問1
材料費を直接材料費と間接材料費に分ける基準として正しいものを1つ選びなさい。
A. 金額が大きいものが直接材料費、金額が小さいものが間接材料費である
B. 品目の名称によってあらかじめ区分が決まっている
C. 特定の製品にいくら使ったかを直接たどれるものが直接材料費、複数の製品に共通して使われ直接たどれないものが間接材料費である
D. 外部から購入したものが直接材料費、社内で製造したものが間接材料費である
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解答・解説
正答: C
正答理由:直接材料費と間接材料費の区分は、製品との関連による分類です。ある特定の製品にいくら使ったかを個別にたどれるものが直接材料費、複数の製品に共通して使われてどの製品にいくらかを直接たどれないものが間接材料費です。
誤答理由
- A:金額の大小による区分ではありません。金額が小さくても特定の製品にたどれれば直接材料費です。
- B:品目の名称であらかじめ決まるものではありません。同じ品目でも、特定の製品に使えば直接材料費、複数の製品に共通して使えば間接材料費になります。使い方によって区分が変わります。
- D:購入したか社内で製造したかによる区分ではありません。入手の方法と、製品にたどれるかどうかは別のことです。
問2
材料の購入原価に含めるものの組合せとして正しいものを1つ選びなさい。
A. 購入代価、引取費用、予定配賦した内部材料副費
B. 購入代価のみ
C. 購入代価と引取費用のみで、内部材料副費は含めない
D. 引取費用と内部材料副費のみで、購入代価は含めない
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解答・解説
正答: A
正答理由:材料の購入原価は、材料そのものの代金である購入代価に、引き取るために外部へ支払った引取費用と、社内で発生する費用を割り当てた内部材料副費(予定配賦額)を加えたものです。
購入原価 = 購入代価 + 引取費用 + 予定配賦した内部材料副費
誤答理由
- B:購入代価だけでは、材料を使える状態にするまでにかかった費用が反映されません。付随してかかった費用も購入原価に含めます。
- C:内部材料副費も購入原価に含めます。購入事務や検収、保管などにかかる社内の費用も、材料を受け入れるために必要な費用だからです。
- D:購入代価は購入原価の中心となる要素です。これを除くことはできません。
問3
引取費用と内部材料副費の違いとして正しいものを1つ選びなさい。
A. 引取費用は購入原価に含めるが、内部材料副費は購入原価に含めない
B. 引取費用は予定配賦した金額を購入原価に含め、内部材料副費は実際額を含める
C. どちらも実際額を購入原価に含めるため、扱いに違いはない
D. 引取費用は実際額を購入原価に含め、内部材料副費は予定配賦した金額を含める
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解答・解説
正答: D
正答理由:どちらも購入原価に含めますが、含める金額の決め方が異なります。引取費用は材料を引き取るために外部へ支払った運賃や保険料などで、実際にかかった金額をそのまま購入原価に加えます。内部材料副費は購入事務や検収など社内で発生する費用で、あらかじめ決めた率で割り当てた予定配賦額を購入原価に加えます。
誤答理由
- A:内部材料副費も購入原価に含めます。含めないのではなく、含める金額が予定配賦額である点が引取費用と異なります。
- B:2つの説明が入れ替わっています。予定配賦するのは内部材料副費のほうです。
- C:どちらも購入原価に含める点は共通ですが、引取費用は実際額、内部材料副費は予定配賦額であり、扱いに違いがあります。
問4
内部材料副費の予定配賦について正しいものを1つ選びなさい。
A. 予定配賦の基礎は購入代価に限られ、購入数量を基礎とすることはできない
B. 予定配賦の基礎には購入代価基準と購入数量基準があり、購入代価基準では購入代価に予定配賦率を掛け、購入数量基準では購入数量に予定配賦単価を掛ける
C. 予定配賦は期末に実際発生額が確定してから行う
D. 予定配賦した金額は購入原価に含めず、材料副費勘定に残したままにする
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解答・解説
正答: B
正答理由:予定配賦の基礎には2通りあります。購入代価基準では 購入代価 × 予定配賦率、購入数量基準では 購入数量 × 予定配賦単価 で予定配賦額を求めます。どちらの基礎によるかは問題文で示されるため、必ず確認します。
誤答理由
- A:購入数量を基礎とすることもできます。基礎が2通りあることが、この論点の要点です。
- C:予定配賦は購入のつど行います。材料の購入時点では期間全体の実際発生額が未確定の場合があるため、実際額の確定を待たずに受入れの記帳ができるようにあらかじめ決めた率で割り当てます。
- D:予定配賦した金額は購入原価に含めます。仕訳では借方に材料、貸方に材料副費を記入し、材料勘定の金額が予定配賦額の分だけ増えます。
問5
材料副費差異について正しいものを1つ選びなさい。
A. 材料副費差異は「実際発生額-予定配賦額」で求め、正なら有利差異で材料副費差異勘定の借方に記入する
B. 材料副費差異は「予定配賦額-実際発生額」で求め、正なら不利差異で材料副費差異勘定の借方に記入する
C. 材料副費差異は「予定配賦額-実際発生額」で求め、正なら有利差異で材料副費差異勘定の貸方に、負なら不利差異で借方に記入する
D. 材料副費差異は有利・不利にかかわらず、つねに材料副費差異勘定の借方に記入する
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解答・解説
正答: C
正答理由:材料副費差異は次の式で求めます。
材料副費差異 = 予定配賦額 - 実際発生額
計算した値が正なら、予定配賦額のほうが実際発生額より多かったことを意味し、有利差異です。このとき材料副費差異勘定には貸方に記入します。値が負なら実際発生額のほうが多かったことになり、不利差異で借方に記入します。
誤答理由
- A:式が逆です。「予定配賦額-実際発生額」で求めます。また有利差異は貸方に記入します。
- B:式は正しいものの、正の場合を不利差異・借方としています。正は有利差異で貸方です。
- D:有利か不利かによって記入する側が変わります。つねに借方になるわけではありません。