B:組織的管理策―役割と責任、人的管理策―教育・秘密保持、物理的管理策―施錠・入退室、技術的管理策―アクセス制御
  • C:組織的管理策―暗号化、人的管理策―監視カメラ、物理的管理策―規程承認、技術的管理策―採用時の確認
  • D:組織的管理策―ウイルス対策ソフト、人的管理策―UPS、物理的管理策―リスク受容基準、技術的管理策―就業規則
【第11問:正解と解説】

正解:B

・A
各例と分類が対応していない。ICカード設備は物理的、ファイアウォールは技術的、教育計画は人的・組織的な施策として整理される。

・B
正しい。方針や役割は組織的、人に関する教育・契約は人的、施設や区域は物理的、システム上の仕組みは技術的管理策として整理できる。

・C
暗号化は技術的、監視カメラは物理的、規程承認は組織的、採用時の確認は人的管理策である。

・D
ウイルス対策は技術的、UPSは物理的、リスク基準は組織的、就業規則は人的・組織的な管理に関係する。


重要度:A

問12:「標的型メールの受信を検知して管理者へ通報する仕組み」を、管理策の4分類と管理策タイプで分類した組合せとして、適切なものはどれか。

  • A:技術的管理策であり、タイプは検知である
  • B:技術的管理策であり、タイプは是正である
  • C:人的管理策であり、タイプは予防である
  • D:物理的管理策であり、タイプは検知である
【第12問:正解と解説】

正解:A

・A
正しい。システムによる仕組みなので技術的管理策、事象を見つけて知らせる働きなのでタイプは検知に当たる。

・B
是正は発生した問題の修復・再発防止の働きであり、見つけて知らせる仕組みの分類ではない。

・C
人的管理策は教育や誓約など人に働きかけるものであり、システムの仕組みは該当しない。

・D
物理的管理策は入退室管理や施錠などであり、メールを検知する仕組みは該当しない。


重要度:B

問13:管理策タイプの説明として、最も適切なものはどれか。

  • A:予防管理策は発生した事象を発見して通知し、検知管理策は発生の可能性を低減する
  • B:検知管理策は発生後の修正や復旧を支援し、是正管理策は事象を発見して通知する
  • C:是正管理策は発生した事象の影響の軽減を目的とし、原因の除去や復旧は含まない
  • D:予防は発生を抑え、検知は事象を発見し、是正は発生後の修正や復旧を支援する
【第13問:正解と解説】

正解:D

・A
予防と検知の説明が逆である。発生の可能性を低減するのが予防、事象を発見して知らせるのが検知である。

・B
検知と是正の説明が逆である。発生後の修正や復旧を支援するのは是正管理策の働きである。

・C
是正管理策は影響の軽減に限らず、原因の除去や復旧の支援も含む。一つの管理策が複数の効果を持つこともある。

・D
正しい。管理策の主な目的に応じて、発生を抑える予防、発見する検知、発生後に修正・復旧する是正という観点で整理できる。


重要度:B

問14:管理策の4分類、管理策タイプ(予防・検知・是正)、SGシラバスに示されるサイバーセキュリティ概念(識別・防御・検知・対応・復旧)の関係として、適切なものはどれか。

  • A:三つは同じ内容を別の名前で言い換えたもので、どれか一つを覚えれば足りる
  • B:一つの管理策は、三つの軸のうちどれか一つでしか分類できない
  • C:別々の切り口であり、同じ管理策が三つの軸それぞれで分類される
  • D:4分類が最上位で、タイプと概念はその下位区分になっている
【第14問:正解と解説】

正解:C

・A
三つの軸は目的が異なる別の整理であり、言い換えではない。

・B
軸ごとに観点が違うため、同じ管理策を複数の軸で同時に分類できる。

・C
正しい。何の対策か(4分類)・どう働くか(タイプ)・攻撃のどの局面か(概念)という別の切り口である。「検知」が二つの体系に登場する点にも注意する。

・D
三つの軸に上下関係はなく、並列の切り口である。


重要度:B

問15:24時間のログ監視を行うSOCと、重大インシデント時に社内対応を調整するCSIRTを設置している。役割分担として、最も適切なものはどれか。

  • A:SOCが検知した事象への対応方針を、CSIRTへ知らせずにSOCだけで決定する
  • B:SOCが分析した事象をCSIRTへ連携し、CSIRTが関係部署との対応を調整する
  • C:CSIRTがログの常時監視も引き受け、SOCは月次の報告書の作成だけを行う
  • D:重大な事象の場合には、SOCからCSIRTへの連携を省略し、現場の判断で直ちに対応する
【第15問:正解と解説】

正解:B

・A
対応の調整はCSIRTの役割である。連携しなければ関係部署を含む対応が進まない。

・B
正しい。SOCは監視・分析による検知を中心に担い、CSIRTはインシデント対応の調整や指揮を担う。両者の連携が重要である。

・C
この設問の体制では、常時監視と分析はSOCが担う。役割が逆転すると検知の体制が機能しない。

・D
重大な事象ほど調整が必要であり、連携の省略は判断の遅れと対応の漏れを招く。


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