電験三種(第三種電気主任技術者) 理論 一問一答・五肢択一(全6問)|FET増幅回路

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電験三種(第三種電気主任技術者)「理論」のうち、FET増幅回路の問題です(大分類:電子回路・重要度B)。一問一答3問 → 五肢択一3問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:B 難易度:★☆☆

問1:FETの相互コンダクタンスgmは、ドレイン電流の変化をゲート・ソース間電圧の変化で割った値である。

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正解:○

gm=ΔID/ΔVGS〔S〕です(ドレイン・ソース間電圧一定)。


重要度:B 難易度:★☆☆

問2:ソース接地FET増幅回路では、入力電圧と出力電圧が同相になる。

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正解:×

ゲート電圧が上がるとドレイン電流が増え、ドレイン抵抗の電圧降下が増えてドレイン電位が下がります。入力と出力は逆位相です。


重要度:B 難易度:★★☆

問3:自己バイアスのソース接地FET増幅回路で、ソース抵抗にバイパスコンデンサを並列に接続すると、交流に対して負帰還がかかり、電圧増幅度が下がる。

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正解:×

バイパスコンデンサは交流に対してソース抵抗を短絡するので、交流の負帰還がなくなり、電圧増幅度は下がりません(gmRDに近づく)。バイパスコンデンサを付けないと負帰還で増幅度が下がります。

五肢択一

重要度:B 難易度:★☆☆

問4:相互コンダクタンスgmが5mSのFETを使ったソース接地増幅回路で、ドレイン側の交流負荷抵抗が4kΩのとき、電圧増幅度の大きさの値として、正しいものはどれか。ただし、ソースは交流的に接地されており、FETのドレイン抵抗は十分大きいものとする。

  1. 0.8
  2. 2.0
  3. 4.0
  4. 9.0
  5. 20.0
【第4問:正解と解説】

正解:5

正解は5です。

|Av|=gm×RD=5×10⁻³×4×10³=20(出力は逆位相なので Av=−20)

1:誤り。負荷〔kΩ〕をgm〔mS〕で割った値です。

2:誤り。桁を誤った値です。

3:誤り。負荷抵抗〔kΩ〕の値をそのまま使った値です。

4:誤り。gm〔mS〕と負荷〔kΩ〕の和です。

5:正しい。


重要度:B 難易度:★☆☆

問5:自己バイアス回路のソース接地FET増幅回路で、ドレイン電流が2mA、ソース抵抗が1kΩである。ゲートは抵抗を通して接地され、ゲート電流は0とする。ゲート・ソース間の直流電圧VGS〔V〕の値として、正しいものはどれか。

  1. −2.0
  2. −1.0
  3. −0.5
  4. 0.0
  5. 2.0
【第5問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。

ゲート電位は0V、ソース電位はID×RS=2×10⁻³×1×10³=2V

VGS=0−2=−2.0V(ソース抵抗の電圧降下が逆バイアスになる)

1:正しい。

2:誤り。1/2にした値です。

3:誤り。IDをRSで割った値です。

4:誤り。ゲートの電位(0V)です。

5:誤り。符号が逆です(ソースの方が高い電位)。


重要度:B 難易度:★★☆

問6:相互コンダクタンスgmが5mSのFETを使ったソース接地増幅回路で、ドレイン側の交流負荷抵抗が4kΩ、ソース抵抗が200Ωであり、ソース抵抗にはバイパスコンデンサが接続されていない。電圧増幅度の大きさの値として、正しいものはどれか。ただし、FETのドレイン抵抗は十分大きいものとする。

  1. 21.0
  2. 20.0
  3. 19.0
  4. 10.0
  5. 5.0
【第6問:正解と解説】

正解:4

正解は4です。

ソース抵抗による負帰還があるので |Av|=gmRD/(1+gmRS)=(5×10⁻³×4×10³)/(1+5×10⁻³×200)=20/2=10.0

1:誤り。gm(RD+RS)とした値です。

2:誤り。ソース抵抗による負帰還を考えていない値です。

3:誤り。gm(RD−RS)とした値です。

4:正しい。

5:誤り。分母を1+2gmRSとした値です。

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