簿記2級の通信講座はクレアール?独学との違い・料金・給付制度を解説

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簿記3級については、当サイトでは「まず独学から始めて問題ありません」とお伝えしています。市販教材は1〜2冊・合計数千円程度で揃えられ、学習時間の目安も100〜120時間だからです。

ただし2級は、判断の前提が変わります。

結論|2級は「独学一択」とは言えません

2級が3級と違うのは、次の3点です。

3級 2級
科目 商業簿記のみ 商業簿記+工業簿記
市販教材の冊数 1〜2冊 2〜4冊
学習時間の目安 100〜120時間 250〜300時間

※学習時間はクレアールが各コースの目安として公表している数値です。

商業簿記は3級の発展ですが、工業簿記は新しく学ぶ分野です。原価計算という考え方そのものが初めてになるため、2級では学習量だけでなく、理解すべき内容の幅も広がります。学習時間の目安も2倍以上です。

それでも、市販教材だけで合格している人は大勢います。「講座が必須」ではありません。ただし3級のときほど気軽に「まず独学で」とは言いにくい、というのが実際のところです。

判断のポイントは3つです

  1. 3級の独学がどうだったか(順調だったなら2級も独学で進める可能性が高い)
  2. 工業簿記に時間を割けるか(新分野なので、つまずくと止まりやすい)
  3. 教育訓練給付制度を使えるか(2級の講座は対象になる場合があります)

独学と通信講座の違い

独学(市販教材) 通信講座
費用 数千円程度 数万円
学ぶ形 自分で読む 講義動画を視聴する
工業簿記 テキストを自力で読み解く 講義で流れを追える
疑問点 自分で調べる 質問できる場合が多い
答案練習 必要に応じて予想問題集などを追加 答練・模試が含まれる場合がある
給付制度 対象外 対象になる講座がある

最終行は2級の講座を検討するうえでのポイントです。講座によっては教育訓練給付制度の対象になる場合があります。条件を満たせば、実質的な負担額が変わります。

クレアール 2級パックの中身

クレアールはWeb通信を中心とした資格講座です。簿記2級の合格を目指す基本のコースが「2級パック」です。

公式情報によると、構成は次のとおりです。

インプット 113単元(60時間程度)
アウトプット 4回(直前答練・公開模試)
平均学習時間 250〜300時間
製本教材 商業簿記・工業簿記それぞれの
テキスト/問題集/講義ノート(計6冊)
ダウンロード教材 2級直前答練/2級公開模試(問題・解答解説)
試験形式 ネット試験対応
受講期限 1年間保証制度(申込月から1年間)
一般価格 53,000円(入学金・教材費・消費税・送料込み)

※一般価格は2026年9月時点の公式表示です。割引キャンペーンが実施される時期があるため、実際の受講料は公式サイトでご確認ください。

3級に落ちていても受講できます

対象者について、公式には「簿記3級修了者(合否は問いません)」と案内されています。

つまり3級を受験して不合格だった方でも、3級の学習を終えていれば2級パックを受講できます。3級に合格していないと2級に進めないと思い込んでいる方が時々いますが、そもそも日商簿記2級の受験自体に3級合格は不要です。

製本教材が6冊届きます

商業簿記と工業簿記それぞれに、テキスト・問題集・講義ノートの3冊が用意されます。合計6冊です。

市販教材で揃える場合、シリーズによっては教科書2冊+問題集2冊の計4冊が必要になります。加えて予想問題集を足すと5冊です。講座の6冊という数字は、2級という試験の分量からすれば妥当な範囲といえます。

答案練習が含まれています

直前答練と公開模試が計4回分、ダウンロード教材として用意されています。市販教材で独学する場合、使用教材に模試が含まれていないときや、さらに演習量を増やしたいときは、予想問題集などを追加することになります。

2級は試験時間90分に対して問題のボリュームが大きく、時間配分と解く順序が得点を左右します。本番形式の演習が最初から組み込まれている点は、講座の実利がわかりやすい部分です。

受講期限は1年間です

クレアールには1年間保証制度があります。公式サイトでは、申込月から1年間はWeb講義を受講でき、質問を含むサポート体制も利用できると案内されています。

たとえば2026年9月に申し込んだ場合、2027年9月末まで受講を継続できるという説明です。「試験を受けられなかった」「合格できなかった」場合の受け皿になります。

2級は平均250〜300時間が目安とされる試験です。働きながら学習する場合、半年では終わらないこともあります。1年という期間は現実的な設定です。

教育訓練給付制度の対象コースがあります

クレアールの2級パックには、教育訓練給付制度の対象コースが用意されています。一方、3級パックには公式ページ上、対象コースである旨の表示がありません。

教育訓練給付制度は、一定の条件を満たす方が対象講座を修了した場合に、受講料の一部がハローワークから支給される制度です。条件を満たせば、実質的な負担額が変わります。

申込前に必ず確認してください

クレアールの公式情報によると、教育訓練給付制度対象の2級パック(訓練期間6ヶ月)を申し込んだ場合、訓練期間中に支給要件となる全ての答案(直前答練・公開模試)を提出する必要があります。修了認定基準として、提出する答案すべてに60%以上の得点が必要で、下回った場合は再提出となります。

また、給付の対象になるかどうかは雇用保険の加入期間など個人の条件によって決まります。支給率や条件は制度改正で変わることもあります。利用を検討する場合は、申込前にハローワークと公式サイトの両方でご確認ください。なお、通常コースと給付制度対象コースは申込区分が分かれているため、制度の利用を予定している方は、申込前に対象コースの選択方法をご確認ください。

受講料をどう考えるか

2級パックの一般価格は53,000円です。市販教材で独学する場合は数千円で済むので、金額としては大きな差があります。

同じクレアールでも、3級パックの一般価格は16,000円です。2級はその3倍以上の設定になっています。学習量が2.5倍に増え、製本教材も6冊になることを考えれば説明はつきますが、決して小さな金額ではありません。

差額に何を求めるか

この差額で得られるのは、講義動画・製本教材一式・答案練習・質問対応・1年間の受講期限です。逆にいえば、3級を独学で順調に終えられて、工業簿記も自力で読み進められる見込みがあるなら、独学も十分に有力な選択肢です。まず市販教材を1冊買って、工業簿記の最初の章を読んでみるのが、いちばん確実な判断方法です。

3級をまだ学習していない方へ

簿記がまったく初めての方には、3級と2級をまとめて学ぶコースも用意されています。

クレアールには「3・2級マスター」があり、3級・2級それぞれの単元別インプット講義に加えて、直前答練・公開模試・ネット試験予想問題が含まれます。インプットのみに絞った「3・2級講義パック」もあります。

どちらも受講期限は2年間です。3・2級マスターは答練・模試まで含み、3・2級講義パックはインプット中心の構成という違いがあります。2級パックの1年間より長いので、働きながら学習する方には選択肢になります。

最初から2級まで取ると決めているなら、3級パックを受けてから2級パックを買い足すより、まとめて申し込むほうが有利になる場合があります。ただし割引キャンペーンの内容によって変わるため、料金・受講期限・カリキュラムをその時点の条件で比較してください。

向いている人・向いていない人

クレアールが向いている人

  • 工業簿記をテキストだけで読み進められる自信がない
  • 3級の独学で行き詰まった経験がある
  • 教育訓練給付制度を利用できる条件を満たしている
  • 答案練習まで含めて一式で揃えたい
  • 疑問点を質問できる環境が欲しい
  • 働きながらで、学習期間が長引く可能性がある

独学のほうが合う人

  • 3級を市販教材で順調に合格できた
  • 費用をできるだけ抑えたい
  • 自分でスケジュールを管理できる
  • 実務で経理に触れている
  • まず2級がどんな内容か試してみたい段階
正直に書いておきます

簿記2級は、市販のテキストと問題集だけで合格している人が大勢います。「講座を受けないと受からない試験」ではありません。独学より費用がかかる点は事実なので、まず無料教材や市販テキストで工業簿記に触れてみて、自分に合わないと感じたときに講座を検討する、という順番でも遅くありません。

申し込む前に、無料で試せることがあります

いきなり申し込む必要はありません。クレアールには無料で確認できる手段が用意されています。

① サンプル講義動画

実際の講義がどんな雰囲気か、公式サイトで視聴できます。講義のテンポや講師の話し方が自分に合うかは、文章の説明では分かりません。ここが最も重要な確認ポイントです。

② サンプル教材

使用するテキストの一部を閲覧できます。市販のテキストと比べて、レイアウトや説明の密度が自分に合うか確認できます。工業簿記のテキストを見ておくと、判断材料になります。

③ 無料の資料請求

講座パンフレットが無料で届きます。あわせて割引情報も案内されるため、実際の受講料を知るにはこれが確実です。前述のとおり割引は時期によって変わるので、検討中なら先に取り寄せておくと判断がしやすくなります。

また、教育訓練給付制度の対象になるかどうかを相談したい場合は、資料請求とあわせて問い合わせるのが確実です。電話とネットでの受講相談も受け付けています。

クレアール簿記検定講座の詳細を確認する

講座パンフレットと割引情報が無料で届きます。→ クレアール簿記検定講座の公式サイトへ

クレアール

資料請求は無料です。最新の受講料・キャンペーン内容は公式サイトでご確認ください。

簿記2級試験の基本情報

出題科目 商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)
配点 商業簿記60点+工業簿記40点=100点
合格基準 70点以上(科目ごとの足切りはなし)
試験時間 90分
受験方式 統一試験(年3回)/ネット試験(随時)
受験資格 制限なし(3級合格は不要)

2027年度の出題区分表改定にご注意ください

日本商工会議所は、2027年度から日商簿記検定の出題区分表を改定することを公表しています。新しい出題区分表は、2027年4月1日から統一試験・団体試験・ネット試験のすべてに適用されます。統一試験では、2027年6月実施回が最初の対象となります。

2級についても、紙媒体による手形・小切手に関する規定の削除など、出題範囲に変更があります。

学習期間が改定をまたぐ場合

クレアールには1年間保証制度がありますが、受講中に出題区分が改定された場合の教材・講義の対応範囲については、申込前に公式サイトへ直接ご確認ください。2027年4月以降の受験を予定している方は、この点を確認しておくと安心です。

まずは無料の教材から始められます

資格スマートラーニングでは、日商簿記2級のテキスト・一問一答・問題演習を無料で公開しています。

講座を申し込む前に、まず無料教材で工業簿記に触れてみてください。原価計算の考え方が入ってくるなら独学でも進められますし、逆に最初の段階でつまずくようなら、講義動画のある講座を検討する判断材料になります。

市販のテキストで独学する場合

独学で進めると決めた方は、テキスト選びの記事もあわせてご覧ください。商業簿記と工業簿記をどう揃えるかを、シリーズごとの必要冊数とあわせてまとめています。

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掲載内容について

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最終更新日:2026年9月18日

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