電験三種(第三種電気主任技術者) 法規 一問一答・五肢択一(全12問)|分散型電源の系統連系(低圧・高圧連系の施設要件と保護装置)

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電験三種(第三種電気主任技術者)「法規」のうち、分散型電源の系統連系(低圧・高圧連系の施設要件と保護装置)の問題です(大分類:分散型電源の系統連系・重要度A)。一問一答8問 → 五肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★★☆

問1:単相3線式の低圧の電力系統に分散型電源を連系する場合において、負荷の不平衡により中性線に最大電流が生じるおそれがあるときは、負荷及び分散型電源の並列点よりも系統側に、3極に過電流引き外し素子を有する遮断器を施設する。

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正解:○

電技解釈第226条第1項のとおりです。


重要度:A 難易度:★★☆

問2:低圧の電力系統に逆変換装置を用いずに分散型電源を連系する場合は、逆変換装置を用いて連系する場合と同等の単独運転検出及び解列ができる場合を除き、逆潮流を生じさせてはならない。

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正解:○

電技解釈第226条第2項のとおりです。


重要度:A 難易度:★★☆

問3:低圧の電力系統に分散型電源を連系する場合に、保護リレー等により検出して分散型電源を自動的に解列すべき異常には、連系している電力系統の高低圧混触事故は含まれない。

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正解:×

連系している電力系統の短絡事故・地絡事故とともに、高低圧混触事故も含まれます(電技解釈第227条第1項第一号ロ)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問4:一般送配電事業者が運用する電力系統において再閉路が行われる場合、分散型電源は、再閉路が行われた後に速やかに電力系統から解列されればよい。

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正解:×

再閉路が行われる場合は、当該再閉路時に、分散型電源が電力系統から解列されていなければなりません(電技解釈第227条第1項第二号・第229条第1項第二号)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問5:高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合、発電電圧の異常上昇は過電圧リレーにより検出する。

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正解:○

電技解釈229-1表のとおりです(分散型電源自体の保護用のリレーで検出・保護できる場合は省略できます)。


重要度:A 難易度:★★☆

問6:高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合、系統側の地絡事故は、不足電圧リレーにより検出する。

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正解:×

高圧連系の系統側地絡事故は、地絡過電圧リレーにより検出します(電技解釈229-1表)。不足電圧リレーは発電電圧の異常低下や系統側短絡事故の検出に用います。


重要度:A 難易度:★★☆

問7:高圧の電力系統に逆潮流無しで分散型電源を連系する場合は、原則として逆電力リレーを設置する。

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正解:○

電技解釈229-1表のとおりです。


重要度:A 難易度:★★☆

問8:高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合は、保護装置の施設等により分散型電源と電力系統との協調をとることができる場合を除き、分散型電源を連系する配電用変電所の配電用変圧器において、逆向きの潮流を生じさせないこと。

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正解:○

電技解釈第228条のとおりです。

五肢択一

重要度:A 難易度:★★☆

問9:電気設備の技術基準の解釈に基づき、高圧の電力系統に分散型電源を連系する場合の保護リレー等について、次の文章の(ア)〜(ウ)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
発電電圧の異常低下は(ア)により、系統側の地絡事故は(イ)により検出する。また、逆潮流無しで連系する場合は、単独運転の検出のため(ウ)を設置する。

  1. (ア)過電圧リレー (イ)地絡過電圧リレー (ウ)逆電力リレー
  2. (ア)不足電圧リレー (イ)過電流リレー (ウ)周波数上昇リレー
  3. (ア)過電圧リレー (イ)過電流リレー (ウ)逆電力リレー
  4. (ア)不足電圧リレー (イ)地絡過電圧リレー (ウ)周波数上昇リレー
  5. (ア)不足電圧リレー (イ)地絡過電圧リレー (ウ)逆電力リレー
【第9問:正解と解説】

正解:5

正解は5です(電技解釈229-1表)。

1:誤り。(ア)は「不足電圧リレー」です。

2:誤り。(イ)は「地絡過電圧リレー」、(ウ)は「逆電力リレー」です。

3:誤り。(ア)は「不足電圧リレー」、(イ)は「地絡過電圧リレー」です。

4:誤り。(ウ)は「逆電力リレー」です。周波数上昇リレーは逆潮流有りの場合に設置します。

5:正しい。


重要度:A 難易度:★★☆

問10:電気設備の技術基準の解釈に基づき、高圧の電力系統に逆潮流有りで分散型電源を連系する場合の単独運転対策について、次のうち誤っているものはどれか。

  1. 単独運転検出装置は、受動的方式のみで構成されたものであってもよい。
  2. 単独運転を検出するため、原則として周波数上昇リレー及び周波数低下リレーを設置する。
  3. 周波数上昇リレー・周波数低下リレーのほか、転送遮断装置又は単独運転検出装置を設置する。
  4. 転送遮断装置は、分散型電源を連系している配電線の配電用変電所の遮断器の遮断信号を、電力保安通信線又は電気通信事業者の専用回線で伝送し、分散型電源を解列することのできるものとする。
  5. 単独運転検出装置は、頻繁な不要解列を生じさせない検出感度のものとする。
【第10問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。単独運転検出装置は、能動的方式を1方式以上含むものとします(電技解釈229-1表※6)。

1:誤り。能動的方式を1方式以上含むことが必要です。

2:正しい。電技解釈229-1表(専用線と連系する場合は周波数上昇リレーを省略できます)。

3:正しい。同表。

4:正しい。同表※5。

5:正しい。同表※6(2)。


重要度:A 難易度:★★★

問11:電気設備の技術基準の解釈に定める分散型電源の系統連系について、次のA〜Eのうち、正しいものはいくつあるか。
A 低圧の電力系統に連系する場合に、分散型電源を自動的に解列すべき異常には、分散型電源の単独運転又は逆充電が含まれる。
B 低圧の電力系統に逆変換装置を用いずに連系する場合でも、逆変換装置を用いて連系する場合と同等の単独運転検出及び解列ができるときは、逆潮流を生じさせることができる。
C 単相3線式の低圧の電力系統に連系する場合に、負荷の不平衡に備えて施設する遮断器は、2極に過電流引き外し素子を有するものでよい。
D 高圧の電力系統に連系する場合において、分散型電源の出力が受電電力に比べて極めて小さいときは、低圧の電力系統に連系する場合の規定に準じることができる。
E 一般送配電事業者が運用する電力系統において再閉路が行われる場合は、当該再閉路時に、分散型電源が電力系統から解列されていなければならない。

  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ
  5. 5つ
【第11問:正解と解説】

正解:4

正解は4(A・B・D・Eの4つが正しい)です。

A:正しい。電技解釈第227条第1項第一号ハ。

B:正しい。同解釈第226条第2項ただし書。

C:誤り。3極に過電流引き外し素子を有する遮断器を施設します(同解釈第226条第1項)。

D:正しい。同解釈第232条第1項。

E:正しい。同解釈第227条第1項第二号・第229条第1項第二号。


重要度:A 難易度:★★☆

問12:電気設備の技術基準の解釈に定める分散型電源の系統連系について、次のうち正しいものはどれか。

  1. 高圧の電力系統に連系する場合、配電用変電所の配電用変圧器において逆向きの潮流が生じることは、いかなる場合も認められない。
  2. 高圧の電力系統に連系する場合、発電電圧の異常低下は不足電圧リレーにより検出する。
  3. 高圧の電力系統に同期発電機を連系する場合、系統側短絡事故の検出のため周波数上昇リレーを設置する。
  4. 高圧の電力系統に連系する場合、発電電圧の異常上昇は不足電圧リレーにより検出する。
  5. 特別高圧の電力系統に連系する場合は、分散型電源の出力の大小にかかわらず、低圧又は高圧の電力系統に連系する場合の規定に準じることはできない。
【第12問:正解と解説】

正解:2

正解は2です(電技解釈229-1表)。

1:誤り。保護装置の施設等により協調をとることができる場合は除かれます(同解釈第228条ただし書)。

2:正しい。

3:誤り。同期発電機を用いる場合は、短絡方向リレーを設置します(同解釈229-1表※10)。

4:誤り。発電電圧の異常上昇は過電圧リレーで検出します。

5:誤り。分散型電源の出力が受電電力に比べて極めて小さいときは、低圧又は高圧の連系の規定に準じることができます(同解釈第232条第2項)。

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