危険物取扱者 乙4 物理・化学 一問一答・五肢択一(全12問)|静電気・帯電・放電

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危険物取扱者 乙4「物理・化学」のうち、静電気・帯電・放電の問題です(大分類:物理・重要度A)。一問一答8問 → 五肢択一4問の順に解き、解答・解説は各問題の下を開いて確認してください。

一問一答(○×)

重要度:A 難易度:★★☆

問1:摩擦による帯電は、物体間で陽子が移動することによって起こる。

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正解:×

帯電は物体間で電子が移動するために起こります。陽子は移動しません。


重要度:A 難易度:★☆☆

問2:摩擦などで電子を受け取った物体は、負に帯電する。

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正解:○

電子を受け取った側が負に、電子を失った側が正に帯電します。


重要度:A 難易度:★☆☆

問3:同じ符号の電荷どうしは引き合い、異なる符号の電荷どうしは反発し合う。

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正解:×

逆です。同じ符号の電荷どうしは反発し(斥力)、異なる符号の電荷どうしは引き合います(引力)。


重要度:A 難易度:★★☆

問4:静電誘導は、帯電体を導体に接触させなくても、近づけるだけで起こる。

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正解:○

静電誘導は、帯電体を導体に近づけるだけで起こります(導体中の自由電子が移動するため)。


重要度:A 難易度:★☆☆

問5:電気の不良導体は、発生した静電気が逃げにくく蓄積しやすい。

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正解:○

導電率が小さい不良導体は静電気が逃げにくく蓄積しやすいです。第4類の危険物には電気の不良導体が多くあります。


重要度:A 難易度:★☆☆

問6:液体が配管内を流れるときの帯電量は、流速が遅いほど大きい。

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正解:×

流動帯電の帯電量は流速が速いほど大きくなります。


重要度:A 難易度:★☆☆

問7:静電気による事故は、空気が乾燥して湿度が低い時期に多く発生する。

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正解:○

空気が乾燥している(湿度が低い)と静電気が発生・蓄積しやすく、静電気事故は湿度が低い時期に多く発生します。


重要度:A 難易度:★☆☆

問8:導体を接地(アース)すると、発生した電荷が導体に蓄積しやすくなる。

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正解:×

導体を接地すると、発生した電荷が大地へ逃げて蓄積しません。

五肢択一

重要度:A 難易度:★☆☆

問9:静電気と帯電について、次のうち正しいものはどれか。

  1. 電気量の単位はボルト〔V〕である。
  2. 物体間で電荷のやりとりがあると、電気量の総和は増加する。
  3. 導体に帯電体を近づけると、導体の帯電体に近い側には、帯電体と異種の電荷が現れる。
  4. 2つの異なる物体をこすり合わせると、両方とも正に帯電する。
  5. 不導体(絶縁体)の内部では電子が自由に動くので、電気をよく通す。
【第9問:正解と解説】

正解:3

正解は3です。静電誘導により、導体の帯電体に近い側には異種の電荷、遠い側には同種の電荷が現れます。

1:誤り。電気量の単位はボルトではなくクーロン〔C〕です。

2:誤り。電荷のやりとりがあっても電気量の総和は変わりません(電気量保存の法則)。

3:正しい。

4:誤り。一方は正に、他方は負に帯電します。

5:誤り。電子が自由に動いて電気を通すのは導体(金属など)で、不導体は電気を通しにくいです。


重要度:A 難易度:★★☆

問10:静電気の発生と放電について、次のうち誤っているものはどれか。

  1. 液体をフィルタに通すと、接触面積が増えて帯電が大きくなる。
  2. 可燃性ガス・蒸気の最小着火エネルギーは非常に大きいため、静電気の放電で着火することはない。
  3. 物体どうしが接触して離れる(分離する)ときに、電荷が分かれて帯電する。
  4. 人体も帯電する。
  5. ボンディングは、接続した導体どうしを同じ電位にして、火花放電を防ぐ方法である。
【第10問:正解と解説】

正解:2

正解は2です。可燃性ガス・蒸気の最小着火エネルギーは約0.001〜1mJと非常に小さく、静電気の放電でも着火し得ます。

1:正しい。

2:誤り。最小着火エネルギーは「非常に小さい」ため、静電気の放電でも着火し得ます。

3:正しい。液体と管壁の接触・分離でも起こります。

4:正しい。

5:正しい。直接接地することが難しい場合に、近くの接地した導体と導線で接続します。


重要度:A 難易度:★★☆

問11:静電気の放電と着火について、次のA〜Eのうち、正しいものはいくつあるか。
A 帯電した物体が放電するときのエネルギーEは、静電容量をC、電位をVとすると、E=½CV²で表される。
B 可燃性蒸気と空気が燃焼範囲内で混合されているところで、最小着火エネルギー以上の放電エネルギーが与えられると、着火するおそれがある。
C 帯電した金属と周囲の金属との間で起こる火花放電は、放電エネルギーが大きく、可燃性ガス・蒸気の爆発・火災の原因となりやすい。
D ガソリン蒸気の最小着火エネルギーは約20mJなので、人体からの放電で着火することはない。
E 物体の電荷を検出する装置として、箔検電器がある。

  1. 1つ
  2. 2つ
  3. 3つ
  4. 4つ
  5. 5つ
【第11問:正解と解説】

正解:4

正解は4(A・B・C・Eの4つが正しい)です。

A:正しい。

B:正しい。最小着火エネルギーは、濃度や放電の条件によって変わる、最も着火しやすい条件での値です。蒸気濃度が燃焼範囲内にあり、それ以上のエネルギーの放電があると着火するおそれがあります。

C:正しい。火花放電は可燃性ガス・蒸気の爆発・火災原因の過半数を占めます。

D:誤り。ガソリン蒸気の最小着火エネルギーは約0.20mJです。セルフ給油の事故検証では、人体の放電エネルギーは約0.97mJ(½×150×10⁻¹²×3,600²)で、その約4.9倍にあたり、着火し得ます。

E:正しい。


重要度:A 難易度:★★☆

問12:次の文の(A)〜(C)に当てはまる語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「摩擦で帯電するのは物体間で(A)が移動するためで、(A)を失った側は(B)に帯電する。導体に発生した静電気の蓄積を防ぐには、導体を(C)する。」

  1. A:電子 B:正 C:接地
  2. A:陽子 B:負 C:接地
  3. A:電子 B:負 C:絶縁
  4. A:陽子 B:正 C:絶縁
  5. A:電子 B:負 C:接地
【第12問:正解と解説】

正解:1

正解は1です。帯電は電子の移動によって起こり、電子を失った側は正に帯電します。導体を接地すると電荷が大地へ逃げて蓄積しません。

1:正しい。

2:誤り。移動するのは陽子ではなく電子で、電子を失った側は負ではなく正に帯電します。

3:誤り。Bは正、Cは接地です。

4:誤り。Aは電子、Cは接地です。

5:誤り。電子を失った側は負ではなく正に帯電します。

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