手形の2級論点(裏書譲渡・割引・更改・不渡り・営業外手形) 一問一答 第6問〜第8問

問6

額面 ¥800,000 の受取手形を割り引いた。割引率は年5%、割引日数は72日、基準日数は360日である。このとき生じる手形売却損はいくらか。1つ選びなさい。

A. ¥8,000
B. ¥40,000
C. ¥4,000
D. ¥792,000

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解答・解説

正答:A

正答理由

割引料 = 額面 × 割引率 × (割引日数 ÷ 基準日数)
       = ¥800,000 × 5% × (72日 ÷ 360日)
       = ¥800,000 × 0.05 × 0.2
       = ¥8,000

検算:手取額 ¥792,000 + 手形売却損 ¥8,000 = ¥800,000 = 額面 ✓

誤答理由

  • B(¥40,000):¥800,000 × 5% = ¥40,000。年間の金額をそのまま用いた誤りです。割引日数による按分を行っていません。
  • C(¥4,000):¥800,000 × 0.5% = ¥4,000。割引率を10分の1として計算した誤りです。率の桁を確認してください。
  • D(¥792,000):¥800,000 - ¥8,000 = ¥792,000。これは手取額であり、手形売却損ではありません。

割引日数72日と基準日数360日は問題文に示されています。 基準日数を自分で決める必要はありません。


問7

保有する受取手形 ¥600,000 について、支払期日の延長を承諾し、延長期間の利息 ¥9,000 を新しい手形の金額に含めて更改した。新しい受取手形の金額はいくらか。1つ選びなさい。

A. ¥609,000
B. ¥600,000
C. ¥591,000
D. ¥9,000

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解答・解説

正答:A

正答理由

利息を新しい手形の金額に含めるため、旧手形の金額に利息を加えます。

新手形の金額 = ¥600,000 + ¥9,000 = ¥609,000

このときの仕訳は次のとおりです。

受取手形(新)609,000  /  受取手形(旧)600,000
                          受取利息        9,000

誤答理由

  • B(¥600,000):旧手形の金額そのままです。利息を新しい手形に含めるという条件を反映していません。
  • C(¥591,000):¥600,000 - ¥9,000 = ¥591,000。利息を差し引いた誤りです。利息は受け取る側にとって収益であり、新しい手形の金額を増やします。
  • D(¥9,000):利息そのものです。新しい手形の金額ではありません。

問8

次の2件の取引で用いる勘定の組合せとして正しいものを1つ選びなさい。

  • 取引① 機械装置を購入し、代金として約束手形を振り出した(すでに未払金を計上済み)
  • 取引② 銀行から金銭を借り入れ、その証として約束手形を振り出した

A. ①営業外支払手形 / ②手形借入金
B. ①手形借入金 / ②営業外支払手形
C. ①支払手形 / ②営業外支払手形
D. ①営業外支払手形 / ②支払手形

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解答・解説

正答:A

正答理由

もとの取引の性質で勘定が分かれます。

取引 もとの取引 使用する勘定
① 機械装置の購入=商品売買以外の取引 営業外支払手形
② 金銭の借入=資金の調達 手形借入金
① 未払金 ×××  /  営業外支払手形 ×××
② 当座預金 ×××  /  手形借入金 ×××

誤答理由

  • B:①と②が入れ替わっています。機械装置の購入は借入ではなく、金銭の借入は固定資産の購入ではありません。
  • C:①を支払手形としている点が誤りです。支払手形は商品の仕入から生じた債務に用います。機械装置の購入は商品売買ではありません。
  • D:②を支払手形としている点が誤りです。金銭の借入は商品の仕入ではなく、手形借入金を用います。

手形を振り出したという事実は3つとも共通ですが、もとの取引が「商品の仕入」「商品売買以外の購入」「金銭の借入」のどれかで勘定が分かれます。


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