重要度:B
問11:社内ネットワークの一台が感染した後、利用者の操作を待たずに同じ脆弱性を持つ多数の端末へ自動的に感染が広がった。このマルウェアの特徴として最も適切なものはどれか。
- A:スパイウェア
- B:ワーム
- C:トロイの木馬
- D:キーロガー
【第11問:正解と解説】
正解:B
・A
スパイウェアは、利用状況や認証情報などを秘密裏に収集することを主な目的とし、自動拡散が本質的な特徴ではない。
・B
正しい。ワームは、他のファイルへ寄生しなくても自らを複製し、ネットワーク経由で自動的に拡散することがある。
・C
トロイの木馬は、正規のプログラムなどを装って実行させるマルウェアであり、自己増殖は必須ではない。
・D
キーロガーは、主にキー入力を記録する仕組みであり、自動拡散の説明には該当しない。
重要度:B
問12:多数の家庭用機器が外部のサーバから同時に指令を受け、特定サイトへ大量の通信を送っていた。この感染機器群の説明として最も適切なものはどれか。
- A:C&Cサーバの指令を受けて動作するボットネットである
- B:利用者のキー入力内容を記録するキーロガー群である
- C:文書ファイルのマクロ機能で動作するマクロウイルス群である
- D:感染端末どうしが自律的に同期するピアツーピア型のワーム群である
【第12問:正解と解説】
正解:A
・A
正しい。攻撃者のC&Cサーバなどから指令を受ける感染機器の集合はボットネットと呼ばれ、DDoS攻撃や迷惑メール送信などに悪用される。
・B
キーロガーは入力内容の記録を目的とし、外部からの指令で一斉に通信を行う動作の説明にはならない。
・C
マクロウイルスは文書のマクロ機能を利用するウイルスであり、外部指令で多数機器を一斉操作する説明ではない。
・D
ワームは自己増殖するが、本問は外部のC&Cサーバからの一斉指令で動作しており、指令サーバをもつボットネットの説明が適切である。
重要度:B
問13:端末で不審なスクリプトがOS標準の管理ツールを呼び出し、メモリ上で処理を実行していたが、典型的な実行ファイルは保存されていなかった。この攻撃の説明として最も適切なものはどれか。
- A:文書ファイルのマクロ機能を悪用するマクロウイルスである
- B:大量の通信でサービスを停止させるDDoS攻撃である
- C:正規ツールやメモリ上の処理を悪用するファイルレス型の攻撃である
- D:迷惑メールを自動送信することを目的とするボットである
【第13問:正解と解説】
正解:C
・A
マクロウイルスは文書のマクロ機能を悪用する。OS標準ツールを利用してメモリ上で動作する特徴とは異なる。
・B
DDoS攻撃はサービスの処理能力や回線を消費させる攻撃であり、端末上の不審なスクリプトの説明ではない。
・C
正しい。ファイルレス型の攻撃では、PowerShellなどの正規ツールやメモリ上の処理を悪用し、典型的なマルウェアファイルを残さず活動する場合がある。
・D
ボットは指令を受けて動作するマルウェアの分類であり、実行ファイルを残さず活動する手口そのものの説明ではない。
重要度:A
問14:攻撃者が社内ファイルを外部へ持ち出した後、サーバ内のデータを暗号化し、「支払わなければ復号しないうえ、窃取した情報を公開する」と通知した。この手口として最も適切なものはどれか。
- A:クレデンシャルスタッフィング攻撃
- B:二重脅迫を伴うランサムウェア攻撃
- C:DNSキャッシュポイズニング
- D:クリックジャッキング
【第14問:正解と解説】
正解:B
・A
クレデンシャルスタッフィング攻撃(パスワードリスト攻撃)は、流出した認証情報で不正ログインを試みる攻撃であり、暗号化と公開の脅しを組み合わせる手口ではない。
・B
正しい。データ暗号化による業務停止と、窃取情報の公開を材料とする脅迫を組み合わせており、二重脅迫を伴うランサムウェア攻撃である。
・C
DNSキャッシュポイズニングは、偽のDNS情報をキャッシュへ混入させ、利用者を不正な接続先へ誘導する攻撃である。
・D
クリックジャッキングは、画面上の表示を細工し、利用者に意図しないボタンなどをクリックさせる攻撃である。
重要度:A
問15:業務用PCの画面に、ファイルの暗号化の完了と身代金の要求が表示された。社内規程では、異常を発見した従業員は端末を操作せず、所定の窓口へ直ちに報告し、その指示に従うことになっている。担当者が最初に取るべき行動はどれか。
- A:端末を操作せず、所定の窓口へ速やかに報告して指示を受ける
- B:表示された連絡先へ問い合わせて、要求の内容を確認する
- C:端末を初期化して、業務を再開できる状態に戻す
- D:暗号化されたファイルを開き直して、被害の範囲を推測する
【第15問:正解と解説】
正解:A
・A
正しい。担当者が単独で調査、復旧又は攻撃者への対応を行わず、社内規程に従って所定の窓口へ報告する。端末の隔離などの措置は、組織の手順及び指示に従って実施する。
・B
攻撃者への連絡を担当者が単独で行ってはならない。攻撃者への対応方針は、組織の手順に従って決定する事項である。
・C
初期化は原因調査の手掛かりを失わせ、再発防止にもつながらない。
・D
操作を続けると被害が広がり、証拠も損なわれる。範囲の特定は保全の後に行う。

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