電験三種(第三種電気主任技術者)「理論」のうち、発振回路と変調・復調の問題です(大分類:電子回路・重要度B)。一問一答5問 → 五肢択一3問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★☆☆
問1:増幅回路で発振を起こすには、負帰還をかける必要がある。
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正解:×
発振には正帰還が必要です。ループ利得(増幅度×帰還率)が1以上で、帰還信号が入力と同相になる条件が要ります。
重要度:B 難易度:★☆☆
問2:水晶発振回路は、LC発振回路に比べて発振周波数の安定度が高い。
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正解:○
水晶振動子は共振の鋭さ(Q)が非常に高く、温度などによる周波数変化が小さいため、周波数の安定度が高くなります。
重要度:B 難易度:★☆☆
問3:振幅変調(AM)は、搬送波の振幅を信号波に応じて変化させる変調方式である。
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正解:○
振幅変調では、搬送波の振幅が信号波の大きさに応じて変わります(包絡線が信号波の形になる)。
重要度:B 難易度:★☆☆
問4:周波数変調(FM)は、搬送波の振幅を信号波に応じて変化させる変調方式である。
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正解:×
周波数変調は、搬送波の周波数を信号波に応じて変化させます(振幅は一定)。振幅を変化させるのは振幅変調です。
重要度:B 難易度:★★☆
問5:水晶振動子は、直列共振周波数より低い広い周波数範囲で誘導性を示す。
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正解:×
水晶振動子が誘導性を示すのは、直列共振周波数と並列共振周波数の間のごく狭い範囲です。水晶発振回路はこの範囲で発振するので、周波数が安定します。
五肢択一
重要度:B 難易度:★☆☆
問6:振幅変調波の振幅の最大値が15V、最小値が5Vであった。変調度の値として、正しいものはどれか。
- 0.50
- 0.67
- 1.00
- 2.00
- 3.00
【第6問:正解と解説】
正解:1
正解は1です。
m=(最大値−最小値)/(最大値+最小値)=(15−5)/(15+5)=0.50(50%)
1:正しい。
2:誤り。(最大値−最小値)÷最大値です。
3:誤り。変調度100%としています。
4:誤り。(最大値+最小値)÷(最大値−最小値)です。
5:誤り。最大値÷最小値です。
重要度:B 難易度:★☆☆
問7:インダクタンス100μH、静電容量100pFで共振回路をつくったLC発振回路の発振周波数〔MHz〕の値として、最も近いものはどれか。
- 0.16
- 1.59
- 3.18
- 10.00
- 15.92
【第7問:正解と解説】
正解:2
正解は2です。
f=1/(2π√(LC))=1/(2π√(100×10⁻⁶×100×10⁻¹²))=1/(2π×10⁻⁷)≒1.59×10⁶Hz=1.59MHz
1:誤り。桁を誤った値です。
2:正しい。
3:誤り。2πではなくπで割った値です。
4:誤り。角周波数1/√(LC)〔×10⁶rad/s〕です。
5:誤り。桁を誤った値です。
重要度:B 難易度:★☆☆
問8:周波数1,000kHzの搬送波を周波数5kHzの正弦波の信号波で振幅変調した。上側波の周波数〔kHz〕の値として、正しいものはどれか。
- 5
- 995
- 1,000
- 1,005
- 1,010
【第8問:正解と解説】
正解:4
正解は4です。
振幅変調波は、搬送波fcと側波fc±fsからなります。上側波=1,000+5=1,005kHz(下側波は995kHz、占有周波数帯幅は10kHz)
1:誤り。信号波の周波数です。
2:誤り。下側波の周波数です。
3:誤り。搬送波の周波数です。
4:正しい。
5:誤り。信号周波数の2倍を足した値です。
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