重要度:A 論点:相続税課税財産
問6:次の資料に基づき、相続時精算課税の適用を受けた贈与財産のうち、相続税の課税価格に加算される金額の合計を求めなさい。加算額は、贈与年ごとに「その年の贈与価額の合計-その年の基礎控除額110万円」により計算し、これを合計すること。計算過程で端数は生じない。答えは円単位で解答すること。
【与件】
2024年中の贈与価額の合計:4,000,000円
2025年中の贈与価額の合計:2,600,000円
各年の相続時精算課税に係る基礎控除額:1,100,000円
上記以外の贈与はないものとする。
【第6問:正解と解説】
正解:4400000円
計算式
加算額=(各年の贈与価額の合計-その年の基礎控除額)の合計
計算過程
2024年分:4,000,000円-1,100,000円=2,900,000円
2025年分:2,600,000円-1,100,000円=1,500,000円
合計:2,900,000円+1,500,000円=4,400,000円
相続時精算課税の適用を受けた贈与財産は、贈与年ごとに基礎控除額を差し引いた金額を相続税の課税価格に加算します。2024年分は4,000,000円-1,100,000円=2,900,000円、2025年分は2,600,000円-1,100,000円=1,500,000円です。合計は2,900,000円+1,500,000円=4,400,000円となります。
間違いやすい点
複数年の贈与価額を合計してから基礎控除額を1回だけ差し引いてしまう誤りが起こりやすい。基礎控除は贈与年ごとに差し引く。
重要度:A 論点:相続税計算
問7:次の資料に基づき、相続税の遺産に係る基礎控除額を求めなさい。基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」により計算すること。計算過程で端数は生じない。答えは円単位で解答すること。
【与件】
法定相続人の数:6人
養子の算入や相続放棄に関する調整は考慮済みであり、上記の人数をそのまま用いること。
【第7問:正解と解説】
正解:66000000円
計算式
基礎控除額=30,000,000円+6,000,000円×法定相続人の数
計算過程
6,000,000円×6人=36,000,000円
30,000,000円+36,000,000円=66,000,000円
相続税の遺産に係る基礎控除額は、3,000万円に600万円と法定相続人の数を乗じた金額を加えて求めます。30,000,000円+6,000,000円×6人=30,000,000円+36,000,000円=66,000,000円です。
間違いやすい点
定額部分の3,000万円を加え忘れる誤りや、600万円を乗じる対象を取り違える誤りが起こりやすい。
重要度:B 論点:財産評価
問8:次の資料に基づき、定期預金の相続税評価額を求めなさい。評価額は「預入高+既経過利子-既経過利子に係る源泉所得税相当額」により計算すること。計算過程で端数は生じない。答えは円単位で解答すること。
【与件】
預入高:8,000,000円
課税時期における既経過利子の額:24,000円
既経過利子に係る源泉所得税相当額:4,800円
上記以外の事項は考慮しないものとする。
【第8問:正解と解説】
正解:8019200円
計算式
評価額=預入高+既経過利子-既経過利子に係る源泉所得税相当額
計算過程
8,000,000円+24,000円=8,024,000円
8,024,000円-4,800円=8,019,200円
定期預金の評価額は、預入高に既経過利子を加え、その既経過利子に係る源泉所得税相当額を差し引いて求めます。8,000,000円+24,000円-4,800円=8,019,200円です。
間違いやすい点
既経過利子を加えるだけで源泉所得税相当額を差し引き忘れる誤りが起こりやすい。加算と減算の両方が必要である。
重要度:A 論点:財産評価
問9:上場株式の1株当たりの候補価額が、課税時期終値2,260円、当月平均2,310円、前月平均2,180円、前々月平均2,240円である。評価に用いる1株当たりの基本価額はいくらか。
【与件】
課税時期終値=2,260円;当月平均=2,310円;前月平均=2,180円;前々月平均=2,240円;端数なし
【第9問:正解と解説】
正解:2180円/株
計算式
評価価額=min(課税時期終値,当月平均,前月平均,前々月平均)
計算過程
min(2,260,2,310,2,180,2,240)=2,180
4候補のうち最も低い2,180円を用いる。
間違いやすい点
4価額を平均せず、最小値を選ぶ。
重要度:A 論点:不動産評価
問10:次の資料に基づき、路線価方式による宅地の相続税評価額を求めなさい。評価額は「路線価×地積」により計算し、各種補正率は考慮しないこと。路線価は千円単位で表示されていることに注意すること。計算過程で端数は生じない。答えは円単位で解答すること。
【与件】
宅地が面する道路の路線価:280(千円/㎡)
宅地の地積:240㎡
各種補正率は考慮しないものとする。
【第10問:正解と解説】
正解:67200000円
計算式
評価額=路線価×地積(各種補正率は考慮しない)
計算過程
路線価を円に換算:280千円/㎡=280,000円/㎡
280,000円×240㎡=67,200,000円
路線価は千円単位で表示されているため、まず円に直します。280千円/㎡=280,000円/㎡です。これに地積を乗じて、280,000円×240㎡=67,200,000円となります。
間違いやすい点
路線価が千円単位で表示されていることを見落とし、千倍せずに計算してしまう誤りが起こりやすい。

コメント