FP技能士3級 相続・事業承継 計算問題 第11問〜第17問

重要度:A 論点:不動産評価

問11:次の資料に基づき、倍率方式による宅地の相続税評価額を求めなさい。評価額は「固定資産税評価額×評価倍率」により計算すること。計算過程で端数は生じない。答えは円単位で解答すること。

【与件】
宅地の固定資産税評価額:9,500,000円
評価倍率:1.1
当該宅地は路線価が定められていない地域に所在する。

【第11問:正解と解説】

正解:10450000円

計算式
評価額=固定資産税評価額×評価倍率

計算過程
9,500,000円×1.1=10,450,000円

路線価が定められていない地域の宅地は倍率方式により評価します。固定資産税評価額に評価倍率を乗じて、9,500,000円×1.1=10,450,000円となります。

間違いやすい点
路線価方式と倍率方式を取り違える誤りが起こりやすい。路線価が定められていない地域では倍率方式による。


重要度:A 論点:不動産評価

問12:普通借地権の目的となっている宅地の自用地価額が50,000,000円、借地権割合が60%である。普通借地権の評価額はいくらか。端数は生じない。

【与件】
自用地価額=50,000,000円;借地権割合=60%;端数なし

【第12問:正解と解説】

正解:30000000円

計算式
借地権評価額=自用地価額×借地権割合

計算過程
50,000,000×0.60=30,000,000

50,000,000×0.60=30,000,000円。

間違いやすい点
普通借地権は1-借地権割合ではなく借地権割合そのものを掛ける。


重要度:B 論点:不動産評価

問13:普通借地権が設定されている貸宅地の自用地価額が48,000,000円、借地権割合が60%である。貸宅地の評価額はいくらか。端数は生じない。

【与件】
自用地価額=48,000,000円;借地権割合=60%;端数なし

【第13問:正解と解説】

正解:19200000円

計算式
貸宅地評価額=自用地価額×(1-借地権割合)

計算過程
48,000,000×(1-0.60)=19,200,000

48,000,000×(1-0.60)=19,200,000円。

間違いやすい点
貸宅地は借地権割合を直接掛けるのではなく、1-借地権割合を掛ける。


重要度:A 論点:不動産評価

問14:次の資料に基づき、貸家の相続税評価額を求めなさい。評価額は「固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)」により計算し、借家権割合は30%とすること。計算過程で端数は生じない。答えは円単位で解答すること。

【与件】
家屋の固定資産税評価額:16,000,000円
借家権割合:30%
賃貸割合:100%
上記以外の事項は考慮しないものとする。

【第14問:正解と解説】

正解:11200000円

計算式
貸家の評価額=固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)

計算過程
借家権割合×賃貸割合:30%×100%=30%
1-30%=70%
16,000,000円×70%=11,200,000円

貸家の評価額は、固定資産税評価額に(1-借家権割合×賃貸割合)を乗じて求めます。30%×100%=30%ですので、1-30%=70%となり、16,000,000円×70%=11,200,000円です。

間違いやすい点
賃貸割合を乗じ忘れる誤りや、括弧の中の計算をせずに固定資産税評価額に直接30%を乗じてしまう誤りが起こりやすい。


重要度:A 論点:不動産評価

問15:貸家建付地の自用地価額が60,000,000円、借地権割合60%、借家権割合30%、賃貸割合100%である。評価額はいくらか。端数は生じない。

【与件】
自用地価額=60,000,000円;借地権割合=60%;借家権割合=30%;賃貸割合=100%;端数なし

【第15問:正解と解説】

正解:49200000円

計算式
貸家建付地評価額=自用地価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)

計算過程
60,000,000×(1-0.60×0.30×1.00)=49,200,000

60,000,000×(1-0.60×0.30×1.00)=49,200,000円。

間違いやすい点
借地権割合・借家権割合・賃貸割合のいずれかを落とさない。


重要度:A 論点:小規模宅地等

問16:小規模宅地等の特例について、要件を満たす特定居住用宅地等の面積が240㎡、特例適用前の相続税評価額が55,000,000円である。全体が330㎡の限度面積内である場合、80%減額後の評価額はいくらか。端数は生じない。

【与件】
宅地面積=240㎡;限度面積=330㎡;特例適用前評価額=55,000,000円;減額割合=80%;他の要件を満たす;端数なし

【第16問:正解と解説】

正解:11000000円

計算式
減額後評価額=特例適用前評価額×(1-80%)

計算過程
55,000,000×0.20=11,000,000

240㎡は330㎡以内なので全体に80%減額を適用する。55,000,000×(1-0.80)=11,000,000円。

間違いやすい点
80%減額後は元の80%ではなく20%が残る。


重要度:A 論点:相続と保険

問17:相続人が取得する一定の死亡保険金について、法定相続人が5人である場合の相続税の非課税限度額はいくらか。その他の条件は満たすものとし、端数は生じない。

【与件】
法定相続人=5人;死亡保険金非課税限度額=5,000,000円×法定相続人の数;端数なし

【第17問:正解と解説】

正解:25000000円

計算式
死亡保険金非課税限度額=5,000,000円×法定相続人の数

計算過程
5,000,000×5=25,000,000

5,000,000×5=25,000,000円。

間違いやすい点
500万円を受取人1人ごとの固定額と考えない。


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