電験三種(第三種電気主任技術者)「電力」のうち、気体絶縁材料(SF6ガス)の問題です(大分類:電気材料・重要度B)。一問一答4問 → 五肢択一2問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。
一問一答(○×)
重要度:B 難易度:★☆☆
問1:SF6(六ふっ化硫黄)ガスは、無色・無臭で、不燃性のガスである。
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正解:○
SF6ガスは無色・無臭で、燃えない気体です(厚生労働省 職場のあんぜんサイト「六ふっ化硫黄」モデルSDS)。
重要度:B 難易度:★☆☆
問2:SF6ガスは空気より軽いため、漏れると上方へ拡散する。
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正解:×
SF6の分子量は約146で、空気の平均分子量(約29)より大きいため、空気より重く、漏れると低い所にたまります。
重要度:B 難易度:★☆☆
問3:SF6ガスは電子を捕らえやすい電気的負性ガスであり、消弧能力が高い。
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正解:○
SF6の分子は電子を捕らえて負イオンになりやすいため、放電やアークのもとになる自由電子が減り、絶縁耐力・消弧能力が高くなります。
重要度:B 難易度:★☆☆
問4:SF6ガスは地球温暖化係数が小さいため、温室効果ガスには当たらない。
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正解:×
SF6は地球温暖化係数が23,500(CO₂の23,500倍)と非常に大きい温室効果ガスです(環境省の資料)。
五肢択一
重要度:B 難易度:★☆☆
問5:次の文章の空欄(ア)〜(ウ)に当てはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
SF6ガスは電子を捕らえやすい(ア)ガスであり、同じ圧力の空気に比べて絶縁耐力が(イ)。また、分子量が空気より(ウ)ため、漏れると低い所にたまる。
- (ア)電気的負性 (イ)低い (ウ)大きい
- (ア)電気的負性 (イ)高い (ウ)小さい
- (ア)不活性 (イ)低い (ウ)小さい
- (ア)不活性 (イ)高い (ウ)大きい
- (ア)電気的負性 (イ)高い (ウ)大きい
【第5問:正解と解説】
正解:5
正解は5です。
1:誤り。SF6ガスの絶縁耐力は空気より高くなります。
2:誤り。SF6の分子量(約146)は空気(約29)より大きいです。
3:誤り。すべて誤りです。
4:誤り。電子を捕らえやすい性質を電気的負性といいます。
5:正しい。
重要度:B 難易度:★☆☆
問6:ガス絶縁開閉装置の点検中に、SF6ガスが2kg大気中に漏れた。SF6の地球温暖化係数を23,500とするとき、二酸化炭素に換算した排出量〔t〕の値として、最も近いものはどれか。
- 4.7
- 11.8
- 47.0
- 470.0
- 47,000.0
【第6問:正解と解説】
正解:3
正解は3です。
CO₂換算量=漏えい量×地球温暖化係数=2kg×23,500=47,000kg=47.0t
1:誤り。1t=10,000kgとして換算しています。
2:誤り。地球温暖化係数を漏えい量で割っています。
3:正しい。
4:誤り。1t=100kgとして換算しています。
5:誤り。kgのまま答えています。1t=1,000kgです。
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