電験三種(第三種電気主任技術者) 電力 一問一答・五肢択一(全8問)|比速度と回転速度

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電験三種(第三種電気主任技術者)「電力」のうち、比速度と回転速度の問題です(大分類:水力発電・重要度B)。一問一答5問 → 五肢択一3問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:B 難易度:★★☆

問1:水車の比速度とは、その水車と幾何学的に相似な水車を、落差1mで出力1kWを出すように運転したときの回転速度である。

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正解:○

比速度は相似則に基づく値で、相似な水車を落差1m・出力1kWに縮小(拡大)したときの回転速度を表します。水車の形式の特徴を示す指標になります。


重要度:B 難易度:★☆☆

問2:プロペラ水車は、ペルトン水車に比べて比速度が小さい。

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正解:×

比速度は、ペルトン水車<フランシス水車<斜流水車<プロペラ水車の順に大きくなります。プロペラ水車の比速度はペルトン水車より大きくなります。


重要度:B 難易度:★☆☆

問3:有効落差の高い地点ほど、比速度の大きい水車が用いられる。

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正解:×

比速度Ns=N·P^(1/2)/H^(5/4)はHが分母にあるため、高落差では比速度が小さくなります。高落差にはペルトン水車など比速度の小さい水車、低落差にはプロペラ水車など比速度の大きい水車を用います。


重要度:B 難易度:★☆☆

問4:周波数60Hz、極数12の同期発電機の回転速度は600min⁻¹である。

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正解:○

同期速度N=120f/p=120×60/12=600min⁻¹です。


重要度:B 難易度:★★☆

問5:ノズルが2個のペルトン水車の比速度は、水車全体の出力を用いて計算する。

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正解:×

比速度の式の出力Pは、ペルトン水車ではノズル1個当たりの出力を用います。ノズル2個なら全出力の1/2で計算します。

五肢択一

重要度:B 難易度:★★☆

問6:有効落差100m、出力20,000kW(ランナ1個当たり)、回転速度500min⁻¹の水車の比速度〔m·kW〕の値として、最も近いものはどれか。ただし、比速度Nsは、回転速度N〔min⁻¹〕、出力P〔kW〕、有効落差H〔m〕を用いてNs=N·P^(1/2)/H^(5/4)(P^(1/2)はPの1/2乗、H^(5/4)はHの5/4乗)で表される。

  1. 19
  2. 224
  3. 2,236
  4. 7,071
  5. 31,623
【第6問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。

P^(1/2)=√20,000≒141.4

H^(5/4)=100^(5/4)=100×100^(1/4)≒100×3.162=316.2

Ns=500×141.4/316.2≒224m·kW

1:誤り。Pを1/4乗しています。

2:正しい。

3:誤り。Hの5/4乗ではなく3/4乗で割っています。

4:誤り。Hの5/4乗ではなく1/2乗で割っています。

5:誤り。Pを1/2乗していません。


重要度:B 難易度:★★☆

問7:有効落差81m、出力(ランナ1個当たり)8,100kWの水車で、周波数60Hzの同期発電機を直結して運転する。この水車の比速度の上限を250m·kWとする。比速度Nsは、回転速度N〔min⁻¹〕、出力P〔kW〕、有効落差H〔m〕を用いてNs=N·P^(1/2)/H^(5/4)(P^(1/2)はPの1/2乗、H^(5/4)はHの5/4乗)で表される。
(a) 比速度の上限から求められる水車の最大の回転速度〔min⁻¹〕の値として、最も近いものはどれか。

  1. 2,025.0
  2. 675.0
  3. 92.6
  4. 75.0
  5. 7.5
【第7問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。

Ns=N·P^(1/2)/H^(5/4) より N=Ns·H^(5/4)/P^(1/2)

H^(5/4)=81×81^(1/4)=81×3=243、P^(1/2)=√8,100=90

N=250×243/90=675.0min⁻¹

1:誤り。Hの5/4乗ではなく3/2乗を掛けています。

2:正しい。

3:誤り。PとHを逆にしています。N=Ns·H^(5/4)/P^(1/2)です。

4:誤り。Hの5/4乗ではなく3/4乗を掛けています。

5:誤り。Pを1/2乗していません。


重要度:B 難易度:★★☆

問8:有効落差81m、出力(ランナ1個当たり)8,100kWの水車で、周波数60Hzの同期発電機を直結して運転する。この水車の比速度の上限を250m·kWとする。比速度Nsは、回転速度N〔min⁻¹〕、出力P〔kW〕、有効落差H〔m〕を用いてNs=N·P^(1/2)/H^(5/4)(P^(1/2)はPの1/2乗、H^(5/4)はHの5/4乗)で表される。
(b) この発電機の回転速度として選べる値のうち、最大のもの〔min⁻¹〕はどれか。ただし、極数は偶数とする。

  1. 514
  2. 600
  3. 675
  4. 720
  5. 900
【第8問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。

同期速度N=120f/p=7,200/p〔min⁻¹〕

(a)より N≦675min⁻¹ なので、7,200/p≦675 → p≧10.67

偶数の極数で最小は p=12 → N=7,200/12=600min⁻¹

1:誤り。極数14の回転速度(7,200/14≒514)です。上限以下ですが、極数12の600の方が大きく、最大ではありません。

2:正しい。

3:誤り。(a)の上限値そのものです。同期発電機は120f/pの回転速度でしか運転できず、675min⁻¹となる偶数の極数はありません。

4:誤り。極数10の回転速度(7,200/10=720)です。上限675min⁻¹を超えます。

5:誤り。極数8の回転速度(7,200/8=900)です。上限675min⁻¹を超えます。

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